日本トンデモ本大賞2009レポートはこちら(過去のリビジョンを参照しています)
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※3/12 12:36付でニコニコ関係におけるHNを変更しました。大学でも家でもゲーム中でも眠たい。というわけでﾀﾞｻ過ぎますが…
ちなみに、トリップは変更無し。 誰得情報ですが
日本トンデモ本大賞ノミネート作＆大賞紹介
東京から帰ってきた小生。眠たい上に資料もうろ覚えなのでとりあえず大賞だけ簡単に引用して説明していく。
大賞：杉山徹宗『平和宇宙戦艦が世界を変える』
平和宇宙戦艦…なんだそれは。さらばー地球よー あ、ワシはその世代じゃなかったんだ。
ごほんごほん。
さて、晴れて大賞となったこの本だが、著者の杉山氏は法学博士で恐ろしいことに陸上自衛隊幹部学校・海上自衛隊幹部学校指揮幕僚課程及び高級課程の講師なのである。要は自衛官の先生である。そんな先生がド級(DQNと言った奴出てこい)のトンデモ本を出してしまうとは恐れ入る。
このトンデモさは密林の書評
に曰く「十数ページ読んだ時点で頭痛が、50ページ近くまで読んだ際には強烈なめまいが私を襲った」と。私らの場合は腹筋がぶっ壊れるという方向性ですが何か？
この平和宇宙戦艦とは何か。全重量170tで、強力なレーザー砲を搭載し、以下のようなことをするとのことである。
・地球外からの隕石を迎撃できる
・北朝鮮や中国の核ミサイルを確実に迎撃できる
・軌道上からのレーザー狙撃で二億個以上に及ぶ全世界 の埋設地雷の処理を短期間で行える
・地球温暖化を防げる
・日本が中国に残した化学兵器も軌道上からのレーザー狙撃で即座に処理できる
・レーザー技術で食糧が増産でき、飢餓に苦しむ地域が救われる
・レーザー技術で先天異常を持った胎児を妊娠中に治療できる
・ 盲目や聾唖、近眼や色盲の人をレーザー技術で治療できる
・遺伝病や精神病もレーザーで治療できるようになる
・中国の猛毒野菜にレー ザーを照射して無害化できる
・スペースデブリ問題が解決する
・中国の中華帝国の夢を放棄させる
・グリーンピース、シーシェパードなどの過激な自然保護団体、北朝鮮の不審船、ソマリアの海賊などを軌道上からのレーザー狙撃で人命を傷つけることなく撃 退できる
・北朝鮮の拉致被害者が帰ってくる
・中国で弾圧されているチベットやウイグルなどの少数民族を解放できる。
云々…
明らかにレーザー砲の用途や性能上の問題としてとしておかしいものは下線をつけてある。(他も十分ぶっ飛んでいるが…)
まず、一番下の記述だが、どうやって解放するかというと「看守の銃だけを無力化したり、拘置所の檻を溶かす」ことで解放するらしい。
と学会のパネリストらは「そんな出力じゃ人も蒸発する」と突っ込んでいるが、爆笑に混じって客席からはこんな声が飛んできたのである。
「明らかに内政干渉でしょ」 と。
確かにそうかもしれない。しかもよく考えてみれば著者って法学博士でしょ？なんでそんなことが分からないのかと小1時間(ry
大きさ的に170tってガンダリウムかとかいう突っ込みは正直どーでもいい。
なんつーか、ついていけない。
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