白雪(艦これ)とは (シラユキとは) [単語記事]

「特型駆逐艦の力、ご覧くださいませ」

白雪しらゆきとは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん～艦これ～」に登場する、大日本帝国海軍の特I型(吹雪型)駆逐艦2番艦「白雪」をモデルにした艦娘である。

担当声優は上坂すみれ。図鑑番号はNo.012→No.586(改二)。担当絵師はしばふ。

概要です。よろしくお願いします

性格は真面目で、品の良い女の子。提督にお茶を用意したり、姉妹艦である吹雪や初雪の出撃準備を手伝うなど、周りへの気配りを忘れないしっかり者。その上、叢雲の台詞から、海軍のエリートである主計学校出身で、彼女の作るカレーは非常に美味しいことが判明した。器量よし、性格よしと、まさに秘書艦の鑑と言えるハイスペックを持っている。

しかし戦闘になると、なぜか「主砲で弾幕張ります」（張れるのか？）、「少々弾幕が薄い気がします」と妙に弾幕にこだわっている。左舷砲撃手、弾幕薄いぞ！何やってる！

ゲーム中では、任務『はじめての「編成」！』の達成報酬として入手できるため、ほぼ全ての提督にとって最初期に（最初の建造で引かなければ早くて3番目に）入手した艦娘であろう。しかし、同様に任務達成で入手できる「龍田」「赤城」がともに艦これを代表するレベルの人気キャラであるのに対し、白雪はいささか影が薄い感が否めない。なぜだ。ステータス的にはごく標準的な駆逐艦であるので、吹雪型の姉妹ともども運用はお好みで。

第十一駆逐隊、改特型駆逐艦白雪、出撃します。皆さん、ご武運を！(改二)

艦隊11周年初頭(2024年春)に雑誌等で紹介されていた11駆改二改装のうち、白雪の改二が2025年 1月28日、遂にに実装された。狭義の吹雪型では吹雪・叢雲・浦波・磯波・深雪に続き6隻目の改二となる。

改装に必要な練度(Lv)は77。吹雪・叢雲よりは高いが19駆の艦たち(早期に実装された綾波を除く)よりは低く、改装設計図及び戦闘詳報は要求されないものの、磯波改二実装の際必要となった新型砲熕兵装資材及び高速建造材(バーナー)・開発資材(くぎ)を要求される。

1943年 3月3日のダンピールの悲劇で彼女が輸送艦艇の護衛艦隊旗艦を務め対空戦闘で戦没した史実を戦訓に司令部施設系（及び艦隊通信アンテナ・通信装置＆要員）と大発動艇系が装備可能となった。また、彼女と同時に吹雪改二にも補強増設スロットに13号対空電探・同改等の対空電探が装備可能となっている。

持参装備も秋月型高角砲の改、三連装酸素魚雷、25mm連装機銃とアニメ1期を期に実装された吹雪改二同様対空寄りの装備となっており、特型駆逐艦固有装備ボーナスに加え秋月型砲・初月改二砲に対するフィット補正、専用の対空CIパターンも実装された。これなら雲霞の如き敵機にも弾幕を…おおっと。
一方で対潜は改から+5に留まっており、実は白雲改よりも低いので対潜はあまり得意ではない模様。

なお、関連項目にあるとおり、同作戦参加駆逐艦8隻のなかで白雪改二は6隻目の実装となっており、かなり後発になってしまっている。この時点での当該艦隊の改二未実装は共に沈んだ時津風、レイテ沖海戦（スリガオ海峡海戦）で沈んだ朝雲の2隻のみとなっている。

なお、冒頭で言及した11駆改二お披露目には僚艦初雪の改二も描かれており、こちらも2025年春イベ後段作戦『突入！第二次礼号作戦』ステージ実装メンテと同時に実装が行われた。これにより11駆初期メン全艦の改二が出揃い、未実装の夕霧を除く11駆編入艦全艦の改二実装も完了した。

四コマ『吹雪、がんばります！』での活躍

No.012　吹雪型二番艦　駆逐艦　白雪

吹雪と運命の出会い・・・？をした親友。
弾幕や弾が当たる音が好き。

『吹雪、がんばります！』第1巻　主な艦娘紹介！より引用

公式 4コマ『吹雪、がんばります！』では吹雪のすぐ下の妹ということもあり、第1話から吹雪の相方としてレギュラー出演している。どこまでも真面目なゲーム本編とは異なり、4コマの白雪は第1話で「運命の出会い・・・」と頬を赤らめたり、第2話で「撃つときの音や衝撃が気持ち良くて・・・なんだか楽しくなってきたみたい・・・」とうっとりしていたり、いささかキャラが壊れ気味。あるいは本編でも弾幕にこだわっているところからすると元々こういうキャラなのかもしれない。

少々史実が薄い気がします

大正12年度計画艦。1927年 3月19日に横浜船渠で「第三十六号駆逐艦」として起工、1928年 8月1日に「白雪」と命名される。同年12月18日に竣工、一等駆逐艦に類別され、「吹雪」「初雪」「深雪」とともに第2艦隊第2水雷戦隊第11駆逐隊を編成した。

1937年からの日中戦争では、上海上陸、杭州湾上陸、北部仏印進駐作戦などの主要な作戦に数多く参加する。

太平洋戦争ではまずマレー方面攻略作戦に参加。エンドウ沖海戦、バタビア沖海戦などに参加し戦果を挙げる。^[1]その後はニューギニアの戦い、ミッドウェー海戦、第三次ソロモン海戦、ケ号作戦、イザベル島沖海戦などに参加。

1943年 2月28日、ラエ輸送作戦（図鑑の自己紹介で言及している第八十一号作戦のこと）の輸送船8隻を護衛する駆逐艦8隻の旗艦として、木村昌福少将を乗せてラバウルを出港したが、3月3日、連合軍機の空襲を受ける（ビスマルク海海戦）。「白雪」はこの爆撃で被弾、木村少将も機銃掃射を受け重傷を負ったが、信号員が「指揮官重傷」の信号を掲げたのに対し木村少将は「陸兵さんが心配する」と叱りつけ、ただちに「只今の信号は誤りなり」と訂正させたという逸話がある。この被弾で航行不能になった「白雪」は木村少将ら幕僚を「敷波」に託したのち、弾薬庫に引火し爆発、沈没していった。この海戦で帝国海軍は輸送船8隻全てと「白雪」「朝潮」「荒潮」「時津風」の駆逐艦4隻を失う大損害を受け、ダンピールの悲劇と呼ばれた。同年4月1日除籍。