ササキ様に願いをとは、竹書房から出版されているみずしな孝之の4コマ漫画作品である。
全6巻(+1巻)。略称は「ササ願」。
概要
横浜ベイスターズに所属し 大魔神 と称された 佐々木主浩 を題材にした作品。
実際の野球界が舞台であり、実在する野球選手を扱った4コマギャグ漫画である。
1993年に竹書房の『まんがパロ野球ニュース』で連載を開始。以降、佐々木主浩がシアトル・マリナーズに移籍する1999年まで連載された。その間掲載誌は2度変更した(まんがパロ野球ニュース→スポコミ→まんがくらぶオリジナル)。
2004年に佐々木主浩が横浜に復帰した際には、短期間ではあるが「まんがくらぶオリジナル」に復活掲載された。
また、姉妹作に「ベイスタ流」という作品もあり、設定を一部引き継いでいる(掲載誌は月刊ベイスターズ)。全1巻。
単行本の裏には各巻必ず小ネタがあった。単行本の巻末には、作者書き下ろしのベイスターズ選手名鑑コーナーがあり、ベイスターズ所属全選手の似顔絵と選手紹介文を掲載していた。
なお、選手名鑑の作成作業はとても手間と時間がかかるようで、毎回「もうやらない」とコメントしていた(しかし、単行本全巻に収録されている)。
エピソード
ササ願用語
- プロ野球プチ選手会
- 身長170mm以下の選手で構成される労働組合。入会金は990円。この入会金は入会テストとなっており、990円分の硬貨の重さに耐えられるかというものであったが、万永は1,000円札を持ってきておつりを要求した。会長はオリックスの大島公一。その他の会員には、万永貴司、大貝恭史、久慈照嘉、内匠政博、小森哲也、南渕時高、仁志敏久、小坂誠(最初は入会を拒否していたが、いつの間にか加入していた)、田中一徳、石川雅規など。
- ササキ様賞
- もらうと必ず大怪我をするという、呪われた賞。通称「裏球界のMVP」。受賞したブラッグスや盛田は故障、タカシに至っては2度受賞してしまっている。
- ササキ様デー
- ササキ様の誕生日(2月22日)であり、この日に誕生パーティーを開くのが作中の恒例である。初期は大掛かりなパーティ程度であったが年々豪華になっていき、最終的にはハリウッドスターや首相、果てはアメリカの大統領が来るまでの規模となり、「海の日に続く国民の祝日候補」としてササキ様デーを宣言してしまう
- ノーアウトかワンナウトでランナー3塁のときはスクイズしないと死んじゃう病
- 文字通りの行動を取ってしまう近藤昭仁監督の悪癖。ロッテの監督時にも発症しかかっていた。
- やくみつる等他の時事ネタを扱う野球漫画と違い、作者は基本的にはチームに批判的なことや揶揄することを描かなかったが、この件に関してだけは「素人が見ても予想できる」と苦言を呈していた。
- この背景には漫画用の誇張表現以外に、高木豊や屋鋪要といったチームの顔と呼べる選手の大量解雇や、連載開始当時は得点力不足(リーグ5位)で、ローズとブラッグス以外の打者が脅威にならずバントやスクイズを多用したという背景もあると思われる。
- また「〇〇しないと死んじゃう病」の元ネタの一つかもしれないといわれているが、定かではない。
主な登場人物
横浜ベイスターズ
選手
監督、コーチ
他球団
選手
監督、コーチ
その他の登場人物
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関連項目