超電動ロボ鉄人28号FXとは (チョウデンドウロボテツジンニジュウハチゴウエフエックスとは) [単語記事]

21世紀、ロボット工学は飛躍的な進歩を遂げた
悪のゾーン総統はこれを利用し、巨大ロボットを使って人類に宣戦布告をしたのである
だが、正義を守る伝説のヒーローが、今ここに立ち上がった
超電動システムを組み込まれたスーパーロボット、その名は『鉄人28号FX』

"The Iron Hero 28 Future X"
超電動パワー、オン！

前期OPナレーション

『超電動ロボ鉄人28号FX』とは、アニメ『鉄人28号』シリーズの第三作目にあたるロボットアニメである。

概要

歴代の中でも一際ヒロイックなデザインの鉄人28号で有名な『鉄人28号』のアニメ第三作。前作の『太陽の使者鉄人28号』が第1作目のリメイクであったのに対し、本作は第1作目の続編として制作された。主人公も金田正太郎ではなく、その息子である金田正人になっている。

前半では金田探偵事務所とネオブラック団の戦いが描かれ、後半ではインターポールと世界各国の犯罪者との戦いが描かれる。前半が連続ものの色が強いのに対し、後半では一話完結の色が強くなった。

あらすじ

伝説のロボットヒーロー・鉄人28号によって、ロボット工学は飛躍的な進歩を遂げた。その成果を見せるべく開かれたワールドロボットコンテストに、鉄人28号や新世代鉄人が集結していた。

しかしそこにネオブラック団が突如として現れ会場を占拠、全世界に向けて宣戦布告を行った。デビル火刀によって操られるアイアン・イーグルによって鉄人28号もピンチに陥ってしまう。そんなとき、鉄人28号FXのリモコンを持った一人の少年が現れた。

彼の名は金田正人。1年前に行方不明になった、金田正太郎の息子だった。

主な登場人物

金田探偵事務所

金田正人　（声：沼田祐介）: 金田正太郎・陽子夫妻の息子。本編開始前にネオブラック団に拉致誘拐されてロボット操縦の訓練を受けていたが、脱出して父親の危機に駆けつけた。インターポール編では長官直属の遊軍として世界中を飛び回る。
夏樹三郎　（声：草尾毅）: 正人のライバルとも言える二枚目の少年。本来は彼が28号 FXのパイロットになる予定だった。中盤でフランケンにブラックオックスを託され、正式なパイロットとなる。インターポール編では正人と同じく長官直属の遊軍に。
光瀬双葉　（声：小桜エツ子）: 丸眼鏡が特徴的な小柄な少女で、性格も子供っぽい。両親はロボット事故に巻き込まれ他界しており、その直後にテレビのヒーローに励まされたことから、自身もヒーローに憧れている。終盤で鉄人30号ミラクル・ビーのパイロットとなる。
司元一　（声：立木文彦）: 大柄な少年で、エアロトレッカーのメインパイロット。時に鉄人のメンテナンスも行う。インターポール編では鉄人 13号アステカのパイロットとしてメキシコ支部へ赴任した。
仁科詩織　（声：平松晶子）: 頭脳明晰な陽子の助手。中盤でフランケンと恋に落ち、彼を改心させる切っ掛けを作った。インターポール編では鉄人27号サキガケの操縦者としてオーストラリアへ赴任した。
金田正太郎　（声：田中秀幸、折笠愛（少年時代））: 言わずと知れた鉄人28号の操縦者。前半は金田探偵事務所の所長、後半はインターポール長官として活躍する。"ヒーロー"についてかなりのこだわりを持っており、時には目立ちたがることも。
金田陽子　（声：折笠愛）: 正太郎の妻。世界的な電子・ロボット工学博士であり、鉄人計画にも大きく携わっている。実家の榊財団は正太郎に対する支援を行っている。

ネオブラック団

ゾーン総統　（声：笹岡繁蔵）: ネオブラック団を率いる謎の存在。その正体は…
デビル火刀　（声：小野健一）: ゾーン総統の部下。冷酷非道な性格で、場合によっては部下すら見放す。
ゾルリック　（声：難波圭一）: ゾーン総統の部下。デビル火刀に比べて間抜けな面が目立ち、敵側ながら本作のコメディリリーフである。
フランケン・シュタイナー　（声：高山みなみ、森川智之（青年時））: 一見ただの少年であるが、その正体はネオブラック団が生み出した不乱拳博士のクローン。オリジナルと同じく優れた頭脳を持っており、鉄人28号FXを基に新生ブラックオックスを作り出した。; 不完全なクローンであり、定期的に培養液の中に戻らねば肉体を保てない。後に強化作戦が実行されるも失敗し、青年程度まで成長するも寿命が縮まってしまった。