ホークビル(Hawkbill)とは、2013年3月6日生まれのアメリカ生産・イギリス調教の競走馬である。栗毛の牡馬。
主な勝ち鞍
2016年:エクリプスステークス(G1)、ターセンテナリーステークス(G3)
2017年:プリンセスオブウェールズステークス(G2)、アストンパークステークス(G3)
2018年:ドバイシーマクラシック(G1)、ドバイシティーオブゴールド(G2)
父Kitten's Joy、母Trensa、母父Giant's Causewayという血統。
父Kitten's Joy(キトゥンズジョイ)は現役時代にGIを2勝した名種牡馬で、ビリーヴ産駒としてスプリンターズステークス母子制覇を成し遂げた*ジャンダルムの父でもある。
母TrensaにはGⅢ2着などの競争実績があり、Trensa産駒でホークビルの半弟にあたるFree Drop Billy及び、Trensaの母SerapeはGI馬。
母父Giant's Causeway(ジャイアンツコーズウェイ)は、現役時代にGIを6勝した名種牡馬。
アメリカのHelen K Groves Revokable Trustによって生産され、セールで35万ドルで購入された後ゴドルフィンの所有となり、イギリスの チャーリー・アップルビー厩舎に入厩した。
4月のデビュー戦はジェームズ・ドイル騎手鞍上に3番人気も9着。6月の次走も4番人気3着。
7月の3戦目はウィリアム・ビュイック騎手を鞍上に1番人気に支持されてクビ差で初勝利を決めると、8月のナーサリーハンデキャップで3馬身以上つけ、9月にもアタマ差で勝利した。
3歳初戦となる4月のニューマーケットステークスは6番人気となったが、1馬身以上の差をつけて4連勝。
6月にハンプトンコートステークス(G3)へ出走すると4番人気となったが、ここも1馬身以上の差をつけて5連勝。
7月には古馬も参加するエクリプスステークス(G1)に2番人気で出走。1番人気の3歳馬The Gurkha(ザグルカ)に半馬身差をつけて6連勝でG1馬となった。
続いて8月にはインターナショナルステークス(G1)に2番人気で出走したが、8着に終わった。
9月にはアイリッシュチャンピオンステークス(G1)に出走したがここも9着。
エクリプスステークスが重馬場での勝利であったこともあり、適条件にならないと見たオイロパ賞は見送り、更にチャンピオンステークスも見送って最終的に11月にドイツ遠征となるバイエルン大賞(G1)が決定した。重馬場の中で2番人気に支持されたが、結果はペースメーカーのはずの最低人気Guignol(ギニョール)[1]が逃げ切り勝ちとなる中で3着。
4歳初戦は5月のガネー賞(G1)。7頭中の6番人気となり結果は5着。調教師曰く「フランス特有のペースが合わなかった」とのことである。
同月にはアストンパークステークス(G3)に出走。重馬場の中で1番人気に応え、2着のMy Dream Boatに2馬身差つけて勝利。
シャンティイ大賞も検討されていたが、結局6月にはコロネーションカップ(G1)に参戦し、3番人気で3着。
続いて同月のプリンセスオブウェールズステークス(G2)に出走すると、ドイル騎手鞍上で2番人気に支持され、1番人気で同厩舎のFrontiersmanに4分の3馬身差つけて勝利した。
8月にはドイツのベルリン大賞(G1)に出走し、1番人気に支持されたもののDschingis Secretに1馬身差で敗れて2着。
更に9月にはカナダのノーザンダンサーターフステークス(G1)に出走し、コルム・オドノヒューを鞍上に1番人気に支持されたが、逃げ粘ったもののJohnny Bearにアタマ差で敗れてここも2着。
5歳初戦は3月にドバイで行われたドバイシティオブゴールド(G2)から始動し、ビュイック騎手を鞍上に中団からの競馬となり、逃げたFrontiersmanをアタマ差で制して勝利した。
前哨戦を制し同月のドバイシーマクラシック(G1)に参戦。日本でのオッズでは単勝9.2倍の5番人気であったが、日本馬以外の中では2番手に支持された。レースでは超スローペースで逃げ、レイデオロ4着、モズカッチャン6着、サトノクラウン7着となる中、Poet's Wordに3馬身差つけて勝利。
6月にはコロネーションカップ(G1)に出走し2番人気に支持されたものの、4着から更に17馬身離れる形となり、6頭中の5着に終わった。
同月には12ハロン戦から久しぶりに距離短縮してプリンスオブウェールズステークス(G1)に出走。4番人気に支持され、結果はPoet's Word、Cracksman(クラックスマン)に次ぐ3着。
7月のエクリプスステークス(G1)では、4番人気で3着。
9月には再びカナダのノーザンダンサーターフステークス(G1)に出走し、ジェイミー・スペンサー騎手を鞍上に1番人気に支持されたものの馬群に沈み、Johnny Bearが連覇を決める中で8着に終わった。
このレースを最後に引退。24戦10勝。アップルビー調教師は、同馬が6か国のレースに出走したことに絡めて「ゴドルフィンの大使であり、厩舎の人気者」と餞の言葉を送った。
ゴドルフィンの所有であったこともあり、同グループのダルハムホールスタッドで種牡馬入りしたものの、初年度2019年の種付け数は39頭に留まった。
このこともあってか、翌年には同グループの日本支部であるダーレー・ジャパンに移動。種付け料は100万円に設定され、輸入初年度は95頭を集めた。その後は2年目55頭、3年目53頭、4年目47頭と推移していたが、デビューした初年度産駒のJRA初勝利が3歳2月となるなど明らかに不振であった影響か、5年目の2024年には種付け料50万円に値下げされたものの種付け数僅かに1頭となった。
2025年のダーレー・ジャパンの種牡馬リストには掲載されず、その後12月27日にアドマイヤムーンともども種牡馬引退が発表された。両馬とも引き続き功労馬として繋養されるとのことである。
| Kitten's Joy 2001 栗毛 |
El Prado 1989 芦毛 |
Sadler's Wells | Northern Dancer |
| Fairy Bridge | |||
| Lady Capulet | Sir Ivor | ||
| Cap and Bells | |||
| Kitten's First 1991 鹿毛 |
Lear Fan | Roberto | |
| Wac | |||
| That's My Hon | L'Enjoleur | ||
| One Lane | |||
| Trensa 2004 栗毛 FNo.4-m |
Giant's Causeway 1997 栗毛 |
Storm Cat | Storm Bird |
| Terlingua | |||
| Mariah's Storm | Rahy | ||
| *イメンス | |||
| Serape 1988 鹿毛 |
Fappiano | Mr. Prospector | |
| Killaloe | |||
| Mochila | In Reality | ||
| Ride the Trails |
クロス:Northern Dancer 4×5(9.38%)、Roberto 4×5(9.38%)、Prince John 5×5(6.25%)
掲示板
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最終更新:2025/12/26(金) 23:00
最終更新:2025/12/26(金) 22:00
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