ドラゴンズドグマ2とは (ドラゴンズドグマツーとは) [単語記事]

その冒険は、英雄譚として刻まれる

ドラゴンズドグマ 2とは、2024年 3月22日に発売されたカプコン制作のアクションRPGである。ディレクターは第1作と同じく伊津野英昭。

概要

始まりは地の牢獄。失った記憶の奥底に、竜の声が響く。

汝、覚者となりて我を討て。其れこそ世界の理なり。

人の王国と獣人の国、二国の思惑と因習の狭間で、一人の英雄が、為すべき使命を思い出す。

己が目、己が心を通して見える理とは―

これは竜を討ち、玉座へと昇る者の物語

ゲーム情報
ジャンル	アクション RPG
開発元	CAPCOM Co., Ltd.
販売元	CAPCOM Co., Ltd.
機種	PS5 Xbox Series X\|S Windows
発売日	2024年 3月22日
価格（税込）	9889円(パッケージ版) 8990円(ダウンロード版)
対象年齢	CERO:D (17歳以上対象)
その他	--
ゲームソフトテンプレート

シリーズ 10周年を記念した特別映像「ドラゴンズドグマ 10周年ファンミーティング」の中で発表された第1作の正統続編。

王道ファンタジーの世界で自由な冒険ができるオープンワールドアクション。

竜に心臓を奪われて「覚者」となった主人公が、忠実な従者「ポーン」とともに広大なオープンワールドへ打って出る。

対応プラットフォームはPS5/Xbox Series X|S/PC（Steam）。

メインクエストは存在するが進行はプレイヤー任せのノンリニア型。

完全なシミュレートではないもののアクションは前作と比べよりリアルな挙動になった。

REエンジンにて描かれるフィールドのサイズは前作の4倍以上。

地形を利用することで戦闘を優位に進められる。魔物と地形とジョブとの組み合わせに応じて多岐にわたるシチュエーションが用意されている。

1人プレイなのにネット上の誰かと一緒に冒険ができる楽しさと、様々な職種を駆使し自由度の高いアクションを繰り出せる、ハイファンタジーの世界で思うがままに冒険を楽しむオープンワールドアクションとして期待されているが、あまりに野暮ったい個所が多く、PC版の最適化問題などもあり評価を落としている。

あらすじ

北部地域で守りについていた主人公は、弓使いの女性「ウルリーケ」をかばって竜に立ち向かも、あっさりと振り落とされ、ブレスで焼かれてしまう。

死を覚悟するが、竜はなぜか主人公の心臓を奪って立ち去り、それに伴い主人公は覚者として目覚め、竜を駆逐する運命を受け入れ己の心臓を取り戻すべくて旅に出る。

システム

マップ

ヴェルムントとバタルの二つの王国が舞台としてオープンマップで用意されている。

広さよりも密度を重要視して何度も調整が重ねられた。

時間経過によって刻々と状況が変化する。特に夜は前作と比較してさらに危険な時間帯となっており、周囲を照らす光がなければ足元すら見えないほど深い闇に包まれる。また、夜にしか現れない危険な魔物が複数存在する。

ジョブ

プレイヤーの求める多彩なアクションに応えられるよう、複数の職種が用意されている。本作のジョブは前作に比べ良くも悪くもできることがより専門的になった。

基本職　（最初から選択できる）: ファイター：片手剣と盾を扱う近接戦闘を得意とするジョブ。前衛として素早い剣技で敵陣に切り込む。　
アーチャー：弓矢による的確な射撃により、遠距離から一方的に攻撃を仕掛けられるジョブ。高所の敵にも優位に戦える。敵の弱点を射抜く楽しさからTPSに似た感覚を味わえる。
メイジ：魔法を使った遠距離攻撃や回復、支援を得意とするジョブ。使う魔法が強力であるほど、詠唱時間が長くなる。; シーフ：短剣を得物とし、機動力を生かして戦うジョブ。俊足のステップを利用したヒット＆アウェイで敵を牽制しつつ、隙を見て掴みかかり大ダメージを狙う。
上位ジョブ　（進行度合いに応じて選択可能）: 魔剣士：武器を使った物理攻撃と魔法攻撃を兼ね備えた攻撃先行のジョブ。
マジックアーチャー：魔法の矢を射る、遠距離戦に特化したジョブ。魔法を使用した味方の支援も可能なほか、自身の体力を削ることで強力な一撃を放つことも可能。; ウォリアー：ファイターの上位ジョブ。攻撃力、破壊力に加え頑強さに長けた職種。; ソーサラー：メイジの上位ジョブ。攻撃特化の魔法使い。; 幻術士：プレイヤーである覚者専用のジョブ。煙をいぶす“振り香炉”という特殊な道具を使い、幻術を生み出す。自らの幻影を召喚してデコイにしたり、ポーンの力を一時的に強化したりすることが可能。; アリズン：各ジョブの多彩な武器やスキルを自由に扱える器用なジョブ。他と比べ自由度は高いが、基礎能力は低く設定されている。

ジョブの選択後もジョブギルドに行けば転職可能。　

用語

竜……世界の破滅を象徴する存在。多くの人の恐怖を集め、ある者は神として崇める。
覚者……キャラクリで生み出されるプレイヤーの分身。竜に心臓を奪われ、竜を屠る宿命を背負う。今作から獣人としてプレイすることも可能で、毛の量や柄、どの歯が抜けているかなども設定できる。
ポーン……旅の相棒としてプレイヤー自らが作り込み育てたAI パートナー。他のプレイヤーが育てたポーンを借りることも可能で、最大4人のパーティーを組める。
ヴェルムント……人の王国。この世界で繁栄している二つの国のうちの一つ。代々ドラゴンを倒した覚者が王として国を統治している。国土は、王道ファンタジーのイメージどおりに緑が豊か。
バタル……獣人の王国。この世界で繁栄している二つの国のうちの一つ。険しい峡谷地帯が広がり、古代遺跡の跡に建てられた都市が存在しており、獣人たちによる独自の文化が根付いている。不吉の象徴のため、ポーンには冷たい。
牛車……拠点間を巡回しているタクシーみたいなもの。目を閉じることでファストトラベルとして使用可能。インフラがある程度整っている場所でなければ利用できず、しかも途中で襲撃される可能性もある。
竜憑き……竜やドレイクとの戦闘で感染するとされるポーン間の伝染病。竜憑きになったポーンは気が大きくなって目が赤くなったり頭痛に苦しめられたりし、最終的に民衆を虐殺するようになる。