戦闘狂とは病気の一種である。
概要
バトル漫画やラノベ等のフィクション作品で、ちょくちょく見かける三度の飯より戦いが好きな困ったちゃんの事をいう。よく戦闘で悦楽にひたる。戦闘が好きで好きでたまらなく、戦闘は最早ライフワークの一部と化している。そして末期的な者になると、強敵(とも)との熱戦を渇望する症状がある。
その好戦的な性分ゆえ周囲から煙たがられる事も少なくなく、特に戦闘狂キャラが組織の一員として活動している場合は宿敵との戦闘や戦闘行為(及びそれらのスリル)自体に没頭するあまり本来の目的を無視し戦闘を優先したり、戦闘能力は優秀だか作戦行動には組み込みにくい、など組織内の味方や組織のトップ(または雇い主)からも御しがたい存在とされる場合が多い。場合によっては「面白そうだから」などという風に自らの都合や気分次第で、組織に反逆したり主人公サイドと手を組んだりもする。または「俺のやりたいようにやる」とストーリー途中から単独行動をはじめ、主人公側にも敵側にも属さない、所謂第3勢力となる事もあれば、「主人公と戦うために」と味方を平然と手に掛けたりもする。
こういう戦闘狂キャラは基本的に戦闘力の高い者が多く、敵に回せば厄介だが味方になれば大抵頼もしい戦力になる。しかし強敵との熱闘を優先するあまり、仲間に迷惑をかける症例もいくつか確認されているので戦闘狂がパーティーに加入しても手放しには喜べない。
さらに、持ち前の強さゆえの観察眼から、ライバル(大抵は主人公)の秘められたる強さに作品中で最初に気づいたり、力を引き出すために相手の大事な存在(ヒロインや親友、仲間など)を傷つけたり人質に取る事で怒りを煽るなど、戦闘以外にもストーリー上でも活躍の場には事欠かない。主人公を初めて叩きのめす出番が与えられた場合は、戦闘不能まで追い込んだ後に「お前の成長後が楽しみだから、今は殺さないでおいてやる」と成長途上の主人公を見逃して去っていく事もある。
何より、戦闘狂キャラにとっては自らがライバルと認めた相手との戦闘行為こそが至上の生き甲斐とされる傾向にあるため、戦闘以外の行為(人質を取る、権力を振りかざす、約束を破るなど)で邪魔をしてくる卑怯者・リアリストが出現すると味方だろうと上役だろうと手下だろうと邪魔をするなとばかりに容赦なく制裁したりもする。
戦闘狂と一口に言ってもサイヤ人のような野卑な蛮族から、ワムウやゾッドのようなフェア精神を尊ぶ武人までおり、その人間性は多種多様である。
また、格闘ゲームや格闘マンガで格闘家などをしているキャラクターは、格闘(戦闘)が好きだから、その世界に入っているので、大なり小なり戦闘狂の傾向がある。
この手のキャラは主に中二病患者に好まれる傾向があり、昔から現代まで根強い人気がある。だが、もちろん中二病患者以外の幅広い読者層にも愛されている。
戦闘狂と思しきキャラの一覧
(この他にも戦闘狂に該当する患者がいたら御自由に追加していってください。五十音順です。)
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関連項目
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