東方冥異伝とは、同人サークル「はちみつくまさん」が制作した同人ゲームソフトである。
後にEX(本編後日談)を搭載し各部に改良を加えた東方冥異伝・零が登場。
更に、来る2008年冬のコミケにて、更に追加要素を含んだ最終版東方冥異伝スラッシュバスターが登場した。
なおいわゆる二次創作なので本家(上海アリス幻楽団及び東方project)には一切関係がない。
はちくまRPGシリーズの第五作目(久瀬RPGは除外)である。大きく分けると次の3つのシナリオがある。
・本編・・・主人公は東方作品と同じく霊夢。敵も一部を除けば東方キャラなので、割と東方RPGに見える。
しかしはちくまクオリティにより多分にパロディが含まれるため耐性がないと厳しいか、高槻先生の活躍ぶりは必見。
本編といえどはちくまRPGの難易度は健在、試行錯誤をしないと勝てないボスも多く、はちくまRPG新規の方は注意が必要である。
また、途中のダンジョン選択によってルートが分岐する、終盤のダンジョン・仲間・ラスボスと変化するが、EXの引継ぎの際に変更はないので好きなルートを選ぼう。
・EX・・・本編の続き、主人公はルイージ東風谷早苗へと変わり守矢の神社から新たな異変へと挑む。
ぶっちゃけるとEXというよりかは後編であり、EXからが冥異伝の本番と言える内容である。
敵はToKまでの歴代作品に登場したはちくまキャラクターが後半は多数登場、歴代はちくまRPGでも上位の魔神が登場するなど、はちくまファンにとっても興味深い内容も多い、難易度もさらに自重しなくなるので覚悟が必要。
本編に比べると従来のはちくまRPGな展開が多く、はちくまプレイヤーにはニヤリとする演出も多い。
・SB・・・(一応ネタバレ防止のため反転)
EXの後日談。主人公は久瀬であり、久瀬派の戦力強化のためにダンジョンに挑戦する。
仲間は久瀬を中心とした久瀬派のメンバーがメインとなり、東方キャラでは本編とEXで仲間にならなかった大妖精と小悪魔のみ、TOKでの地下ダンジョンと同じようなおまけダンジョンと言える内容である、本編やEXで戦うことが出来なかった東方キャラたちと戦うことも出来る。
久瀬派のキャラたちを使用出来る貴重なシナリオである。
ただし、ボス戦は本編やEXと違い詰め将棋的な要素が強いのでゴリ押しでの突破は非常に困難となっている。
本編のシナリオは基本的に「バキ」のパロディであり、
東方のキャラクターはバキの登場人物の役を演じていると言ったほうが適当である。
また、EXにおいては「喰いしん坊!」(漫画ゴラク)のパロディも多い。
以上の2作品を読めば大体パロディは理解できるはず。
魔神や久瀬派など、固有用語や設定については今までのはちくま作品を参考。
説明した通り、純粋な東方作品のRPGではないので、原作(東方的な)再現度等はほぼないに等しい(スペカ等で原作の弾幕再現はあり)。
またはちくま作品では常連である「久瀬」「斉藤」「高槻」等、東方とは全く関係のないキャラクターも登場してくる、あくまでこの作品は「はちくまRPGシリーズの内の一つのシナリオ」という、今までのはちくまRPG作品と同じ位置付けである。
本作の特徴としてデッキシステムがあり、キャラクタ-のデッキの制限個数と重量を配慮すれば20個装備可能など、緋想天のような装備システムを採用している(発売は冥異伝が先)、故に多くの装備品を大量装備することができ、装備するデッキによっても能力値や特性が変化したりする。
ただし装備に非常に手間がかかるなどのデメリットがあり、このシステムには不満点も多い(デッキ保存機能などがないため)、またはちくま作品にしては、LVの上昇での能力干渉が非常に大きいので、LVを上げればゴリ押しでの突破も容易となる、新規には良いかもしれないが従来のはちくまファンには不評である。
前作TOKとは上記のシステムのようにかなり変わっており、PTも最大6人、自由成長の排除、盾の仕様変更、属性やステ-タスの大量追加など、覚えるべき要素がかなり増えている。(ステ-タス項目が多すぎ、成長の短小化などの不満点が大きかったためか、次回作はぢきせではTOKのようなスキルシステムに戻っている)
この作品に限らないが、はちくま作品は基本的にオリジナル設定等を含んでおり、
そのため原作崩壊度は群を抜いている。
東方の二次創作ではあるのだが、原作とかけ離れた部分も多々ある。
よって、原作(東方)の世界観を大事にしたいと考える人はやらないことを強くオススメする。
また、冥異伝は2作目AirRPGと4作目TOKの間の時間軸となる物語であり(AirRPGからしばらくした後)、当初から東方のシナリオとはまったく関係なくあくまではちくまRPG作品の時間軸の中の一つの物語という位置付けである。
故にTOKからのはちくまキャラや、AirRPGで登場したキャラ、お馴染みの久瀬や斉藤など、過去作品をプレイしておかないとわからない内容が多いので、新規の東方ファンがプレイするには厳しいかもしれない。
興味が沸いたのなら、KanonRPGからの歴代はちくまRPG作品をプレイしてみることをおすすめする。
・霊夢→本編の主人公かつお馴染みの博霊の巫女。
はちくまRPG初の女性主人公となったが、どこか空周りしている感じがするのは気のせいだろうか。
性能はバランスが取れているが(防御性能が高い)、固有スペルでの補助が優秀なので補助キャラとして活用するのが一般的、本編とEX両方で活躍出来る性能である。
本編では、メガテンのごとく霊夢が除外(戦闘から離脱)されると強制敗北である、性能が高いので気をつけていればそうそう除外されないが本編では注意が必要。
・魔理沙→お馴染み魔理沙、うふふな偽者も登場する。
マスタースパークなどMP消費が高い固有スペルが多く、多様するとオーバーヒート中に攻撃を受けてあっさりとやられてしまう、基本は魔法や補助でバランス良く立ち回るのが吉。
特性「インスパイア」で一部の汎用スペルを習得可能、ただし習得率が物凄く低い(デッキで増やせるが1%と0,5%)ので、活用するには根気が必要となる。
一部の固有スペルが対ボスダメージ限界突破性能を持っているため、EX以降では根気良く育てれば1発屋として活用可能。
・咲夜→お馴染みメイド長、4作目TOKと同様に出番が多く数々のイベントで登場する。
性能は完全物理攻撃特化型であり、防御は紙なので気を付けないとすぐにやられてしまう、豊富なデッキスロット数と強力な固有スペル、時を飛ばす特性によりトップクラスのアタッカーとして運用出来る。
ネタバレ→今作の久瀬派風の四天王である、本編では仲間に出来ず、EXの終盤でPTに加入する。
・妖夢→お馴染みのみょん、原作に劣らず苦労人である。
構えを発動しないと発動出来ない固有スペルを多く持つ、結界や障壁無視などの効果が付いているのがポイント。
本編とEXでは性能が違い、EXではとあるイベントの影響でステータスが大幅に弱体化している。
本編では非常に役に立つが、EXでは活用しづらいキャラクターである。(そもそも犬がいるし
・うどんげ→なんと今作では付け耳という新事実が!
状態異常を得意とする変則アタッカー、超原則や魔攻低下などで戦闘を有利にすることが出来る、銃が得意であるため、人間系のボスには有効。
・中国→名前でなんて呼ばれません、別名東方サッカーの主人公。
防御性能が高く、本編では壁役として活躍出来る、攻撃スペルも性能的には悪くない。
・アリス→ツンデレアリス、東方サッカーで言っていた自立式の人形を遂に完成させた。
特性「瞬間詠唱」が非常に強力であり、全東方キャラの中でトップクラス言える補助キャラである。
デッキスロット数も多く、本編、EX共に非常に優秀なキャラである。
・パチュリー→TOKから引き続き参戦のビスケットパチュリー、TOKでの影響か喘息を克服するために物理も魔法も扱えるようになった。
アタッカータイプの魔法型であり、防御面を気にせず攻撃していくのが基本となる。
デッキによっては、物理型でも戦える。
・レミリア→おぜうさま、TOKから引き続き登場だが、特定のイベントでそれを思わせるシーンがある。
東方サッカーでの微妙な性能とはおさらばし、今作トップクラスのアタッカーであり、多くの人が1軍で扱うことになるであろう強力なキャラクター。
ネタバレ→本編では仲間に出来ず、EXでPTに加入する。
フランドール→妹さま、TOKから引き続き参戦、過去作品繋がりで色々なキャラと会話がある。
防御が紙な上にレミリア同様、戦闘でやられると除外されてしまうため、高い攻撃力で敵を殲滅していくのが基本となる、固有スペルのレーヴァンテイン系は非常に強力。
幽々子→MILENEさんの嫁。
即死系を得意とするので雑魚戦で活躍する、ただし固有スペルの使い勝手から、紫に出番を取られがち。
紫→非常に強力な補助キャラクター、全反射するミラーフォースや全体即死の黒死蝶など、PTにいるだけで安心出来る性能である、ただし習得経験値が半分というデメリットがある。
ネタバレ→本編では仲間に出来ず、EXでPTに加入する。
早苗→EXでの主人公、霊夢よりよっぽど主人公しています。
霊夢に似ている性能、基本的に同様の使い方が出来るので非常に使いやすい。
文→捏造屋新聞記者。
速度が非常に速く、補助役として活躍・・・・・・・・はそうそうできない微妙な固有スペルが悩みの種。
魔理沙と同じく、インスパイアを特性で持っている。
椛→犬パシリ、ある意味EXの主人公である苦労人。
攻撃、防御共に非常に優秀であり、妖夢の上位互換というべき性能。
全体盾での援護、構えからの強力なスペルなど、非常に使いやすいのでEXでは主よりもよっぽど頼りになるキャラである。
斉藤→はちくま作品恒例の脇役王、今作でもイベントで大いに活躍(うわらば)する。
ネタバレ→本編では仲間に出来ず、EXでPTに加入する。
久瀬→お馴染み三鏡のボス、本編ではあまり出番はないが、EX以降では主要キャラとして活躍する。
ボス戦での久瀬の猛烈な攻撃に、数多くのプレイヤーは絶望を覚えること間違いなし。
高槻→参ったぁああ!!!俺がこんなところに紹介されていいのかぁ!自制など効かない!
お馴染みの超天才、本編での彼はまさに癒し系
掲示板
159 高槻先生
2020/02/06(木) 22:19:11 ID: AgkPWGEax0
いまさらながら実況動画上げてみたぞ
まいったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
https://
160 ななしのよっしん
2021/08/12(木) 17:49:56 ID: A8N2QI4uG2
161 ななしのよっしん
2023/02/26(日) 00:10:14 ID: eAZpDIcbiz
今になって聞くと東方アレンジ曲も結構良い出来
急上昇ワード改
最終更新:2024/05/04(土) 19:00
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