Optimus Prime(オプティマスプライム)とは、「トランスフォーマー」シリーズのキャラクターの名称である。
ここでは複数存在するオプティマスプライムそれぞれでなく、名前としてのOptimus Primeの説明と、日本版において「オプティマスプライム」そのままになっているキャラクターを紹介する。
海外名のみ「Optimus Prime」
Optimus Primeは大抵の場合、Heroic Autobots(=サイバトロン)のリーダーの名前になっている。日本では「コンボイ」と訳される(ただし例外としてゴーボッツ版・実写映画版・アニメイテッドはオプティマスプライムのまま)。
名前の由来はそれぞれラテン語と英語で「最上・第一」などを意味する「Optimus」「Prime」からとられている。
以下は海外にてOptimus Primeとされるコンボイである。
- G1コンボイ(G2初期も同じ)
- コンボイミサイルトレーラー(G1と同一人物、厳密にはHeroが頭に付く)
- バトルコンボイ(G1と同一人物、厳密にはLaserが頭に付く)
- ファイヤーコンボイ
- アルマダコンボイ
- グランドコンボイ(アルマダコンボイと同一人物)
- ギャラクシーコンボイ(海外ではアルマダ・グランドと同一人物)
- クラシック・オプティマスプライム(日本版変形!ヘンケイ!コンボイ)
この他、日本で一般展開のないシリーズである「アクションマスター」「マシンウォーズ」「ユニバース」でも登場している。なお、アクションマスターはG1コンボイと、ユニバースはファイヤーコンボイと同一である。
パワーマスター・オプティマスプライムは日本では「ジンライ」という別人として登場した。
ちなみにビーストウォーズのビーストコンボイは「Optimus Primal(オプティマスプライマル)」であり別人。またライオコンボイ・ビッグコンボイは日本オリジナルであり海外でも同名である。
日本名も「オプティマスプライム」
こちらでは、先述の通り日本名が「コンボイ」ではなく「オプティマスプライム」そのままで登場した四名を記す。
オプティマスプライム(ゴーボッツ)
日本にて「トランスフォーマーG-2」が展開されている中、フックトイとして「メガトロン」「サウンドウェーブ」と共に発売された商品。設定では「G2コンボイが再構成マトリクスの力で変化したバリエーションの一つ」ということになっているが、この姿で活躍したことは日本版ではない。なぜ名前が変更されなかったのかは不明。
オプティマスプライム(実写映画版)
オートボットのリーダー。現在生存する唯一の「プライム」。崩壊した故郷・サイバトロン星をよみがえらせるために必要なアイテム「オールスパーク」を求めて宇宙中を旅していた。
地球に降り立っていたバンブルビーの導きでジャズ、アイアンハイド、ラチェットと共に地球へ飛来。そこでオールスパークをめぐりメガトロン率いるディセプティコンと戦うこととなる。
いたって真面目な性格で、時には非情な判断を下すこともある。オートボットの中ではかなり大柄な体格で戦闘能力も高く、ボーンクラッシャーの首を切り落としたり、グラインダーの顔を引き裂くといった風に敵を完膚なきまでに叩き潰していった。第一作のフルパワーなメガトロンにはさすがに敵わなかったものの、「リベンジ」にてパーツを失い再構成されて復活したメガトロンとは、互角以上に戦っている。
しかし、その戦闘においてメガトロンに背後から奇襲され、腹を貫かれ戦死。その遺体はN.E.S.T.が回収した。
だが、サムがオールスパークと過去のプライムに導かれ、エジプトにて発見した「マトリクス」の力で復活。自ら死を選んだジェットファイアのパーツを取り込んで「ジェットパワーオプティマスプライム」にパワーアップし、圧倒的な力でメガトロンの戦意を喪失させ、さらに諸悪の根源「ザ・フォールン」を文字通り地獄に堕とした。「選んだ星が悪かったな!その顔を剥いでやる!」
真面目な性格と書いたが、戦闘時には非情に口が悪くなる。「弱い!」だの「メタルの屑」「ガラクタの、スクラップめ!」だの、言っている言葉は恐ろしい。
「ダークサイド・ムーン」では引き続きN.E.S.T.のメンバーとともにディセプティコンの残党と戦っていた。
しかし、かつてのリーダーであるセンチネルプライムの裏切りから地球に大ピンチを招いてしまう。
地球人の信頼、そして大切な仲間を失いながらもオートボットとともに戦い、最後はケジメをつけるためにセンチネルプライムを討った。
だが、「ロストエイジ」ではこの戦いが原因でアメリカのある組織から狙われることとなり、ボロボロのトラックの姿になって身を隠すこととなる。
そして数少なくなってしまったオートボット達や、新たな人間の仲間とともに、有機生命を金属化させる装置「ザ・シード」を巡る戦いに身を投じるのだった。
武器は腕に収納されたエネルゴンソードとイオンライフル。ソードは状況によってエネルゴンフックというカギ爪状のものに変更される。
オプティマスプライム(アニメイテッド)
オートボットの部隊司令官の一人。おそらくは初の「リーダー」ではないオプティマスプライム。歴代と比べてもその年齢は若く、部隊をうまくまとめられないこともある。しかし指揮官としての能力は高く、総司令官ウルトラマグナスにも認められているほど。
かつてはエリートガードという上級部隊の将校を目指していたものの、とある事件からその資格を剥奪され、スペースブリッジの整備部隊の隊長になる。その事件の所為で、同僚のセンチネルから恨まれている。
部下のバンブルビー・アイアンハイド・ラチェット、部隊外メンバーのプロール、そしてサリ達地球人とともにディセプティコンや悪人達と戦う。
地球では消防車にトランスフォーム。例によって後部の放水ユニットやコンテナが何処かへと去っていく。このことを子供に質問されたこともあった。
武器は消防斧型の武器「ウルトラアックス」をメインとし、ワイヤー「ウルトラアンカー」などさまざまなウルトラ装備を持つ。ちなみにウルトラアックスについているブースターで滑空することもあった。
最終決戦直前に飛行ユニットを装着、「ウィングブレードオプティマスプライム」にパワーアップ。ウルトラマグナスの武器・マグナスハンマー改めストームブリンガーをもってメガトロンらと戦った。
オプティマスプライム(TFプライム)
「トランスフォーマープライム」に登場するオートボットのリーダー。性格は実写版に近いがより穏和で平和主義、かつての親友メガトロン率いるディセプティコンとも和解出来るのではないかと考えている。
「プライム」での戦いの後は、宇宙に散ったディセプティコンやプレダコンと戦うために地球を後にした。
その後、地球で復活したプレダコンのリーダー・ドラゴトロンと戦うために「オプティマスエクスプライム」となり再び現れた(参乗合体トランスフォーマーGo!)。
オプティマスプライム(QTF)
バンブルビーやロックダウンらと共にさまざまな「謎」について語り合っていく、オートボットの司令官。アドリブに弱い。
よく汗をたらしながら(オイルを漏らしながら)しゃべっている。アドリブに弱い。
最初期は冒頭で「キュートランスフォーマー 帰ってきたコンボイの謎」をやっているが、クリアは厳しいようだ。アドリブに弱い。
「私にいい考えがある!」と言うものの、何がどういい考えなのかはよくわからなかった。アドリブに弱い。
ちなみにデザインは「ロストエイジ」にあわせてある。アドリブに弱い。
関連項目
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