ニコニコ大百科

戦闘狂なんはXのサイコミュ的な何かの作用強いしね
頼りになる御大将として扱われてたらわざわざ剣も抜くまい

ポゥのビームぶっぱの件は「歓迎されるかとおもったら複葉機に襲われてビビったから」という説明をたまに聞くけど、降下した直後の戦闘で「ノックス制圧にもどれ」「ミリシャの戦力など相手にならん」と部下に命じているから最初から攻める気満々やん！という……

ギンガナム艦隊にやらせたら侵攻作戦になってしまうから市民軍にしようというディアナの意図や目的が完全にどっかに行っているっていう……当時の軍上層部のアジ大佐やフィル少佐らはいったいどういう考えだったのだろうか。

いくらディアナが穏健でも流石に交戦の可能性は組織として検討してたろうしプランB的な作戦はあったんじゃなかろうか
実際イングレッサとディアナ・カウンターの関係が拗れた原因はノックスの一般市民に膨大な犠牲が出て街が壊滅同然になったことだろうから、単に先制攻撃してきたミリシャを撃破してディアナの安全確保が出来る程度に周辺を制圧しただけだったら月側の言い分は立つし、イングレッサ側も渋々一定の理解は示したと思う

社長が労いの言葉かけなかったから模造刀で暴れた男のニュースを見て連想した

この人は日本で言えば源氏の棟梁的な武家の総大将な人、軍事貴族と認識したらいいの？

スパロボとかのゲームに出るとターンXと一緒に御大将もやたら無体な強さを与えられがちだけど
御大将自身にそこまで超強いイメージはないというか、弱くはないけど肩書と経歴相応の域を出ないというか
ぶっちゃけ個人の技量を考えたときにハリー大尉に勝てそうなイメージは全然ない

そりゃ作品のラスボスなんだから相応のステになるだろう
そもそも原作は別にステが数値化されてるわけでもないしな

キチガイ化したのも本格的にXに乗り始めた後だもんね
目がイッちゃってる描写もあったし

>>277
ストーリー上はターンXにしか乗らないんだから別にターンXの性能をボスにふさわしく盛ればいいだけだからなぁ
実際作品ラスボス格だけど乗ってるやつのステータスは一般兵と大差ないキャラも居るし
中の人の怪演とか、後年の客演でついた濃いイメージに引っ張られてない？　という感じが凄くする

リーダーやってるからスエッソンより強いかも知れないし
血統で継いでるみたいなら能力は分からないな
メリーベルなんかはギンガナムは戦いが下手って評もシュミレーションで
無敗って訳でもなさそう

あのメリーベルの発言は「いくさ下手」みたいなニュアンスであってパイロットとしての技量のことではないと思ってる
直後が「盛り上げてあげるよ！」だし

メリーベルのは「せっかくターンXに乗ってるんだから演説うったりしないでさっさと月光蝶なり何なり派手に使えや暴れたいんじゃねえのか？」っていう発破だと思う

そのメリーベルも凄腕パイロットが乗っているとはいえカプルなんかに一撃で伸されたのが皮肉だった

脳筋に見えて、意外と繊細

SEEDの映画で青いヒゲのハロが、御大将ボイスで絶好調って言ってた気がしたけど、気のせいだろうか？
笑い堪えるのに必死だったんだが

>>285
気のせいじゃないよ、確かに「絶好調である！」と言ってるわ

ミリアルドに「いい声してるな」って言ってた事もあったけど、ムウの映画でハロになってヒゲつけて「ｾﾞｯｺｰﾁｮｰ！」して大活躍とは…
ガンダムの子安はいいものだ

ディアッカ「おっさん！」

ギンガナムって２０００年もずーっと演習やってたんでしょ？
敵なんか来ないのに、ずーっと

これ月の市民に影で相当バカにされてたんじゃないかな
「敵なんかいないのに演習で月の電力や資源を無駄遣いしてる集団。ディアナ様もあんな無駄な連中解体しちゃえばいいのに」って具合に

ディアナの権力の源泉のひとつであるという教育がされていればそうバカにはされないんじゃないかな。ソレル、メンテナー、ギンガナムは結局持ちつ持たれつの関係で月を統治してきたんだし
バカにされるとしたら愚連隊じみた言動が原因だろう（ギム達からすればそういう言動にも理由があるのだとしても）

グレートメカニックの2024年インタビューで富野監督は∀ガンダムが盛り上がらなかった一番の原因がギンガナムのキャラ設定を間違えた事と明言してる。
背後にいる勢力を設定しなかった事で、ギンガナムが孤軍奮闘する破目になり、監督曰く「やり過ぎ」な過剰でどうしようもないキャラになって、監督自身も脱力してラストがパッとしない終わり方になったとコメントしてる。
ギンガナムをもう少しキャラ立ちさせるためにはメリーベルでは不足で、少なくとも彼がハーレム紛いに絶対的な支配下に置けるキャラがもう一人くらい必要だったと、自身の演劇に対する勉強不足を嘆いてたのが印象的だったね

ディアッカ「おっさん！」

>>291
オタク間でのネタ人気になんか見向きもせず
純粋に作劇論的な観点から失敗だったと切り捨ててるの
さすが御禿という感じがする

そりゃ監督としては作品としての大ヒット作を作りたいんであってキャラがネットの一部でネタになったからってなんの勲章にもならん
まあでも黒歴史という言葉がもはや元ネタ知らない一般層にも浸透してたり作品としても一定の爪痕は残したと思うけどね

良いキャラだよ、ギンガナム
盛り上がらなかった原因が本当にギムの孤軍奮闘にあるとしても、劇中のギムの孤軍奮闘にはちゃんと意味がある作りにしてるからシナリオとしては正解
最後の決闘での「死を意識するから生を実感出来る」という吐露とかギムがディアナの帰還作戦の本当の目的に共感していたことが伺えるし、「労いもなく」という怒りの印象も変わってくる
そういう視点で見るとギムがアグリッパと連携したことも別の印象を感じられるし、ディアナが孤軍奮闘の結果キエルという理解者を得られたことの意味と、御大が云うギムにはメリーベル（道化）とは違う形の傀儡が必要だったと省みる理由も解る
結局ギムはディアナに心酔し共感しながら決して相容れない存在だったという事実が際立つから

個人的な感想を言えば盛り上がらなかった理由としてはギンガナムよりはロランだと思う

社会性と立ち位置に重きを置く主人公と物語になるのは富野らしくはある
しかし富野作品に限った話ではないが勧善懲悪に振り切った作品でもない限り
ギンガナムのように敵方には力強くても社会体制を強く意識したボスが置かれがちなので
主人公が社会的秩序を標榜する場合組織でなく世界全体を舞台とする構成としては独り相撲のようになり
満足する視聴者層は限られるし偏るだろう

そういう意味で一人の男として成長していくTV版アムロは星山脚本だったせいかよくできてたし
ヤケクソで社会を変えようとするシャアに対して個人的理想論で地球を救った逆シャアアムロは
富野らしい閉塞感がなくてだからこそエンタメ性が高いと思う（小説と内容変えたのは英断）
月並みな意見だが富野の考え方は基本的に社会派の悪役向きなんで
それと対比してそれをボコれる個の意志が主人公側に必要なんだろうと思う

盛り上げたいならアグリッパを小物にしたり中盤で殺したりするなと。
アグリッパの理論武装なら一生ディアナ（の地球帰還作戦の是非）と戦えるから引っ張れたものを、まるでスター・ウォーズエピソード8のスノークだよ。
ギンガナムのキャラが立ってたからなんとかなってたのに、よりによってギンガナムのせいにするのは順序が逆だと思ったりしてる。

結局最後までアグリッパの思想や主張を突き崩せなかったというのが失敗点だったとおもう。
黒歴史から逃げてるだけと言われても実際に戦いを通じて血の気が多くなってディアナを裏切ったりで制御できなくなり、ついにはディアナ自身もアグリッパに害を成そうとしてきたあたり、闘争本能を呼び起こして危険だという主張を裏付けてしまってる。
ディアナ側の失点（強引に事を進めたせいで軋轢や対立を生んだ、キエルといれかわって政務から逃げたなど）も大きすぎたりで論破できず、部下の裏切りで無理やり締めくくってしまったというか。東方不敗の主張を最後まで論破できず病気で先立たれてしまい、不完全燃焼な結末を迎えたドモンやGガンダムみたいな感じ。

ギンガナム自身もディアナへの怒りや心情はわかるけどじゃあ結局何をしたかったのかについては、実は本人にもわかってなかったんじゃないかとおもう。グエンの誘いに乗ったのも抜いた刀の振り下ろしどころ（暴れる理由）が欲しかっただけで思想周りがいまいち見えないというか……

ターンXの並外れた能力を使ってない部分でも、ロランがターンエーから脱出しないといけないぐらい追い込んだり、作中でもトップレベルであろうハリー大尉や腕は良いポゥの二人がかりで倒せていないし、パイロットとしての腕前も相当に高いと思うよ

実が意外に冷静でまともだったけど途中からあきらかにおかしくなったのはガンダムの影響受けてた？