当て屋の椿とは (アテヤノツバキとは) [単語記事]

当て屋の椿とは、川下寛次による漫画作品である。『ヤングアニマル』において2008年から連載中。

概要

江戸時代を舞台にミステリアスな女探偵・椿とEDの浮世絵師・鳳仙のコンビが江戸を拠点としながら各地を練り歩き様々な怪奇事件を暴いていく時代劇とサスペンス、ホラー、ファンタジー要素を盛り込んだ青年漫画。過激なエログロ描写が非常に多い。

椿
何でも探し当てる当て屋を掲げる無駄に美人な事件狂の女性。非常に観察眼が鋭く知識も豊富だが同じくらい我が儘。考え事の際は爪を噛む癖がある。今よりも男尊女卑の時代を生きているためか若干男嫌い。“世の理さえ屈する”理屈を追い求める性。

鳳仙
女性が苦手な正義感が強いインポの春画師(それ以外も描く、というより本来は春画が副業なのだが春画に比べ不評で売り上げが振るわないためエロ専門と捉えている人も多い)。元は武家の出なのだが訳あって長屋暮らしの町人となった。ネコ好き。

篝
吉原で働く売れっ娘女郎。ロリ巨乳。椿とは親友の仲で売春婦でありながら鳳仙から怖がられない稀有な存在。普段は心と頭の成長が止まっているため言動が幼いが。“神の糸を視る”という特殊能力を備えている。

竜胆
怪しげな薬物を多く取り扱う関西弁の片眼鏡をかけた女医。禁忌である堕胎も行っているため女の患者が多く集う。

日輪
目つきが悪く腕に継ぎはぎがある竜胆の助手兼ボディガード。

侘助
椿らと同じ長屋に暮らす職人。女好きで椿を狙っている。

菖蒲
鳳仙を謎に高評価する侘助の妹。

柳
椿らと同じ長屋に暮らす貧乏浪人。花菱を好いている。

花菱
椿らと同じ長屋に暮らす盲目の三味線師。

桔梗
不細工な犬を飼っている鳳仙が親近感を覚えるほど腰の低い女性。寺小屋で読み書きを教えている。鳳仙の心に強いツメ跡を残した。

イノ
顔に負った傷が原因で言葉が閊える女性。元は古着屋で奉公していたが店がつぶれたため鳳仙の提案で長屋に引っ越してくる。

梧桐
酒好きの豪放な和尚。