ペルフェクティオとは、「スーパーロボット大戦D」に登場する敵キャラクターである。
CV:関俊彦(第2次スーパーロボット大戦OGより)
スーパーロボット大戦Dのラスボス。南極の地下に存在する古代遺跡の最深部、「ファブラ・フォレース」と呼ばれる異界の門から現れた破滅の王と呼称されるエネルギー生命体であり、破滅・滅びといった概念そのもの。作中では門が開いた際に一番近くに存在した主人公のジョッシュとリムの父親フェリオ・ラドクリフの体を半ばイレギュラーの様な形で乗っ取って現る。正確には「破滅の王」が本来の呼称であり、フェリオの体を「破滅の王」が乗っ取った姿がペルフェクティオと呼称される。またその影響か奪った肉体が全盛期近くまで若返っており、実子ジョッシュの兄と言っても差支えがない程の青年へと外見上は変化している。
設定上ではスパロボ最強の敵として名高く、その驚異的な能力は宇宙にペルフェクティオが存在しただけで宇宙が破滅を迎えてしまうという、ゲーム史上で探し回っても類を見ない程のとんでもない力を有している。(実際、Dでは「メガゾーン23の世界」はペルフェクティオによって破壊された)
作中でもスーパーロボット軍団がファートゥムを撃破する事には成功しているが、それだけ圧倒的な力を持つ機体でありながら所詮は計り知れぬ破滅の王の力の片鱗に過ぎず、破壊した瞬間に復活されている。その為本体であるペルフェクティオが宇宙に完全に現出する前に、とあるキャラが自身の機体ごとファートゥムを異次元の彼方に押し返してその一瞬の隙にファブラ・フォレースを破壊、一応の事態を解決しただけであり、最終的に倒すことは出来なかったという辺りで、この敵の桁外れの脅威を理解していただきたい。ちなみにスパロボにおいて和解などによって滅ぼされなかった敵勢力はいれども、戦って倒せなかった、追い返すだけで精一杯だったというラスボスは今のところこのペルフェクティオのみである。ちなみに、もし作戦が失敗した場合は、マクロス7艦隊と一部敵勢力の全火力をもって、地球ごと破壊して被害の拡散を防ぐつもりだったというから、その恐ろしさは推して知るべし。
一部では「霊帝ケイサル・エフェスが『桁違い』ならば、破滅の王は『桁そのものが意味を成さない』」とまで称され、そのトンデモぶりは別次元と考えられている。
たとえ神や創造主の類であっても滅びや死からは逃れられない(作品によっては全能神でさえ死ぬ)がゆえに、あらゆる死や滅びを糧として存在する破滅の王の完全な打倒はほぼ不可能であり、知的生命体を取り込むというイレギュラーが発生している為、本来は存在しえない知性や肉体という縛りが発生している。この為、これでも人間が対応出来るレベルまで本来の在り方からランクダウンしている。その本来の在り方とはペルフェクティオ自身が述べるように『破滅』という現象そのもの。
搭乗機はファートゥム、ラテン語で「運命」を意味する破滅の王の力の片鱗にあたる機械体とされている。
このようなトンデモ設定になった背景は、マクロス7のプロトデビルンを倒した後に控えている敵な為、それ以上のスケールアップを目指したからだと考えられている。
スーパーロボット大戦EXのヴォルクルス、第3次スーパーロボット大戦αのケイサル・エフェス、OG外伝のダークブレイン、スクコマ2のユキムラと並んで、スパロボ五大巨悪の一つに掲げるファンも多い。
ペルフェクティオがラテン語で「完全な」という言葉を意味する為、ファンからはジョッシュの父親の体を乗っ取っている事に関連付けて完璧親父と呼称される事が多い。
その他、彼の持つ特徴・特性から、クゥトルフ神話のアザトースがモチーフとも言われている。
その設定と描写故に、OGシリーズのシリーズを統括するラスボスになるのでは?と予想するファンもいた。
しかし、「第2次OG」にて登場を果たすもラスボスではなくメリオルエッセ共々ボスキャラの1体としての登場となった(それでも共通ルートの最後に登場である。ここまででSRポイントをどこまでとれたかが真のEDへ行けるかどうかのカギである)。が、そのゲーム中でも屈指の極悪性能やイベント内容などから、プレイヤーによってはラスボスよりもしんどい、と言われることも少なくない。以下に、要因をざっと挙げる。
また、ペルフェクティオ戦で流れるBGM「Despair」(「絶望」という意味の英語)は高い人気を誇る一曲である。このBGMはスパロボDでは曲名が分からなかったが、第2次OGに参戦したことにより新たに曲名が付けられた(それまでは「ペルフェクティオのテーマ」など様々な呼び名で呼ばれていた)。
ちなみに第2次OGではペルフェクティオやガンエデン、ラスボスを含めた一部のボス敵の登場イベントや曲変更イベントに「その場に存在する全キャラクターの戦闘曲優先度を無力化する」という命令コードが仕込まれていて、そのイベントコードが発動するとその場で流れている曲(イベントで変更された曲)を、例え何者であろうとも変更する事が出来なくなるという事象が発生する。
この命令コードの前には、かの某食通さんの「Trombe!」すらも逆らう事が出来ない。
第2次OGではファブラ・フォーレスの正体がクロスゲートだったというオチがあり、クロスゲートを通って現れた存在とされた。一度は鋼龍戦隊を追い詰めるが、シュンパティア経由でイルイの助力を得た自軍によってペルフェクティオは撃退される。その後、破滅の王本体がゲートから現れそうになったが、ウェントスがゲートの向こう側のクリスと協力して門を閉じることによって追い返された。
ファブラ・フォレースを介してのエネルギー供給を受け実体化を果たした、破滅の王の力の片鱗たる機械体。
両腕に相当する部分にそれぞれ「絶望の男面」「恐怖の女面」という名の巨大な2つの顔が付いているのが大きな特徴。戦闘中まばたきするさまが地味に微笑ましい。腰(腹?)に相当する部位には唇があり、そして機体下部には蜘蛛のような脚が付いている。
何より、この不気味な姿そのものが「人間の顔」を象ったものであるとされる。
破滅の王の力が健在である限り何度破壊されても再生する、恐るべき存在。事実、「D」「第2次OG」双方で、他のボスとは一線を画する凄まじい耐久力を持つ(後者の「第2次OG」については、前述の通り)。
全長 | 不明(少なくとも戦艦並みはある) |
重量 | 不明 |
移動タイプ | 空・陸 |
装甲材質 | 実体化した、異次元の負のエネルギー |
動力源 | 負の感情 |
開発元 | ルイーナ |
パイロット | ペルフェクティオ |
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最終更新:2024/04/25(木) 23:00
最終更新:2024/04/25(木) 23:00
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