モンジュー(ウマ娘) 単語

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モンジュー

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君もエルコンドルパサーも、素晴らしい素質を持っている
だが、それでも私の方が……!

※画像左がモンジュー(ウマ娘)。右はブロワイエ(ウマ娘)

モンジュー(ウマ娘)とは、Cygamesメディアミックスプロジェクトウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター

実在競走馬モンジュー」をモチーフとするウマ娘である。

CV庭有紗

概要

公式サイト掲載なし)

史上初の、外調教モチーフに実名で登場したウマ娘

ゲームメインストーリーの最終章前編で、実況名前だけは呼んでおり、ついに海外ウマ娘許可が取れたのかとファンを驚かせた。後編の予告編で少しだけ姿を見せ、本編で全体がお披露となった。

斜めにかぶった変形ナポレオンハットをはじめ、典的なステレオタイプフランスの見たをしている。前には実と同じ(い斑点)があり、アニメ版での姿・ブロワイエを踏襲しながらも実の意をふんだんに取り込んだビジュアルになっている。

礼儀正しい性格であり対戦相手への敬意を欠かさないが、強者とのレースを強くめる闘争心の強い人物。

基本的に日本語を話し、時折フランス語が混じる話し方である。ただし、モノローグまで含めて日本語であるため、これは視聴者向けの演出である可性もある。
スペシャルウィーク日本インタビュワーとも普通に会話しているので「実際にはフランス語を話している」扱いではないだろうが、日本語ペラペラである自然な理由は乏しいため、単純に話の都合優先でこうなっていると考えるのが難ではあるか。

ゲームでの扱い

プロジェクトL'Arcシナリオ ステータス及び適性は凱旋門賞(シニア級)のデータ(ステータスは多少変動あり)

ステータス
スピード スタミナ パワー 根性 賢さ
UF7
1374
SS+
1174
UG7
1277
SS+
1167
UF
1307
バ場適性
ダート
距離適性
距離 マイル 距離 距離
G B B
脚質適性
逃げ 先行 差し 追込
G B A B
所持スキル
円弧のマエスト ノンストップガール
乗り換え上手 距離コーナー
鋭い眼 差しのコツ◎
闘争心 キレる脚
猛追 優位形成

長らくメインストーリー上のムービーのみの登場であり、メインストーリー内を含めレースでの登場はなかったが、凱旋門賞テーマにした新シナリオでついに登場。

通常の育成では出現せず、「クラシック級で凱旋門賞勝利」「ニア海外遠征前までにSSSマッチを6回以上発生させる」のいずれかの条件を達成させる事でシニア級の凱旋門賞に出走してくる裏ボス的な立ち位置であり、凱旋門賞連覇をプレイヤーの前にレジェンド2人をもえる規格外のステータスで立ちはだかる。

メインストーリー

最終章後編で登場。

からフランスに渡りトレーニングを重ね、満を持して凱旋門賞に出走したエルコンドルパサーの前に現れる。レース前は礼を尽くし、健闘を誓い合うも、レースでは先頭に立ったエルコンドルパサーに猛の如く襲いかかる。

レース後、自分と対等に渡り合った彼女の言葉を受けて日本で走るウマ娘にも強い興味を持ち、ジャパンカップ参戦を表明。待ち受けるのは日本総大将スペシャルウィーク。果たして勝負の行方はいかに。

アニメでの扱い

アニメ1期の時点では許可が取れていなかったのか、架ウマ娘・ブロワイエとして登場。

ブロワイエ(ウマ娘)

ブロワイエとの違い

ブロワイエは『ベルサイユのばら』のオスカルを彷彿とさせる軍人勝負服金髪であった。モンジューもそれを踏襲してはいるものの、配色がトリコロールからMichael Tabor氏の勝負服イメージした「オレンジ縦縞」に変更。スカートからパンタロンになったものの、ノースリーヴになったり「フルール・ド・リス」の意が入っていたりと全体的にフェミニンなものになっている。髪色も実鹿毛に近い色となった。

ブロワイエはフランス語のみで話していたのに対し、モンジューモノローグまで含めて基本的に日本語で話し、時折フランス語が混じるような話し方である。そのため、ブロワイエはスペシャルウィークフランス語挨拶をしようとしてとんでもない暴言を吐かれることになったが、モンジュー日本語挨拶を交わしたため穏便なやり取りとなっている。

声優池澤春菜から庭有紗へ変更。池澤氏は声優界屈マルチリンガルであり、言語まわりの描写の違いはこの点もしているかもしれない。

人物像は概ね踏襲されているが、ブロワイエは(礼儀をわきまえてはいるものの)尊大な性格であり、日本ウマ娘牙にもかけないであったのに対し、モンジューははじめから礼を尽くし、日本ウマ娘リスペクトする様が描かれている。

関連ウマ娘

エルコンドルパサー
凱旋門賞での対戦相手。先頭に立ったエルコンドルパサーを捉えて差し切り勝利。対戦後彼女からの言葉を受けて日本ウマ娘興味を持ち、ジャパンカップ参戦を表明する。
モチーフは同じく凱旋門賞での対戦相手。ちなみに、モンジューは彼らより一つ下(99世代)である。
スペシャルウィーク
ジャパンカップでの対戦相手。最終直線で差しきろうと襲いかかるものの、スペシャルウィークがそれを上回る伸びを見せて勝利モンジューは4着に敗退する。
モチーフは同じくジャパンカップでの対戦相手。
エアシャカール
史実ではキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスステークスで対戦。モンジュー1着・エアシャカールは7頭立ての5着と大敗を喫する。『ウマ娘』での絡みは今のところない。
ちなみに、シャカールの育成シナリオでは「合宿中に海外レース映像を観て『もしここに自分がいたら』というシミュレートトレーナーに見せる」という形でKGVI&QES話題が取り扱われている。

史実

日本を打ち砕いた90年代欧州最強の一仏ダービーおよび凱旋門賞を含むGⅠを6勝する圧倒的実力を携え、世界を駆け回った。なお『ウマ娘』では全にフランスの見ただが、本は「アイルランド産のフランス調教」である。外日本調教ウマ娘も必ずしも外国人扱いになっているわけではないので、それと同じとは言えるか。

キャリア初期はアメリカ人のキャッシュアスムッセンが、99年ニエル賞からは同じアイルランド出身のマイケル・キネーン戦として騎乗した。

デビューから3連勝を飾り、ジョッケクルブ賞(仏ダービー)の前戦リュパン賞こそ2着に敗れるものの、本番では圧勝。を越えて故郷アイルランドに渡り、アイリッシュダービーも制覇する。凱旋門賞の前戦であるニエル賞勝利し、本番凱旋門賞へと向かう。

その1999年凱旋門賞には、この日のためにからフランスに渡り調整を重ねた日本エルコンドルパサーがいた。先頭に立ち逃げ切らんとするエルコンドルパサーを残り100mで捉え、半身差つけて逆転。あと少しで届きそうだった日本を粉砕した。

そして、その勢いのまま同年ジャパンカップにまさかの参戦。エルコンドルパサーを破ったが来日するということで日本では大注の一戦となった。レースでは1番人気に支持されるも、日本総大将スペシャルウィークの4着に敗退する。もっとも、長距離輸送かつ調整期間も乏しいことによる体調不良府中馬場との相性といった明らかな不利要因があり、実力で敗れたとは言い難いところではあるが、『ウマ娘』ではさすがにそのへんを顧みると台しすぎるのでスルーされている。

しかしヨーロッパに戻ってからは元通りの強さを見せ、タタソールズゴールドカップ・サンクルー大賞・キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスステークスフォワ賞と3つのGⅠ・1つのGⅡ勝利した。

2回凱旋門賞で4着に敗退した後は精を欠き、最後はBCターフでカラニシの7着に敗退し引退となった。

種牡馬としては初年度からと同じく凱旋門賞ハリケーンランエプソムダービー勝者にしてトレヴモティヴェーターを輩出。その後はややスケールダウンしたもののGⅠ継続的に輩出し続けたが、2012年3月16歳敗血症からの合併症でこの世を去る。

子孫の中からモティヴェーター産駒トレヴが同じく凱旋門賞オルフェーヴルを破り、日本を打ち砕いたりしている一方で、多くの産駒日本に輸入され、血統が広まっている。

そのうち、孫のパンサラッサドバイターフで同着優勝を果たし、海外GⅠを制覇。曾孫のタイトルホルダー菊花賞天皇賞(春)宝塚記念を制し、曾祖と同じ凱旋門賞舞台に立った。彼のメロディーレーン重賞勝ちこそないものの、長距離オープン存在感を見せ、辞退したがドバイゴールドカップへの招待を受けるまでになっている。

モンジューの現役時代には発展途上だった日本海外遠征だが、今や多くのが積極的に海外し、勝ちを重ねるまでになった。日本を破ったの子孫が新たな日本となる。これも血統のスポーツたる競馬浪漫といえるだろう。

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