NEBULA-ECHONIGHT-とは、2004年1月22日にPlayStation 2で発売されたホラー・アドベンチャー・ゲームである。北米では『Echo Night: Beyond』のタイトルでリリースされた。
概要
フロム・ソフトウェアより発売された『エコーナイト』シリーズの三作目。
今までは1900年代のお話だったが、今作では2044年と、一気に未来の話になった。
石の呪いは幽霊船から洋館、そしてついに宇宙に到達してしまった。宇宙が舞台の幽霊ものという珍しいジャンルとなっている。
施設内を漂う奇妙な霧は死者の魂を邪悪なものへと変えてしまう効果がある。霧さえ晴れていれば幽霊は無害。このため、今まではブレーカーを修理して電気をつけることから始めるゲームだったが、今回、新しく足を踏み入れたエリアでは、モニター室で幽霊と緑色の魂の痕跡をチェックし過去を見つめ換気、というのが主な流れ。
ダメージを受ける機会や即死ポイントが前二作と比べ大きく増加した。左下に表示される心拍数が300を超えると死亡。[1]
緑の痕跡から過去を見つめ、霧を除去し悪霊を亡霊に変えてからお使いの品をそろえて届け、月面基地に縛られた魂たちを昇天させよう。
誕生日のパスワードや印刷用紙の在り処など、不親切な点がある。成仏のタイミングに違和感を覚える人も。リザルトがなくなり、舞台が近未来の宇宙になったことで毛色が変わった。マルチエンディングだがエンディングごとの違いは薄め。作業感も強い。
クソゲーではないが今までとあまりにも作風がかけ離れているため、コレジャナイ感が強く、半ば黒歴史扱いするシリーズファンも少なくない。ただし、PS2に移行したことでグラフィックは格段にあがった。走る機能が追加され、カーソル移動も早い。成仏させた人たちの一覧を見れる個所があるのも高評価。何より謎が謎を呼び、プレイヤー自身が疑心暗鬼に囚われるストーリーも、細かな矛盾点こそあれ独特の魅力がある。
売り上げは振るわなかったようで、これ以降、エコーナイトの新作は出ていない。
表記ゆれが多いが、ニコニコ動画のタグとしては「NEBULA-ECHONIGHT-」が安定している。
特典として「アーマード・コア ネクサス」と「九怨-kuon-」の予告映像が収録されている。
前二作と違い、アーカイブスでの販売もなされていない。
あらすじ
リチャードは、婚約者であるクラウディアとの宇宙旅行中、乗っていた旅客機が突然の激しい衝撃と轟音に見舞われる。
一時意識を失い、崩壊した旅客機で気絶から目を覚ますリチャードだったが、隣にいるはずの婚約者は消え失せていた。
婚約者に贈った指輪を見つけたリチャードは、目の前の座席に赤い字で書かれていた「施設内で待つ」という伝言に従い、月に建てられた巨大な宇宙港へと赴く。
しかし、その施設内には不穏な霧が漂っており……
主な登場人物
ケネス・リビングストン
ガラス張りの部屋で絵を描いて過ごしているアンドロイド。リチャードとは顔見知りらしい。
所長
月面基地の所長。黒い噂が立つなど評判は芳しくない。親友の死と引き換えに赤い石を手に入れたらしいが……
クラウディア・セルファー
リチャードの婚約者。オープニングで鮮烈に登場するが本編では影が薄い。
関連動画
関連リンク
関連項目
脚注
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- アーマード・コア(初代)
- アーマード・コアVI ファイアーズ・オブ・ルビコン
- アーマード・コア3
- アーマード・コア3 サイレントライン
- アーマード・コア2
- アーマード・コア2 アナザーエイジ
- アーマード・コア ナインブレイカー
- アーマード・コア ネクサス
- アーマード・コアⅤ
- アーマード・コア4
- アーマード・コア フォーアンサー
- アーマード・コア フォーミュラフロント
- アーマード・コア プロジェクト・ファンタズマ
- アーマード・コア マスター・オブ・アリーナ
- アーマード・コア ラストレイヴン
- アーマード・コア ヴァーディクトデイ
- エコーナイト
- エコーナイト#2 〜眠りの支配者〜
- ELDEN RING
- キングスフィールド
- 九怨
- The Duskbloods
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