ボリノーク・サマーンとは、機動戦士Zガンダムに登場するティターンズのモビルスーツである。
形式番号はPMX-002。パイロットはサラ・ザビアロフ。
ジュピトリスにて開発された、パプテマス・シロッコ設計の試作モビルスーツ。名前の由来は童謡「森の熊さん」から(メカデザイナーの話であり、シロッコがどういう意図で名付けたのかは定かではない)。
ジ・O、パラス・アテネとともに3機で運用される事を前提に造られている。戦闘の際はまずボリノーク・サマーンが敵の情報を調べ、次に遠距離攻撃に長けるパラス・アテネが攻撃、最後に懐へ飛び込んだジ・Oが自慢の格闘能力で敵を圧倒するという構想となっている。
ボリノーク・サマーンは頭部にレドーム、左腕にレーザーセンサーを内蔵しており、優れた偵察・索敵能力を持つ。右腕にはクローシールドを持ち、これで敵機を引き裂く事もあった。
敵の情報を探るモビルスーツであるため戦闘能力はそれ程高くは無く、ビームガンやビームトマホークなどで武装はしているが他2機と比べると武装面に劣る。
作中では、構想どおりジ・Oとパラス・アテネとともに出撃。ハマーン・カーンとの直接対決を行うも、キュベレイのファンネル・オールレンジ攻撃の前に右腕を破壊される。
その後ハマーンとシロッコが精神的な戦いを行っている最中にハマーンを撃とうとしたサラが、カツが乗ったGディフェンサーの乱入に気づき、Gディフェンサーのビームからシロッコをかばった事でボリノーク・サマーンにビームが貫通、爆散した。
いきなりボリノーク・サマーンが失われたため、構想どおりに戦闘できたのは一回だけであった。
「SDガンダム外伝」では、モンスターボリノークベアーと斥候ボリノーク・サマーンが登場している。
「SDガンダム三国伝」では、張宝ボリノークサマーンとして登場。兄の張角パラスアテネ・弟の張梁メッサーラと合体することで黄天ジオに変化する。
漫画「機動戦士ガンダムF90FF」で、シロッコ設計時のままなのか何かしら改修されたのかは定かではないものの、フォンセ・カガチが搭乗しサナリィをハッキング、ガンダムF90のデータを盗み出している。
アーケードゲームの「機動戦士Ζガンダム エゥーゴvs.ティターンズDX」及び、PS2またはゲームキューブ専用ソフト「ガンダムvsZガンダム」でボリノーク・サマーンを使用すると、偵察用モビルスーツという設定を反映して、敵の体力と兵器の残弾数を確認できる。勿論この特性はボリノーク・サマーンだけが持つ。
「スーパーロボット大戦Z」でスパロボシリーズ初登場。
サラがフラグ次第で自軍入りし使えるようになる。性能も優秀であるものの、加入するのが終盤なのが残念。
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最終更新:2024/06/02(日) 08:00
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