Ofuse単語

オフセ

Ofuseオフセ)とは、クリエイターに対してお布施することができるTwitter連携ウェブサービスである。

一言でいうと、「投げ銭付きファンレターサービス

概要

ただ感動した、楽しかった、何か感じるものがあった、そんな気持ちを手紙に込めて送りたい。ついでにお金もねじ込みたい。そんなあなたに!

公式ツイートexitより

株式会社Ofuseが運営するウェブサービスで、2018年3月25日β版としてスタートし、その約5か後の2018年9月4日に本格的にサービスを開始。そして2019年2月25日に大規模アップデートとともに正式版がスタートした。

Twitter / Google / Facebookのいずれかのアカウント情報を使用して、ユーザー登録/ログインすることができる。βサービス開始直後はTwitterアカウントの連携が必要であり、Twitterユーザーのみを対としたウェブサービスだったが、その後GoogleFacebookアカウントも使用可なように機が拡された。

ありがとう」の気持ちとともに、クリエイターに有料でファンレターを送ることができるサービスである。そして、支払った料の大半がファンレターの送り先のクリエイターに還元される。

ファンレター」というと大げさにも聞こえるが、文字数は非常に少なくてもよく、極端に言えば1文字でもよい。

ちなみにこの場合の「クリエイター」の範囲は広く、公式サイトexitの「FAQ」内「クリエイターの定義について」の項によれば

か一人でもOfuseしたい!と思ってくれる人がいれば、どなたでもクリエイターです。

としている。

よって「面ツイートをしている人」など、あまり「クリエイター」と表現されることがない人々も含む[1]

さらに、同じく公式サイトexitFAQ内「一次創作者でなくても利用できるのか」の項によれば、

Ofuseを通じてファンは「創作物に対して」ではなく、「その創作物を制作した個人へ感謝の気持ちを伝えるため」にお金を払います。
そのため、一次創作者ではない方々もご利用頂けます。

と表明されており、「創作物そのものへの対価ではない」という前提を掲げることで著作権の問題を回避している。そのため、パロディ同人誌制作者やコスプレイヤーなどの二次創作者、あるいは仕事として制作していて作品自体の著作権を有していないアニメーターなどもOfuseを受け取ることができる。

Ofuse運営も認めるこのサービスの弱点は、そもそもクリエイター側が登録していないとOfuseを送ることができないこと。そのため運営公式Twitterで、ファンからクリエイターに「Ofuse登録してほしい」とをあげることを推奨している。

問題はですね!推しがこれに登録してくれないとOfuseできないんですよ!!!なので推しの方がいらっしゃいましたら登録してもらいましょう!お前が好きだー!の気持ちをぶつけさせてくれ!!!

公式ツイートexitより

クリエイターさんがOfuseを「設置したよ」というのはハードルが高いかもしれません。なのでファンの方からをあげましょう!をかければ「頼まれたから」と大義名分ができますので!設置しやすいかと!設置してあるのを見たら「かに頼まれたんだな」と思えば全てが平和です

公式ツイートexitより

とはいえ、ファンが憧れのクリエイターに話しかけるのは少し敷居が高い。

その問題をうけてか、2019年2月25日の正式版スタートからは、Ofuse公式に「お布施したいけどOfuseに登録していないクリエイター」を知らせると、Ofuse公式が代わりにそのクリエイターに「Ofuseアカウントを作りませんか?」と代わりにコンタクトを取ってくれる……というサービスも開始した。

こういった運営の促しが功を奏しているのか、2018年11月現在時点で登録クリエイター1000人をえている[2]。その中にはプロ漫画家小説家アニメーターが居るかと思えば、ニコニコ動画への動画投稿者ゲーム実況MMDゆっくり解説動画VOICEROID実況プレイ動画……などジャンルは多様)や「小説家になろう」への小説投稿者が居たり、その他にも非常に幅広い。

公式サイト内のトップページには、使い方のシンプルな解説が「クリエイター編」「ファン編」に分けて掲載されている。さらに、もう少し詳しく解説するOfuse公式による説明ページが、外部のサイトnote」にてやはり「クリエイター編」「ファン編」別に開されている。

また、公式外ではあるが「一番わかりやすい」解説記事として公式Twitterが紹介していた[3]ものはこちらexit

なお、公式は問い合わせ用メールアドレス公式Twitterなどで意見や要望や不具合報告などを募っており、寄せられたそれら意見・要望への回答や不具合修正なども積極的に行っている。地善活動を続けているようだ。ちなみに、エラーや不具合などはメールで送るより公式TwitterへのDMで送る方が、エンジニアに直結するためめに対応できるとのこと[4]

仕組み

  1. ファンが1文字2円(絵文字4円)でファンレター文字数を買う。
  2. 購入した文字数制限の中でファンレターを書いて、クリエイターに送る。
  3. クリエイターファンレターが届く。
  4. さらに、ファンが支払ったお金消費税課税前の額)のうち91%クリエイターに振り込まれる。

という仕組みになっている[5]

ファンが1回に支払うことが可額は50円~10万円(税抜。別途消費税が必要)。よって、ファンレターの最大文字数は50000文字絵文字を使用しない場合)ということになる。

(※βサービス開始当初のOfuse上限額は1万円、つまり上限文字5000文字だった。しかしβ版期間終盤の2018年8月頃に限度額いっぱいのOfuseが増えてきて[6]、さらに「5000文字では足りない」というアンケート結果も出た[7]ために上限額が引き上げられた。)

なお、支払った額分の文字数を使い切らなくてはいけないわけではない。つまり、例えば10万円支払って「」の一文字のみのファンレターを送ることもできる。

ちなみに「91%」というのは、手数料として9%が差し引かれるため。その内訳は決済会社4%サーバー維持費5%となっている[8]

決済に関して

ファン文字数を購入する(=Ofuseする)ときは、メールアドレスクレジットカード/デビットカード情報を入して決済する。

なお、ローソンの「Loppi」やファミリーマートの「Famiポート」などのコンビニ端末で買えるプリペイドカードVプリカ」も、Visaクレジットカード扱いで使用できる。

この決済システムには大手決済サービス会社「Stripe」のシステムを利用している[9]。この「Stripe」が、上記の手数料の説明で4%を差し引くとされる「決済会社」にあたるものと思われる。決済という重要部分であるため、手数料を払ってでも信頼性の高い外部企業に委託しているようだ。

クリエイター登録に関して

一方「クリエイター登録」を行う場合では、名前/生年日/住所を登録し、運転免許などの本人確認書類の画像(スマートフォンカメラで撮影した画像で可)をアップロードし、受け取り用の銀行口座も登録する必要がある。

この部分の敷居が高いとして、ユーザー登録はしたもののクリエイター登録には二の足を踏む、という人も居るようだ。

かしこういった顧客本人確認手続き(Know Your Customerの略でKYCと呼称される)は、成り済ましやマネーロンダリングを防ぐためサービスを行う上ではサービス提供者が必ず行うべきとされているものであり[10]、「ユーザーから敬遠されそうな要素でも、安全や法令遵守のために必要な手続きは省略しない」という堅実な姿勢を示すものではある。

また公式より、これら入された個人情報についてはなるべくOfuseでは保持しないような作りにしている、とのアナウンスもされている[11]

ちなみに、住所登録の際に「都道府県」の欄の入が必須であり、その選択肢にあるのが47都道府県名のみで「その他」などはい。そのために「海外から登録できればなぁ…」と残念がりつつ諦めているユーザーもいるようだ。一応、海外在住の人物の登録アカウントもごく少数ながら確認できるので何らかの抜け的な方法はあるようだが詳細は不明。運営に直接連絡して頼むなどか?ただし2018年9月15日現在のところ公式サイトFAQなどの言日本語のみであるため、日本語を理解できる人物以外には敷居が高いと思われる。

また、「生年日」はその当日から100年前の日付までしか選択できないため、100歳をえた人物はクリエイター登録ができない。100歳の誕生日が間近に迫っている方は登録を急ごう。

クリエイター登録と銀行口座登録を終えると、「Ofuse」がOfuseアカウントページに設置される。その後、クリエイターniconicoTwitterアカウントプロフィールや作品ページに、自分のOfuseアカウントページへのリンクる。それを見たファンのうち「Ofuseしたい」と思った人がOfuseページを訪れ、OfuseからOfuseする……という流れになる。

このリンクはOfuseアカウントページにてQRコード化することもできるので、例えば演奏会や創作イベントなどで、QRコードを大きく印刷した掲示を置いておく、といった使い方もできるだろう。

クラウドファンディングなどとの違い

Kickstarter」「Makuake」のようなクラウドファンディングサイト、あるいは「pixiv FANBOX」「Patreon」「Fantia」「Enty」のような課金コンテンツラットフォーム/パトロンサイトと異なるところは、「作品の完成を期待して支援する」あるいは「支援してもらったお返しとして作品などを限定で提供する」といった要素が意図的に排除されている点。

で、なんでクラウドファンディングじゃないのかというと、個人的な意見なんですけど、「お返し」、大変じゃないですか?そんなことしなくていいから安心して作品作ってくれって思いません??私は思います。いえ、そういうのも大事だとは思うんですけれども・・・

公式ツイートexitより

こういった観点から、Ofuseされたことに対してクリエイター側からのリアクションはほとんどできない仕組みになっている。

Ofuseしたんだからもっと○○しろよ、みたいな使い方は違うと思っています。なので、Ofuseでは、Ofuseされたことに対するリアクションはできないようになっています。なぜなら「Ofuseしようと思った」時点で、「すでに何かを受け取っている」という認識だからです。

公式ツイートexitより

Ofuseという名前は「見返りをめずに感謝の気持ちを伝えること」という意味でつけさせてもらいました。実際に使われる言葉としても、してもらったことに対する対価ではなく、あくまでも感謝の気持ちで包むそうです。だからおおっぴらに値段が決まってないんですね。

公式ツイートexitより

βサービス開始当初は、Ofuseされたファンレターに対する返信さえもできない仕様だった。しかし「返信がしたい」という要望が寄せられたのか、2019年2月25日の正式版スタートからは返信をすることも可となった。

かしこれはあくまで「返信すること『もできる』」という機であって、返信することが推奨されたりはしていない。

niconicoとのかかわり

関係。

しかし公式Twitter中の人niconicoユーザーでもあるようで、niconico投げ銭が付いていない事に対するフラストレーションもこのサービスを立ち上げた原動の一つになっていたようだ。

ニコニコ投げ銭はいつ実装されるのだろうなぁと思いはや何年経ったでしょう・・・

公式ツイートexitより

ニコニコ投げ銭付いてたら銭投げまくりたい人沢山いるんですよね・・・なのでOfuse登録して欲しいんですよ・・・銭を投げつけさせてください・・・この想いよ届け・・・

公式ツイートexitより

ここをたまたま読んだniconicoの利用者の方々も、Ofuseに登録してユーザーページとか動画説明文とかに自分のOfuseページへのリンクを書くと、この公式Twitter中の人のような気持ちを持っていたかが喜んでくれるかもしれない。

信頼性、法的妥当性

運営企業の信頼性

お金が関わるサービスでもあることから、サービスを開始する前から公式には「これ詐欺?」という反応がたくさん返ってきたという[12]

かしこ株式会社Ofuseは東京都が起業支援事業として運営している「アクセラレーションプログラム」の2017年に募集された第5期にて、計105件の応募の中から選ばれた9件の一つとして採択され[13]、「青山スタートアップアクセラレーションセンター」の利用を許可されている[14]

少なくとも「2017年東京都が書類審した限りでは詐欺ではなかった」ということでもあり、ある程度信頼してもよいようだ。

サービスの法的妥当性

また、かつて「Osushi」という類似サービスにて法的な問題点が浮上してサービス内容を変更せざるを得なかった事例があったことを踏まえて、「Osushiの二の舞になるのではないか」という懸念のもあがったようだ。

その「Osushi」は当初は「お金を送する」というサービス形態であったが、問題点が摘されたために開始直後にサービスを一旦休止。その後「ポイントを送り、送られた側はそのポイントを使用して商品と交換する」という形態に変更することを余儀なくされた。

これは「Osushi」の当初のサービス内容が「資決済法」上の「資移動業」にあたるものだったためではないかと言われている[15]。「資移動業者」は内閣総理大臣への登録が必要であり、本人確認措置(上記「決済やクリエイター登録に関して」の節で触れた「KYC」)も必須である。「Osushi」にはこのKYCの仕組みがかった。

一方、「Osushi」と違ってこのOfuseはあくまで「ファンレターを送るために文字数を購入してもらうサービス」であり、その購入代ファンレターの送り先にも還元するという形式をとっているため、「送」にはあたらないという一工夫をしている。またお金を受け取るクリエイターへのKYCもしっかりと行わせることでマネーロンダリングや成り済まし等の悪用への対策も講じている。そのため、「Osushi」で起きた問題の二の舞は避けられるようだ。

Ofuseの公式Twitterでは、弁護士と相談して法律的な諸々で問題ないように整備しているとのアナウンスもされている[16]

関連項目

関連リンク

公式

その他

脚注

  1. *公式ツイートexit
  2. *Ofuse-投げ銭付きファンレターサービス | Startup Timesexitより
  3. *公式ツイートexitより
  4. *公式ツイートexitより
  5. *公式ツイートexitより
  6. *公式ツイートexitより
  7. *公式ツイートexitより
  8. *公式ツイートexitより
  9. *ファンとクリエーターをつないでお布施できるWebサービス『Ofuse』 | Step By Stepexitより
  10. *「KYC ".go.jp"」でGoogle検索exit
  11. *公式ツイートexitより
  12. *公式ツイートexitより
  13. *第5期アクセラレーションプログラムが始動|東京都exit
  14. *受講者の紹介|青山スタートアップアクセラレーションセンターexitより
  15. *「Osushi」騒動にみる個人間送金・割り勘サービスの法律【paymo・Kyashとの比較】 | IT企業のインターネット法務、法律に強い弁護士|中野秀俊exitより
  16. *公式ツイートexitより

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スマホ版URL:
https://dic.nicovideo.jp/t/a/ofuse

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Ofuse

1 ななしのよっしん
2018/05/19(土) 18:24:57 ID: GYRivGsYAg
他のクラウドファンディングと違って額じゃないし少額OK、絵師以外でもいいってのが結構良さげな感じ
ただ、ツイッター必須、クレカでないとダメ、サービス開始が遅かったというのが難点か
2 ななしのよっしん
2018/05/29(火) 00:33:19 ID: xtEH37qgQ0
いまいち普及が進んでいない印
pixivやなろう、バーチャルYoutuberニコニコ動画投稿者辺りにまで浸透すれば良い動きとなるだろうが果たして……
3 ななしのよっしん
2018/07/26(木) 19:33:14 ID: XIbkA7GIbR
Peing運営とかいう怪しいところに個人情報渡すくらいならBTCやmonaでいいです…
4 ななしのよっしん
2018/08/10(金) 23:56:39 ID: baMK6q9lkj
>>3
Twitter上で気軽に質問できるツールとして質問箱を置いてるんだろ?
勘違いか何かしらんがOfuse自体はPeingと直接何の関わりもいぞ
クリエイター登録した質問箱アプリ連携認したくなきゃ別で質問すればいいだけ
質問箱じゃなくてメール直接送ってもいいわけだし
5 ななしのよっしん
2018/08/15(水) 16:20:43 ID: xtEH37qgQ0
いまいち宣伝が全然足りてなくて、知名度も低いなぁ
悲しい
6 ななしのよっしん
2018/08/15(水) 16:49:33 ID: lyktTrjEfx
オフューズって何だろうと思ったら、お布施
7 ななしのよっしん
2018/09/22(土) 02:26:03 ID: fUYGEJJtYf
いわゆるDonate(寄付)っすね、海外じゃPayPalとかを使っていて、クラウドファンディングとは別の支援方法として普及してる
8 ななしのよっしん
2018/11/10(土) 13:27:50 ID: GYRivGsYAg
色々調べていたら、他のクリエイター支援サービス使ってると
末に何人かの支援者が一斉に登録を解除するのだとか。
支援はしたいが、毎払うのはちょっと…という人が結構いる
末の支援者減を愚痴クリエイターも結構いた。
それなら自分の好きなタイミングで払えるofuseの方が、両者ともに幸せになれると思うんだけどな
9 ななしのよっしん
2019/04/07(日) 10:36:38 ID: ybJShv6d7S
いまいち普及していない・啓活動が弱い感じ
ねとらぼとかにリリース送付とかすれば おかねカテゴリで取り上げて貰えそうだけど
10 ななしのよっしん
2019/05/04(土) 21:19:36 ID: 72ri4ILfEt
おもしろいサービスだね。
これがもっと広まってくれるといいんだが…。
布施したい人に限ってやってない。