平地最北端のGI級マイル戦
マイルチャンピオンシップ南部杯
盛岡競馬場・ダート1600m
マイルチャンピオンシップ南部杯とは、毎年10月第二月曜日(祝日・スポーツの日)に地方競馬の岩手競馬・盛岡競馬場ダート1600mで行われるJpnI競走である。JRAのマイルチャンピオンシップと名前が似ていることから、新聞・雑誌等では南部杯、マイルCS南部杯、MCS南部杯とも呼ばれている。
概要
正式名称「農林水産大臣賞典 マイルチャンピオンシップ南部杯」。2002年から「Road to JBC」の1競走に指定されており、勝ち馬にはJBCクラシックかJBCスプリント、どちらかへの優先出走権が与えられる。「南部杯」とあるように、江戸時代に当地・盛岡藩を治めていた南部氏に命名の許可をもらい、表彰式には南部家当主が南部杯を授与している。場内で配るレーシングプログラム、掲示されるポスター、ロゴ等には南部家の家紋が入っている。
当競走は、地方競馬では、持ち回り開催のJBC3競走を除いて、南関東四場以外で唯一の統一JpnIである(以前はダービーグランプリもあったが、現在では地方全国交流競走となっている)。
なお、岩手競馬にはJpnI限定ファンファーレ(つまり、毎年確実に耳にできるのはこの競走のみ)があり、密かに人気を集めていた。一度はこのファンファーレも他のファンファーレとともに「岩手競艇」バージョンに変更されていたが、JpnIファンファーレのみ2009年から以前のものに復活している。
生ファンファーレは2015年の第28回と2022年の第35回にて2回演奏された。
第1回は1988年に水沢競馬場のダート1600mで北日本マイルチャンピオンシップ南部杯として行われた。
1995年に中央・地方全国指定交流競走に指定され、中央競馬の所属馬も出走可能になったのを機に、現在のマイルチャンピオンシップ南部杯と名前を変更される。
1996年から盛岡競馬場に開催場所を移し、1997年から統一GIに指定された。2007年に日本が国際競走におけるパート1国に認定されたため、外国調教馬が出走できない重賞競走のグレード表記をJpnに変更した。
2011年は東日本大震災の影響により、岩手競馬の売り上げが悪化していたこと、JRAとしても復興支援に繋がることや震災直後の休催で開催日数に余裕が生じていたことから、盛岡競馬場と姉妹提携を結んでいるJRAの東京競馬場に場所を移して実施、本来JRAの競走が予定されていなかった10月10日(月祝)に開催された。
またこの時、ファンファーレは通常のJRA関東GIファンファーレではなく、岩手競馬JpnIファンファーレが使用された。さすがJRAわかっている。
歴代優勝馬
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- 馬齢表記は現行表記に統一。
- 競走名は第1回から第7回まで「北日本マイルチャンピオンシップ南部杯」、第8回以降は「マイルチャンピオンシップ南部杯」。
関連項目
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- なし
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