ニコニコ大百科

乙
最新ではアコードじゃない国民なんかいるかよしちゃうのひどい

ほんま倫理観の壊れたセリフばかりだなCE

乙です
初版リビジョンの「週末の日」はこの漢字で合ってるんでしょうか…

記事修正ありがとうございます

>>2
倫理観の形成に役割を持つ宗教権威の失墜も大きそうでな＞コズミック・イラ
大概の宗教は「自分が死んだ後の世界で酷い目に合わないよう、人を殺してはいけません」という教えがある。もちろん異端は許すなとの教えもあるが、それも一種の信仰や思想信条に基づくことになる
宗教が役割を持たなくなり、科学がここまで発達した世界だと死んだ後の世界も信じられなくなるし、死んだら何も残らないという刹那思想が流行るだろう。だからもはや信条すらない憎悪むき出しの虐殺が可能になる

宗教による倫理観も限界があるのは現実の世界各国を見ててもわかるけどねえ…

他のガンダム作品にせよコレにせよ、肌の色とかモンゴロイドだアングロサクソンだラテンだなんだという系統での人種差別はかなり薄れている（なくなったとは言ってない）のに、こういう感じで倫理観が壊れて残虐上等な世界になるってのがねえ

宗教の影響力が現代の比ではないくらいに強い近世や中世以前の方が
命の扱いが相対的に現代より軽いのを観るに宗教権威の高低とは
別のなにかが働いているような気はしないでもない

地球外生命体(宇宙クジラ)の存在が確認された結果
祝福された土地に居る祝福された生命という宗教観が壊れ
ついでに遺伝子異常からの対抗策だったはずの技術が暴走した結果
人の命の価値が暴落したのが悪い

もし鉄の子宮が普及に成功していたらクローンウォーズでも起こってたんじゃないだろうか

ナチュラルの捕虜なんか要るかよ!(さっさと祖国へ帰れ）

どうなるかは、ゼントラーディとかゼノブレイド３を見てりゃこの世界がどうなるかは想像つく。
しかも後者と違い年齢制限ないだろうからもっと悲惨なことになるだろうなぁ
CE世界に月光蝶まかなきゃ終わらないぐらいになりそう

ザフト星人vsチュラル星人

進化した人類であるコーディネイターさえいればナチュラルとかもういらんわ、絶滅してしまえって所までパトリックが思想的にイッてしまったのはギレンと逆シャアの時のシャアの悪いとこ取りって感じだし
デュランダルの考えていたデスティニープランが恐らくジョジョのプッチ神父が考えていた人類にとっての天国と同じ様な中身だと思うと
コズミックイラってやっぱり遺伝子工学の発達がそういった結論を招いてしまったのだから恐ろしく唯物的な世界観なんだよな
宇宙世紀でも強化人間やクローンベイビーとかはいくらか出てくるけどそれはあくまでMSを優れて操らせる為の戦術的な手段に留まってるのに対して
コーディネイターはナチュナルという旧人類に取って代わるべき新たな種という具合にそれ自体がドグマじみた存在にまでザフトの旧指導部が考えてた節があるしで
それでいてクルーゼみたいなのが出てきてしまったら容赦なく切り捨ててるんだからそりゃあ当人に冷笑されてお前ら両方同じ穴の狢だよって言われるよなと

敵の捕虜を取らないとか末端の虐殺が横行するのはアフリカやユーゴ紛争なんかで良く見られた光景だから戦争というより民族紛争だよね、SEEDの作中内で起きたことって。

この言葉の露悪ぶりはやばいけど、現実の歴史でも起きてたりとか妙に生々しさがあるのがSEEDというか…

ああこれだとクルーゼがコーディネイターみたいに読み取れてしまうが、クルーゼはその存在が人類の科学における作中での負の側面の象徴という意味合いね

>>13
SEEDで描写される辛い、目を背けたい事柄に限って大抵リアル寄り(だから目を背けたくなるんだろうけど)だという地獄世界

民間人や捕虜の扱いはアスランは当然終始条約に基づいて行動していたし
ナチュラル蔑視していた当時のディアッカですら捕虜待遇を要求していたりする
（ナチュラルの捕虜いらねぇってことは自分たちの捕虜待遇や既に捕虜になっている人についてもつっぱねることになる）

一応これが全てではない

>>15
放送当時はこんな馬鹿な世相にならねぇよなって思ってたけど
この20年でどんどんリアルは別にそこまでちゃんとしてるわけでもなかったっていうのが

>>17
キラのSEED序盤や中盤に徐々に追い詰められていく立ち位置や苦悩も単なる風評とか色眼鏡でスルーされていた感じだけど
ガンダムサンダーボルトのイオとか、ガンダム外だが進撃の巨人のライナー・ブラウンのような作者からの容赦ない曇らせ（ゲイのサディストとも）という概念が広まったのも評価が変わった一因かもしれない

SEEDのトラウマ回のひとつであると同時にイザークの精神的成長ないしは心境の変化を見てとれる回

現実が追いついてきてしまったのも評価が当時から変わってきた一員かもしれない
若年層の宗教離れが（イスラム圏除き）世界的な潮流になり、グローバル化と大量消費社会の中で、人ですら替えの効く存在になって唯物史観が広まり、遺伝子検査では先天的な才能や障害が出生前から既に分かるようになった
今はまだ歯止めかけようとする動きがあるけど、それすらなくなったら割とコズミック・イラはすぐ隣まで来てるのかもしれない

むしろナチュラル・コーディネーターを互いに異教徒、異端者と置き換えれば
悪い意味で宗教っぽい感じがある
「異教徒の捕虜なんか要るかよ！」
って感じで

あくまで既存の宗教の権威が失墜しただけで人々から信仰心が無くなったわけじゃないからな
それこそブルーコスモス（「青き清浄なる世界のため」にという理念）が既存の宗教の代わりに人々の心の拠り所となってそれが争いをより凄惨なものにしてしまっている

ユニウス条約に「戦争犯罪者は各国それぞれで裁くものとし、国際裁判は開かない」なんて項目が盛り込まれた理由を端的に表すエピソードだよな
パナマの生き残りのザフト兵全員を国際裁判にかけられるわけもないし、捕虜への非人道的行為なんて連合、ザフト双方で日常茶飯事になってたろうし
嫌な世界だなあ、まったく…

これ言った奴のその後が気になる
生き残れててもイザークらと違って議長も庇えず極刑かもしれんが

実際捕虜なんて面倒なだけってのも事実だし
あとあと交換材料として使えなくもないけどコストに見合うかといわれると…

>>18
何なら完璧で究極の偶像な漫画（アニメ）で嘘と本音が織り成すキャラ解析度が上がったまである

>>24
そこおざなりにすると
冷静な兵士にとっても「捕虜になれない？自害するしかなくなるじゃん！？」って無駄に士気ダダ下がりや逃亡や反乱招きかねないし
民衆からの支持も失うのでコストが見合わないことは全くないよ

ナチュラルがコーディネーターを虐殺する(血のバレンタイン)→仕返しにコーディネーターがナチュラルを虐殺する(NJ)→その仕返しにナチュラルがコーディネーターを虐殺する(サイクロプス)→その仕返しの仕返しにコーディネーターがナチュラルを虐殺する(グングニール)…憎しみの無限ループって怖くね？

現実の戦争もまあ同じ流れで無限にやってるし、ファーストの1年戦争もそんなもんやで

正直、どんなに民間人に虐殺かましてもお咎め無しで、武人気取ったり被害者ヅラして開き直るジオンがいる宇宙世紀よりは、コーディネーターもナチュラルも互いに全力で虐殺して報復してくるコズミック・イラの方が、歪んではいるけど妙な爽快感があって作品としては面白い。

捕虜を取らず降伏しても殺されるなら指導者も国民も「あんなジェノサイド起こす奴に降伏したら皆◯しになるんじゃ…戦うしかない！」という意識になって降伏するなんて選択肢がなくなって戦争が終わらず泥沼化するからやってはいけないんだよなあ…

地球連合とプラントの争いからナチュラルとコーディネイターという民族同士の紛争に堕ちたという転換点なんだな、ここの話は(砂漠の虎もこの戦争の本質を見抜いてた話もしてたけど)
あんまり現実の話に絡めるのはあれだが、最近だとイスラエルとガザ地区の争い、コンゴ紛争、ソマリア内戦が全世界規模で起きたのがSEEDだと個人的には思っているが。