逆転淫夢裁判

逆転淫夢裁判とは、ロクハチ兄貴が2017年から2020年まで投稿していた「真夏の夜の淫夢」×「逆転裁判シリーズ」のBB先輩劇場動画である。

概要

　

真夏の夜の淫夢と逆転裁判のMAD動画（いわゆる一転攻勢裁判）はこれまでも数多く投稿されているが、本作の特徴としては

• 各話で「Babylon Stage34 真夏の夜の淫夢 The IMP」各章の登場人物が事件の関係者として登場する（ただし実在の人物の名前は少しひねったものになっている）
• 法廷パートだけでなく捜査パートを含めて実際のゲーム画面を再現するだけでなく、プレイ動画を模したつくり（背景を調べた際のコメントや、選択肢のミスなど）となっている。

ことが挙げられる。

第1話の投稿当初は、作者もブログで認めているように画像編集などに粗さも見られたが、回を追うごとに画像の質や演出がパワーアップしている。

2020年7月25日、連載開始3周年にて遂に完結する

メインキャラクター

木村　直樹　（KMR）

本作の主人公で25歳の新米弁護士。こいついつも弁護士役やってんな。

依頼人の無罪を信じて全力で頑張る姿は本家のNRHD君と同じ。最大の武器は師匠ゆずりのハッタリ。裁判長に「なめてんじゃねーぞ」とすごむ一面も。

スーツの色はカレー色。ハシゴ派。

秋吉　亮　（AKYS）

木村の師匠。大学時代の縁で、木村を事務所にスカウトした。

強くて頭も切れる凄腕の弁護士。本家のＣＨＲ姉貴とはまた違った師匠ぶりで木村を導く。

役柄から2話の被害者になることが危惧されたが、無事だった。四話では被害者ではないものの・・・・？

実は最初期のプロットでは同じ師匠ポジのＫＲＨＴ兄貴の様に黒幕となる予定であったとのこと。

某野球選手とは無関係。

田所　浩二　（野獣先輩）

ご存じうんこの擬人化。実家は神社で、木村の大学の先輩だが、27歳にして定職についておらず、何かとトラブルを引き起こす。ただ、持ってくる証拠品やひらめきが、事件解決に大きく貢献することも少なくない。キャタツ派。

本家のＭＹＩ姉貴とＹＨＲを足して2で割ったキャラクターで、サイコロック用の勾玉はコイツの持ち物（通称：クサイコ・ロック）

四話の被告人。

遠野　朋宙　（遠野）

名前は「ともそら」と読む。木村の大学の同級生で、スイミングスクールの講師をしている。変な趣味に没頭することが多い。一方でその変な趣味によって決定的な証拠を導き出す事もあり、木村の捜査の手助けになった事も。かなりおっちょこちょいな性格で、注意力散漫な面が強い。

田所から好意を向けられているが、本人は全く気付いていない。

三浦　知将　（MUR）

木村や田所たちの大学の先輩で、殺人課の刑事。ちょっと抜けているがやる時はやる。かつて田所と共謀して木村を犯そうとした事があり、秋吉に鉄拳制裁された事がある。その後は改心したのか警察官になった。

本家のＩＴＮＫポジションのため、検事の無茶ブリにつき合わされたり、減給をくらったりしている。先輩後輩の関係のため、木村にこっそりと捜査情報を教えてくれたりする。

小野　大介　（ONDISK）

毎度おなじみのライバル検事で2話から登場。本作ではムチではなく指パッチンが決めポーズ。弁護人のハッタリに対してすぐさま反論を組み立てて反撃し、何度も木村を追い詰める。普段は敬語だが、エキサイトすると喋り方が変わる。

本家のＭＴＲＧポジションだが天才というよりは苦労人で、努力して現在の地位にたどりついた。

裁判長　（サイバンチョ）

みんな大好きサイバンチョ。今のところ唯一、本家からそのまま登場しているキャラクター。

基本的に本家と同じで、すぐにその場の流れに流されるが、最終的には正しい判決を下す。

各話紹介

第1話 「逆転の一転攻勢」

大学の野球部員が、元暴力団員を殺害する事件が発生。被告人の弁護を担当するのは新人弁護士の木村直樹。初めての裁判で、依頼人の無罪を勝ち取ることができるのか。　

第1話なので、淫夢1章がモチーフ。忘れるな、下北沢暴力団員殺害事件

第1話の登場人物

多田野　和仁　（TDN）

殺人容疑をかけられた大学生。野球部に所属し、エースとして活躍している。

自ら罪を背負ってでも、後輩をかばおうとする聖人。

大坊　悟　（DB）

多田野の大学の後輩。野球部エースの座を狙っている。普段はひょうひょうとした感じだが、時折左右対称の気持ち悪い表情を見せる。

第1話の真犯人。作者曰く「よくいる感じの真犯人」とのこと。シンメトリーＤＢは法の暗黒時代をもたらすからやめろ

波多野　雄介　（HTN）

多田野の野球部の後輩。本作で最初の証人となる。自己紹介の際になぜか強風が吹く。

谷岡　俊一　（TNOK）

第1話の被害者で、事件現場は彼の自宅。元暴力団員で、金を異常に嫌悪している。

刈谷　漢才　（関西クレーマー）

第1話の検事。関西弁でしゃべる検事で、初法廷の木村に対して「叩きつぶしてやるわ」と煽る。

本家のＡＵＣポジションのかませ役

第2話 「逆転スタジオ」

人気のクイズ番組「クイズ☆ハイラナイミタイ」の司会者が殺人容疑で逮捕された。ひと癖もふた癖もある出演者やスタッフ達を相手に、木村は真実に挑む。

第2話なので、淫夢2章のメンバーが中心に。逆転裁判特有の有名人を弁護するアレ

第2話の登場人物

現場　寛徳　（現場監督）

うつつば・かんとく。司会などでコアな人気の中年タレントで、第2話の被告人。代表番組は「クイズ☆ハイラナイミタイ」

普段は優しく、後輩の面倒見もよい人物だが、パニックになると淫語を連呼する癖がある。

事件の「現場」となったのは「『現場』の控室」であり、結構紛らわしいことになっている。

樽美州　有　（DRVS）

お笑いコンビ「モノトーンズ」のメンバー。日焼けした肌が特徴。モノトーンズは遅咲きのユニットで、過去に何かあったらしい。

「棒読み芸」を持ちネタにしており、会話に「句読点」が無いのが特徴。

第2話の真犯人。興奮するとセリフに「！」がつくなど、無感情なわけではない。

西岡　智　（NSOK）

第2話の被害者で、「モノトーンズ」のメンバー。やっぱり彼も棒読み。

白井　三郎　（白いの（淫夢））

モノトーンズ3人目のメンバー。過去に清野に芸を酷評されたことがあり、自殺してしまう。彼の自殺が悲しい事件のきっかけとなってしまった

清野　大智　（KYN）

ベテランの風格を漂わせる、「クイズ☆ハイラナイミタイ」のプロデューサー。当初は別の弁護士に現場の弁護を頼むつもりだった。

遠慮せずズバズバとものを言うためゲスい人物と誤解されやすいが、根は憎めない人。ただそのせいで事件の元凶になってしまった。

極度のうっかりでもあり、よくモノをなくす。

空本　雅美　（エア本さん）

バラエティを中心に活躍する女優・タレント。庶民的なキャラクターがウケている。誰彼構わずＳＵＫ学会の勧誘をするという悪癖がある。

画場孔田　出伊　（ガバ穴ダディ）

えばこうだ・でい。韻夢スタジオの清掃員で元・教師。支離滅裂なことを言ったり、淫語を叫んだり、法廷をひっかき回す。

本家のオバチャンの系譜を受け継ぐキャラクター。作者はオバチャンや五十嵐将兵（3の3話に登場）など法廷ブレイカーが好きだそうな。

いんゆめくん

いんゆめくんオッスオッス！　韻夢スタジオのマスコットキャラクター。サイコロック時の色が反転した姿が怖い

第3話 「神になる逆転」

大学時代の同級生に付き合って芸日大学を訪れた木村は、そこで殺人事件に遭遇する。「GOサマ」と呼ばれる被害者の正体は…そして事件の真相は。

GO is dead

第3話の登場人物

洗馬　紀華　（NRK）

せば・のりか。木村の大学時代からの友人で、小学校教師。第3話の被告人。

神波　業　（GO（淫夢））

じんば・ごう。芸日大学・神学部の２回生で第3話の被害者。神々しいオーラを放ち、学生から「ＧＯサマ」と呼ばれ崇拝されている。GO is GOD

赤沼　玄太　（AKNM）

誰？　芸日大学・工学部の4回生。つい最近までラグビー部で活躍していたが、試合中に負傷して、今は図書館でボランティアをしている。

藤喜　勇作　（ゆうさく）

芸日大学・理学部の４回生で、赤沼の友人。赤沼のラグビー部への復帰を望んでいる。なぜか常に左胸から二の腕にかけてさするような仕草をしている。Playmakerではない。

鴻野　スバル　（マジメ君）

芸日大学・神学部の２回生で、言動の一つ一つがマジメ。「ハハァ」の一言で様々な感情を表現する。

被害者の友人だが、他の学生と違い、呼び捨てにしている。今の大学の状況をよく思っていないらしいが…

日下隈　帝馬　（ヒゲクマ調教師）

ひげくま・ていま。田所が通っているスポーツジムの経営者。威圧感があり厳しい人物だが、きちんと話は聞いてくれる。

かつては警察犬も育成する凄腕の捜査官だったが...？

ビリー・ヘリントン　（兄貴）

日下隈が経営するスポーツジムのインストラクター。親しみやすい性格から「兄貴」と慕われている。日下隈とは旧知の仲で、彼の指導もあり日本語も上手。

月謝を木村から借りパクしていた田所を咎め、本格的♂指導を行った。

第4話 「真夏の夜の逆転」

野獣のワガママで急遽夏休み旅行に行くことになった一行。秋吉と付き合いのある人物が経営する旅館に予約を取ることができたが、楽しい温泉旅行は殺人事件へと姿を変えて立ちふさがった。

秋吉不在の時に無くなっていた「IN-6事件」の資料、ヒゲクマが語った「触れてはいけない闇」、小野検事が語った「悪徳弁護士」など、1～3話の伏線が鍵を握る(と思われる)最終話。秋吉を含め、メインキャラクターがストーリーに大きく関わる。

第4話の登場人物

葛城　怜　（虐待おじさん）

秋吉の親友で、平野旅館の現在の支配人。合法的に刀を所持しているが、事あるごとに抜刀する危険な趣味を持つ。過去に先代支配人の平野源五郎に世話になった経緯があって後を継いだ。

白山　義仁　（イニ義893）

木村たちの1日前から旅館に宿泊していた自称鍵屋の関西人。見た目は怖いが明るく気さくな性格。仕事柄 やくざとの付き合いがあるが、突然お願いされた遠野と相部屋を快諾した人格者。

4話の被害者。

緒蘭　桃子　（ピンキー）

旅館の従業員。葛城から「彼女を驚かせた人は死ぬ」と冗談抜きに言われた危険人物(なお脅かさなくても視聴者は勝手に死んでいく模様)。しかし働きぶりは真面目。趣味でデジカメを持ち歩き、事あるごとに撮影をしており希望者への販売も行っている。かわいい

犯行現場の発見者だが、説明に不可解な点もあり…？

ひで　（ひで（淫夢））

平野旅館の食事処で会った小学生。非常にワガママな性格だが、葛城の前では素直。

虐待されて旅館前に捨てられていたところを発見され、葛城に養子として引き取られて溺愛されている。

久保　拓也　（KBTIT）

旅館の板長。とんでもなく滑舌が悪い上に三浦がかすむほどのオトボケキャラだが料理の腕は確か。

平野　源五郎　(平野源五郎)

平野旅館の先代支配人。何らかの事件に関わり、現在は刑務所内にいる。

平野　源一郎（平野源五郎）

平野組の組長で作中の10年前に起きたIN6号事件の被害者。コーヒーがとても好き。

関連動画

関連項目

• 真夏の夜の淫夢
• 逆転裁判
• BB先輩劇場
• 一転攻勢裁判
• ミステリー淫夢

関連リンク

• 作者による解説（外部ページ）