Fate/Samurai Remnantとは (フェイトサムライレムナントとは) [単語記事]

――きみの願いを、

斬り捨てる。

Fate/Samurai Remnantとは、TYPE-MOON×コーエーテクモゲームスによるアクションRPGである。

プラットフォームはPS5/PS4/Switch/Steam。2023年 9月28日発売（Steamのみ9月29日）。

概要

ゲーム情報
ジャンル	アクション RPG
開発元	コーエーテクモゲームス
販売元	コーエーテクモゲームス
機種	PS5 PS4 Switch Windows
発売日	2023年 9月28日 2023年 9月29日 (Steam)
価格（税別）	¥ 9,680 (Steam)
対象年齢	15歳以上
その他	--
ゲームソフトテンプレート

2022年 12月31日のTYPE-MOON年末特番にて発表された新作ゲーム。2023年 6月21日のニンテンドーダイレクトで、発売日が2023年 9月28日に決定した事とゲームの概要が明かされた。

主人公は宮本伊織。舞台は慶安四年の江戸・浅草。太平の世を謳歌しつつ、世に不満を持つ浪人によって不安が増しつつある江戸を舞台に”盈月の儀”が幕を開ける。

解説

江戸時代が舞台となるため、本来の聖杯戦争とは重要単語が違う点が多数。万能の願望器である「聖杯」と、「聖杯戦争」というワードも「盈月」「盈月の儀」と置き換えられている。「マスター」も「喚び人」となっている。一方、サーヴァントの呼び名はセイバーなどのまま変更されていない。

登場人物

セイバー陣営

宮本伊織　　CV:河西健吾　　原案：渡れい: 「江戸の民草の多くが死ぬだろう─── 悪しき事、許されぬ事だ。」; 大剣豪宮本武蔵の養子にして弟子。現在は養父と死に別れ、江戸・浅草で剣の技を磨きながら浪人暮らしをしている。; 魔術の心得もあり、養父の遺した西洋の魔術書「紅玉の書」を所有している。
セイバー　　CV:山村響　　原案：武内崇: 「弱い。きみ、剣以外の能はないのか？」; 「剣士」のクラスを持つサーヴァント。古風な装束に身を包み、波打つ剣を振るう。伊織の事を弱いと断じ、「盈月の儀」を一人で戦いぬくと宣言する。; 発売前の戦闘デモ画面では水を操るのが確認できる。

アーチャー陣営

鄭成功　　CV:前野智昭　　原案：渡れい: 「惻隠の心無きは、人に非ざるなり─── 罪なき人々が死ぬのは、嫌いだ。」; 南明の皇帝である隆武帝に重用され、皇帝と同じ姓を名乗ることを許されたことから国姓爺とも呼ばれる将帥。母親は日本人。史実では台湾に政権を樹立した英雄。
アーチャー　　CV:小野賢章　　原案：森井しづき: 「──おまえにならば私が死の際に抱いた願いを託せるかもしれん。」; 「弓兵」のクラスを持つサーヴァント。眉目秀麗、忠勇義烈。; マスターである鄭成功を好ましく思い、その戦いを助けるべく弓箭を自在に操る。

ランサー陣営

地右衛門　　CV:岡本信彦　　原案：渡れい: 「奪い尽くす。燃やし尽くす。俺のこの手で、何もかも……！」; 幾重にも顔に包帯を巻いた謎めく男。島原天草で起こった大乱の生き残り。
ランサー　　CV:坂本真綾　　原案：武内崇: 「……灰は灰、塵は塵。すべてを─── 等しく燃やし尽くしましょう。」; 「槍兵」のクラスを持つサーヴァント。2本の槍と黒炎を操る。; 見た目は『Fate/Grand Order』に登場したジャンヌ・ダルク[オルタ]に似ているが、アホ毛の有無など細部は異なっている。

ライダー陣営

由井正雪　　CV:田村睦心　　原案：渡れい: 「願いし者マスターの自覚なき者を斬るは、我が信条に悖る。」; 烈士にして軍学者。多くの浪人に慕われ、江戸で軍学塾を開いている。史実では由井正雪の乱を計画したが、実行前に幕府に露見し、自決している。
ライダー　　CV:？？？　　原案：本庄雷太: 「無知な者を無知なまま殺すことも、慈悲かと。」; 「騎兵」のクラスを持つサーヴァント。黒鎧に身を包んだ、寡黙なる武者。
身の丈ほどもある大太刀を淡々と振るい、無慈悲に敵を屠る。

キャスター陣営

土御門泰広　　CV:三上哲　　原案：渡れい: 「然様なこともあろう。盈月の儀、何分手探りの試みゆえな。」; 安倍晴明の裔にして、陰陽師の宗家たる土御門家の当主。
“盈月の儀”の主催であり、見届け役でもあるというが……。
キャスター　　CV:勝杏里　　原案：pa ko: 「……まあ、勝手にするといい。僕は僕の好きにさせてもらおう。」; 「魔術師」のクラスを持つサーヴァント。
“盈月の儀”の裏側で何やら暗躍しているようだが、その目的も正体も一切の情報はない。
土御門隆俊　　CV:有元勇輝: 泰広の弟で土御門家次期当主。政治力はあるものの、術が不得手。
兄の戦いを陰ながら支える。

アサシン陣営

ドロテア・コイエット　　CV:平野綾　　原案：渡れい: 「解っていないわね。私たち魔術師が目指すものが何か───」; ガレオン船に乗って日ノ本へと来航した、異国の少女。スウェーデン貴族フレデリック・コイエットの娘で時計塔所属の魔術師。
アサシン　　CV:石川英郎　　原案：da nc iao: 「やはりおまえは面白き娘だ。それでこそ、おまえを試す甲斐がある！」; 「暗殺者」のクラスを持つサーヴァント。; 長い手足を鞭のようにしならせる灰衣の怪人。; 多数の妖蛇を眷属として呼び寄せ、操ることができるという。

バーサーカー陣営

高尾太夫　　CV:小清水亜美　　原案：渡れい: 「───吉原の女は強いんだよ。誰が失せた、誰が逝ったでしょぼくれたりしない。」; 吉原の楼閣・三浦屋の遊女。江戸で一、二を争う評判の美女で、大名をはじめ数多の男を魅了して止まないという。
太夫とは最高位の遊女のことで、三大太夫の一人として持て囃されている。
バーサーカー　　CV:佐倉綾音　　原案：こやまひろかず: 「流れ流れて何処の江戸か。慣れた霊基と違えども、腰の二刀は変わりなし！」; 「狂戦士」のクラスを持つサーヴァント。真名・新免武蔵守藤原玄信。宮本武蔵とも。; 主人公宮本伊織の養父にして師匠であるが、その姿は伊織の知るものとは異なっている。

逸れサーヴァント

逸れのセイバー　　CV:櫻井トオル　　原案：しらび: 「剣士」のクラスを持つ、逸れのサーヴァント。
葦毛の馬を駆り、大太刀を振るう鎧武者。
悪鬼と呼ばれる何者かを敵視し、討滅するため追っている。
逸れのアーチャー / アルジュナ　　CV:島﨑信長　　原案：pa ko: 「弓兵」のクラスを持つ、逸れのサーヴァント。
蒼き炎を纏う弓を持つ、白衣の戦士。
清廉で常に礼節を忘れず、公明正大に振る舞う。
逸れのランサー / クー・フーリン　　CV:神奈延年　　原案：武内崇: 「槍兵」のクラスを持つ、逸れのサーヴァント。
身の丈を超える長さの朱槍を、己の身の一部のように扱う。
好戦的な性格で、歯応えのある戦いを求めている。
逸れのライダー / タマモアリア　　CV:斎藤千和　　原案：ワダアルコ: 「騎兵」のクラスを持つ、逸れのサーヴァント。
その可憐な容姿と、どこか浮世離れした言動で、男を虜にする。
何かを乗りこなすのではなく、誰かが乗り物になってくれる系の騎兵のようだ。
逸れのキャスター / キルケー　　CV:茜屋日海夏　　原案：左: 「魔術師」のクラスを持つ、逸れのサーヴァント。
鷹の如き翼を持つ、いじらしき魔女。その卓越した魔術によって、対する者たちを翻弄する。
逸れのアサシン / 李書文　　CV:安井邦彦　　原案：ワダアルコ: 「暗殺者」のクラスを持つ、逸れのサーヴァント。
見慣れぬ装いに身を包む、眼光鋭き翁。武器を持たず、徒手空拳で戦う拳法家だが、その戦い方は過去の如何なる記録にも見当たらない。（それもそのはず、この時代では未来人である）
逸れのバーサーカー　　CV:遠藤大輔　　原案：Azusa: 「狂戦士」のクラスを持つ、逸れのサーヴァント。
筋骨隆々の肉体を誇る長髪の闘士だが、バーサーカーゆえか理性を失っている。
何の理由あってか、高尾太夫と共にある。

伊織を取り巻く人々

小笠原カヤ　　CV:久野美咲　　原案：渡れい: 宮本伊織の義妹。養父、宮本武蔵亡き後、小笠原家へ養女として引き取られた。
浅草へ足繁く通い、無茶しがちな伊織の面倒を見ている。
紅玉の書　　CV:茶風林: 宮本武蔵の遺産の一つである喋る魔導書。
伊織の魔術師としての師であり、自称親代わり。
新井助之進　　CV:保坂俊行: 伊織の友人。奉行所に勤める同心で伊織に仕事を斡旋してくれる。
若旦那　　CV:関智一　　衣装原案：坂本みねぢ: 浅草に突如として開店した縮緬問屋(ちりめんどんや)「巴比倫弐屋(ばびろにや)」の若旦那。常に傲岸不遜で、伊織たちのことも「雑種」と呼ぶが、店を訪れる子供たちに囲まれる姿を目撃されることも。
その正体は「裁定者」のクラスを持つ逸れのサーヴァント。
伊吹童子　　CV:悠木碧: DLC1「断章・慶安神前試合」にて追加されたプレイアブルキャラ。逸れのルーラー。
伊吹の御山の荒ぶる神。多腕蛇足の姿でやってきたお姉さん系サーヴァント。
柳生宗矩　　CV:小林親弘: DLC2「断章・柳生秘剣帖」にて追加されたキャラ。
謎の辻斬り事件を追う中で出会う逸れのセイバー。とある世界で召喚された際よりずっと若い姿で召喚された。