ニコニコ大百科

おそらく劣等生世界には、お兄様とはベクトルの違う超人たちがたくさんいるのだと思う（優しさとか信念とか）。作品内でその姿を見ることは無いが・・・

しかしその方が良いかもしれない。もしそういう人たちの存在が作者の目にとまれば、十中八九お兄様と愉快な仲間たちに嘲笑われるための踏み台にされかねないからだ。神様が見ようともしないおかげで、「常人であり超人」な人たちは誰を気にすることもなく恋愛したり成長したり、あの歪んだ世界と戦うことが出来るのだ。なんという皮肉

この作品に限ったことじゃないけど、どうしてこの作者は敵側を全く魅力的かつ個性的（まあ主人公たちも魅力的とは程遠いが）に描けないんだろう

別にネームド一人ひとりを個性的にしなくても敵対者を強大だとか凶悪にするだけで十分変わるはずなのに

作者自らその可能性を食いつぶしてる節がある気がする

>>8852
この作品は文学形式としては名将列伝みたいのに近いんだよね。要するに讃ずる対象がもう決まっててそれに沿った方針で描いてる次第で、碑文とか聖書とかでも敵(異教側)は基本雑魚だったりするのと同じノリ

>>8852
負ける可能性があるってのがご都合主義に繋がると思ってるんだと思う
相手が認識出来ない衛星から一方的に爆撃して勝ちとか主人公無限コンテニュー仕様とかまさにそれ
アニメではわかりにくいけど原作読むと負けさせない為の設定が山のように書いてある

もう、この話はオルフェンズよろしく主人公敗北エンドでいい気がする。

これまでで十分主人公勢の脅威、危険性、悪辣さに至るまで描写されているし、魔法師に対する反感も強まってるらしいしチート描写を繰り返してきたんだからラスボスに据えても全く問題なく機能するはず。

あまりの強さにどうあがいても絶望状態から魔法力喪失設定使って一般人に成り下がり、仲間たちの助けを借りて逃げようとするも妹に危機が迫り、それを庇って死ぬとかすればいいんじゃね？末期に感情を取り戻して何の疑問も持たず半ば殺人マシーンやってた自分の行いを省みて悔いつつも息を引き取るとかすれば、これまでの内容を回収出来る気がするよ。

問題は、主人公が一般人に成り下がろうものなら仲間も妹も揃って手のひら返しそうということだ
狂信者な妹からして「無能と思ってたがすごい力持ってた」というだけで心酔してるからな

キモウトの嫌なところは力にしか興味ないんだよな
自分たちの為に各方面にペコペコしてる父は「魔法が使えないからああやって生きていくことしか出来ないクズ」とバカにしてるのに非道行為を行う母と叔母は尊敬してたり

>>8857
深雪のあの態度は正に「自分の見たい物しか見ない」って感じですよね。自分たちが好き勝手やってるために各方面に頭を下げなければならない父親の苦労を知ってればあんな冷たい言葉言える訳無いし、母と叔母の外道行為は完全無視

あと主人公と愉快な仲間たちは、「守るべきもの」の判断基準がめちゃくちゃなんですよね。横浜戦の時もゾンビ爆弾の時も、大勢傷ついている人たちがいるだろうに「普通の人たちを守る義務なんかない」「それでも人を守ろうとする奴は現実の見えてない馬鹿」とか明らかに言っちゃいけないレベルの発言してる。それを是としてる劣等生世界も酷いが

一回仮面ライダーアマゾンズの鷹山仁さんと対談させてやりたい。「線引きの出来てない奴ら」な主人公勢にどういう反応するか見物だ

ゾンビ爆弾のくだりはマジで作者の倫理観を疑ったわ
曲がりなりにも主人公陣営の言っていい理屈じゃないだろあれ

>>8857

作者も作中のキャラも色んな意味でうわべだけしか見てないし興味無さそうなんだよな。だって中身を気にしてたら妹の事以外は感情ない(どう考えても嘘だけど)主人公に人が集まってくるわけない。

そのキャラクターのカッコ良くない欠点を悪いものとしてしか捉えられないから味方側には変に偏ったキャラしか作れないんだよな。

>>8858

仁さんががやり込められることや折れることはないだろうが、劣等生は敵サイドも殆ど人間であるからなぁ。

　テロリストなら平気で殺せる劣等生サイドなら『化け物は殺すのに人間は殺さないんなんて、殺す相手を選り好みしている』なんていいかねない気がする。まぁ、仁さんの言い分自体が殺しでもしないと止めれない人間には相性が悪い。

>>8856 >>8857
全滅エンドで溜飲は下がるが悲哀がない主人公陣営というのがある意味すごい
力を失わせるより外宇宙や何とか次元からマーベルのサノスみたいなとんでもない物連れて来て正統法で尚且つ圧倒的にお兄様達を叩き潰す方がまだ見込みがある気がする
仲間達が力及ばず次々散って、お兄様も自分もまたちっぽけな事を初めて自覚しながら最後の戦いを…みたいな
敵に喧嘩を吹っかけられる動機にしても過剰な攻撃性から宇宙の秩序に害を齎らすからみたいな事で半ば言いがかりながらいままでのツケが回ってきたという感じがいい

他作品のキャラ持ち出して云々って大分なろう的というかなんというか
同族嫌悪なん？

ニコニコでみたけど、「殺人」「きもうと」「ギャグアニメｗｗ」「みかんでマッサージ」「クリムゾンプリンスｗｗ」「いたたたｗ」「中二」とかなんであんなコメントの質ひくいの？呆れてくるわ

>>8863
不愉快に思ったなら申し訳ない、謝る。ただ他作品のキャラを引き合いに出しただけで同族嫌悪だのなろう云々だの皮肉るのはやめて欲しい。まじで。

>>8861
レスありがとうございます。書いてて思ったのですが、「魔法師→アマゾンたち」と置き換えると劣等生世界の現状は「怪物が裏から手を回して世界を掌握」したおっそろしい世界なんですよね。で、「アマゾンズ」で想像したのが

怪物が世界を掌握→怪物狩らなきゃ→アマゾンは俺がぶっ潰す→仁さん・・・！

だったんです。なぜか。まあ劣等生世界に「運命を狩る男」ポジションのキャラがいるのか分かりませんが。これ以上はスレ違いだと怒られそうなのでやめます。

知り合いが最新刊読ませてきたのだが、次の巻以降で世界観について作者がまーた爆弾仕込んでくるんじゃないかが結構気になる。また想像の余地が潰されるのかと思うと何か嫌。作者は読者に恨みでもあるのだろうか

>>8865

あまり伸ばせなさそうなはので最後に。『線引き云々』は『殺すのが正しいかどうか』の他にも『殺すことに慣れて平気になった化物にならないための自戒』なのかなって気もする。(覚えが悪いので見返してみたいけどグロい、覚悟決めるまでの時間が……)

戦闘力以外の分かりやすくするための比較に他作品だすのは反対ではないけども、アマゾンを例えるのは相性が悪い気はする(人間が好物で撃滅以外に手段がない敵なので、元凶は人間だけど)。

>>8863
なろう的なのはこの作品のことだと思うが......

この作品、敵があまりに無能＆ザコすぎて強大な敵や巨悪を圧倒的力でねじ伏せる俺TUEEE系の魅力がないんよな
俺TUEEE系ってより敵INEEE系というべきか

>>8868
それについては達也兄さんの記事の方でも突っ込まれてましたね。作者はその手の批評というか評価をどう思っているのか・・・

20巻以上続いているのに主人公の能力どころか存在さえ知らない敵が殆どなうえに
いざ対面しても「主人公の能力は常識の範疇を越えているから理解も対応もできない」というプロットに守られてるせいで
どんなに強い強いと強調されても何も分からないまま一方的にハメ殺されるだけだからな

>>8866
改めて、返信ありがとうございました。


完全無欠のはずのお兄様が、事件が起こる度に後手後手に回ってるという指摘がある。が、ちょっと待って欲しい。もし仮にお兄様が持てる限りの力・頭脳を全て使って、あらゆる事件を「起こる前に」解決するとそもそもエンターテイメントが成立せず、何のイベントも起こらず物語も進行しない。
・・・つまり完全無欠のお兄様の最大の弱点は、その高い能力故の「扱いづらさ」だったのだ！！！

と、書いている途中で思ったが、よく考えてみたらお兄様に限った話じゃないなこれ

身に降りかかる火の粉を払うのに全力で
実は実際大したことないから敵にナメられてる説

>>8871
最大の弱点は、主体的な目的がないことでは？
力ずくでいくらでも世界変えられるだろってとこまでステータス盛って雰囲気も整えて、
なんか事件起きたんで対応するだけの日々送ってんのが間違い

別に、世界を歪めたくないという自分なりの正義感とか博愛精神とか持ってるとかでもないし
目的がないから誰かの道具になるしかない情けなさを書きたいわけでもなさそうだし

妹のそばにいれば、それだけで幸せ？
なら、その妹に物語の中心になりうる主体的な目的がないのが問題なんだろう

感情抑制魔法？
それこそ、究極の生物兵器から普通の高校生になるっていう目的につながらないの？

他所の作品引き合いに出すのは野暮だけど
今やってるアニメの主人公の方がよっぽど魔法の学校で劣等生やってんだよなあ…

いやアレも大概だろ
明らかにさすおにの系譜

もし深雪の方が劣等生で、達也が優等生という話だったらと考えたが
どっちにしろ、あんまり内容は変わらないだろうな。

あるいは達也が弟で、深雪が姉だったらとかも想像したことある。

お兄様の言動は笑えるからもうどうでもいいけど
ことあるごとにageられる妹の不快さ、ウザさが半端ない

しかもその持ち上げ方すらも何かずれてるっていうね。容姿に関してはクトゥルフ神話の化け物みたいに表現されたこともあるし・・・いや劇中の言動を見るとそう不自然なことでもないか

魔法の設定を変に現実寄りの理屈で固めたせいで、あの世界の魔法地味なんだよなぁ・・・もっと魔法の設定をふんわりほんわかさせてたら、ど派手な極太ビーム！！燃えさかる爆炎！！飛び交う魔力弾！！となって見応えあったろうに。特にアニメの描写も派手になって、スタッフさんたちも作りがいあったかもね

スタッフの気分がどうとか言う以前に、そのせいで設定に割と致命的な穴が少なからずできてるんだよな

ここじゃボロクソに叩かれてるけどアニメ見たら案外楽しめた
主人公を持ち上げるために他の男を下げるSAOみたいなのかなと思ったら脇男もそこそこ活躍してるし
敵弱いと言ったらその通りだが