世界樹の迷宮シリーズ

世界樹の迷宮シリーズとは、アトラスから発売されているRPGのシリーズである。

概要

「現代の技術と視点においてWizardryを作るとどうなるか」というコンセプトのもと、レトロな雰囲気・システムと、タッチパネルなどの現代の技術が融合した3DダンジョンRPGシリーズ。
通称「世界樹」「SQ（Sekaiju no meiQの略称）」。

特徴的なシステムとして、タッチパネルを使用した「手書きマッピング」がある。
昔のゲームはマッピング機能がなく、ネットもあまり普及していなかったので、得られる攻略情報が少なかった。
そのため、方眼紙に鉛筆で線を描いてダンジョンの地図を作製し、自分なりに攻略する必要があった。
「世界樹の迷宮」はタッチパネルが方眼紙代わりとなり、そこにプレイヤーが迷宮の地図を描いていくという昔懐かしのスタイルを採り入れている。そして、自ら描いた地図が迷宮攻略の鍵となる。

その他にも『～してもいいし、しなくてもいい。』『～したまえ！』といったゲームブック調の台詞回しや、冒険者（プレイヤー）や登場キャラクターの大半に詳細な人物像が設定されていないのも特徴。キャラクターの名前は勿論、性別すら明示されていない。そのため、キャラクターの設定付けはプレイヤーに任されている。
2013年から展開されている新シリーズ「新・世界樹の迷宮シリーズ」では、キャラクター設定やボイス・ムービーなどが追加されており、いわゆる和製RPGに近いスタイルとなっている。また、世界樹の迷宮シリーズのリメイク・再構成に相当するシリーズでもある。
自由なキャラメイク・ゲームブック調の硬派な冒険をしたい方は「本編」シリーズを、個性豊かなキャラクターが織り成す物語を楽しみながら冒険をしたい方は「新」シリーズをそれぞれオススメしたい。

プレイヤーからは「死にゲー」として知られる。詳細は「hage」「F.O.E」参照。
とはいえ近作ではライトユーザー向けの低難易度モードも存在するため、初心者でも安心な仕様になっている。

本シリーズのプレイヤーは「ボウケンシャー」と呼ばれる。これはシリーズのパーティキャラが「冒険者」であるため。
（「ボウケンジャー」だと戦隊ヒーローになるので注意）

さらに本シリーズは海外でも発売されている。海外版タイトルは「Etrian Odyssey」。

作品一覧

ゲーム（本編）

• 世界樹の迷宮（DS：2007年1月18日）
• 世界樹の迷宮II 諸王の聖杯（DS：2008年2月21日）
• 世界樹の迷宮III 星海の来訪者（DS：2010年4月1日）
• 世界樹の迷宮IV 伝承の巨神（3DS：2012年7月5日）
• 世界樹の迷宮V（仮題）

ゲーム（「新」シリーズ）

• 新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女（3DS：2013年6月27日）
• 新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士（3DS：2014年11月27日）

派生作品

• 世界樹の迷宮SRS
  • ※ジャンル：テーブルトークRPG
• 世界樹の迷宮S 悠久の覇者
  • ※GREEより配信されていたソーシャルゲーム。2013年2月28日に配信終了
• ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス（3DS：2014年6月5日）
  • ※ペルソナシリーズだが、世界樹の迷宮シリーズのシステムがベースになっている
• 世界樹と不思議のダンジョン（3DS：2015年3月5日予定）
  • ※ジャンル：ローグライクゲーム

個別項目

キャラクター

世界樹の迷宮

• ししょー

世界樹の迷宮II 諸王の聖杯

• フロなんとかさん

新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女

• フレドリカ・アーヴィング
• ラクーナ・シェルドン

モンスター

• アーマービースト
• 危険な花びら
• 深淵を舞う者
• 毒吹きアゲハ

楽曲

• 戦場 双眸爛爛と
• 戦乱 荒れ狂う波浪の果て（戦乱 吹き荒ぶ熱風の果て）

用語・その他

• ！！ああっと！！
• 攻撃力はさほどでもない
• hage
• F.O.E
• ◆◆◆◆◆

関連人物

• 古代祐三
• 小森成雄
• 新納一哉
• 日向悠二

関連商品

3DS版（IV・新1・新2）はいずれも体験版が無料配信中である。
本シリーズが気になった新米冒険者は、ぜひ無料体験版をプレイしたまえ！

関連コミュニティ

関連項目

• ゲームのタイトル一覧
• アトラス (ゲーム会社)
• 3DダンジョンRPG
• ウィザードリィ