ともなりたかひろとは、小説家・漫画家・音楽家(詩人)・漫才師・動画製作者・発明家であった。
既存の文壇システムに反発し、文学にとっての「第三の道」を勝手に模索している。そのための一環として、ニコニコ動画内で、あれ(動画投稿)これ(生放送)それ(ブロマガ)していた異端児。
享年34歳。
概要
【略歴】
1982年6月19日生まれ。双子座のAB型。2017年3月19日未明、四重人格だけに、良い面も悪い面も4つくっついて、消えてしまったみたいです、ぷよぷよみたいに(意味深)。
「小説家」の他、 「気分屋」「皮肉屋」「がんばり屋」など、さまざまな職業を兼業していた(←職業じゃねーよ)。
短い生涯を通じて持っていた座右の銘は、
つまり、固定観念に囚われるな!ということらしい。 が、よく考えると、固定観念に囚われるな、っていう固定観念に囚われているような・・・。
【ニコニコ動画内での活動】
上にも書いたとおり、動画投稿と生放送をやっていた。
動画投稿は主に以下の3つに分類される。
①文学談義系(『トイレの底からこんにちわ』シリーズ→めがね着用)
②音楽系(朗読・ポエトリーリーディング・ニコラップ)
③お笑い系(コント・漫才)
④その他系→『自伝一般』シリーズ(ジョイスの『若き芸術家の肖像』の素人版。「年齢の違い」が「文体の違い」に反映されていくのがミソ)
生放送の内容は主に2つである。
①雑談配信→めがね非着用
②外配信(たまーに)
※例外として、コメント完全無視で、ただ歌っているだけ、という配信をすることもあった。お恥ずかしい黒歴史である。
作風
彼曰く、小説界のクロロ=ルシルフル(あいたたた、重度の厨二病です、本当にありがとうございました)。
あるいは、小説界の木多康昭(漫画『幕張』の作者)。
と自称するほど、サンプリング(引用)やパロディー(風刺)や時事ネタの量が多いのが最大の特徴であった。
むしろどれだけのテクストを引用できるのか、というスポーツ性に重きを置いているふしがあるぐらいの、パクリ芸の総合商社。
Hunter×Hunterの例えで言えば、彼は操作系能力者に属する作家であり、そのパクリ芸の集大成とも言えるメタ・ライトノベル『自我.com』において、
クロロ=ルシルフル『長老は、
人間(オリジナル)も人形も大差ない、という考えのようだ。
――ま、俺も同意見だがね。』
といった具合に、創作クラスタのフォロワーの皆さんの作品の一部を80近く「引用」しており、それ以外にも、アイドルの小明さんの『アイドル墜落日記』内の詩の引用など、公的なテクストを含めると、その引用数は、200以上にのぼった。
それもこれも、彼の姑息な「戦略」に基づいており、
再び、クロロ=ルシルフルさん風に答えると、
『――パクリ野郎(鎖野郎)が、「自我.com」という小説に、この作品を「引用」したのは、たまたまじゃない。
――パクリ野郎(鎖野郎)の目的は2つあった。
「オリジナルとは何か?」の復習(復讐)と、
創作系クラスタの人々の信頼・信用の奪還。』
となる。
ちなみに、彼の作品年表を見通すと、作品数自体は少なく、寡作家であった。
彼曰く、「作品が少ない方が、1作1作の注目率が上がる。それと、時代の問題を扱った小説ばかりなので、何か時代の病理を代表するような事件が起こった時に、それを利用して観覧数を上げればいい、と考えたとき、多く作品を創る必要は全くない。」かららしい。
作家的態度
とにかく扇動好きで、何かとトラブルを起こしては、そのまま放り投げてトンズラする悪癖が、彼の生涯を通すキーであった。
彼曰く、「自分勝手なボランティアですけど、何か?」だそうだ。
前述の通り、既存の文壇システムに反発していたため、「文学賞に受かるため」ではなく、「その文学賞をぶっ壊すため」に、色々な裏工作をシコシコ行っていた。
例①「オール読物新人賞」における「応募に関する問い合わせ」の解禁
オール読物新人賞は、そのホームページに掲載されている通り、応募に関する「問い合わせ」は受け付けていない。
が、2016年のオール読物新人賞の応募の際、実際は応募する気もないのに、わざわざ編集部へ電話をかけ、
「……あ、すいません、応募原稿のレイアウトについて、ちょっと質問があるのですが、――でもやっぱり、無理な相談ですよね。だって、基本的には、応募に関する問い合わせは受け付けてないわけですもんね?」
と質問したところ、先方が、
「いえいえ、質問は、承りますよ」
という、彼の我が意を得たり的な返答をしてきたため、早速、2ちゃんねるのオール読物新人賞のスレッドに、その情報を垂れ流し、
『――一応、情報として、伝えておきますね。この賞、応募に関する問い合わせは出来ない、とホームページに既定されていますけど、実際は、出来ますよ。ええ、出来ます、出来ます。実際、さっき、電話したら非常に丁寧に答えてくれましたから。少なくとも、レイアウトに関する質問ぐらいは、しといた方が得だとは思いますね。実際、その電話での会話の中で、どうでもよいようなレイアウトの問題で、選考から落ちる、ということを聞きましたから。いや、嘘だと思うなら、僕の名前、ともなりたかひろ、を出してもらってもいいですよ、電話する際に。』
と、この賞に応募しようとしている小説家志望の人々を扇動し、編集部に電話をかけるように差し向け、結果、編集部の方々にとっては大迷惑であったであろう電話の問い合わせが殺到することとなった。
例②「詩人会議新人賞」における審査員の一人である谷川俊太郎氏つぶし
生前、若き頃の彼は、初めて自主製作した詩集を、何の縁か、日本の大詩人の谷川俊太郎氏に送りつけたことがあり、その読後の感想として、谷川俊太郎氏自らが、彼に電話をかけてきたことがあった。
その際、その詩集の内容をボロクソにdisられたため、彼は生涯を通して谷川俊太郎氏を敵視するようになった。
そこで、谷川俊太郎氏が審査委員を務める「詩人会議新人賞」に、罠として、あまり有名ではないが評価の高いあるイタリアの民話の中にある寓話詩を、そのまま、コピペして応募してやった。
この賞は、落選時、審査員の寸評付きの手紙が送られてくるのであるが、案の定、谷川俊太郎氏は彼の罠に引っ掛かり、その寸評として、
『構成に縛られ過ぎているきらいがある、と思いました。今後、その点を改良してゆくと良い、と思います』
と書いてきたので、彼はここぞとばかりに、以下のような手紙を送り返した。
『――谷川先生。これは、僕の自作の詩ではありませんよ。イタリアの民話の中にある、世界の名立たる文芸評論家にも「奇跡」と呼ばれるほど、完璧な寓話詩を、そのままコピペしたものなのです。――そんなことも知らないようでは、日本一の大詩人たる貴方の見る目も、当てにならないものですね。』
漫画作品(1作)
『肖像画“M”』
故人ともなりたかひろ氏曰く、
『かなり「本気」を出してみて描いてみた、最初で最後の漫画作品』
動画作品一覧
小説作品について
『人に迷惑をかけるな』(「パブー」無料)→http://p.booklog.jp/book/76338
『太郎取扱説明書』(「インディーズ文庫」525円(税込み)/無料立ち読み版あり)→http://indiesbunko.com/index.php?IB_taro
『ともなりたかひろ短編集』(「パブー」無料)→http://p.booklog.jp/book/84509
『恋愛事件』(「パブー」無料)→http://p.booklog.jp/book/88340
『ひとつになるとき』(「縦書き文庫」無料)→http://tb.antiscroll.com/novels/jiga619/18203
『いまはまだねむるこどもに』(「縦書き文庫」/無料)→http://tb.antiscroll.com/novels/jiga619/19054
【new1】究極のライトノベルこと『自我.com』(「縦書き文庫」/無料)→http://p.booklog.jp/book/110466
【new2】(遺稿)日本版の神曲(ダンテ)こと詩小説『落丁城』(「縦書き文庫」/無料)→https://tb.antiscroll.com/novels/jiga619/19865
『小説・神聖かまってちゃん』→諸事情により、「完全削除」。読めた人はラッキーでしたね。
関連コミュニティ
事件・賞などの評価
2015年7月、「ある小説」が、「著作権違反」「プライバシーの侵害」「名誉毀損」に引っかかるとして、パーフェクト・ミュージックという会社と「訴訟沙汰」になりかける。
結果、先方の「命令」を素直に受け、その「ある小説」自身は勿論のこと、その「ある小説」に関する言説・動画等も「完全削除」したので、「裁判沙汰」へと発展することはないと思われる。
2015年の第425回ヤンマガ(9月期)月間新人漫画賞に応募した漫画作品『肖像画“M”』が、副担当部長・Y氏から「激賞」を受ける。
それをニコニコ静画にて発表。『肖像画“M”』→http://seiga.nicovideo.jp/watch/mg148526
その作成経緯を知りたければ、以下のブロマガ【第425回ヤンマガ(9月期)月間新人漫画賞「副担当部長・Y氏激賞作品」『肖像画“M”』あとがき】をご覧下さい。http://ch.nicovideo.jp/jigafromjiga/blomaga/ar908755
【NEW!】 2016年7月 短編小説『いまはまだねむるこどもに』がアットホーム・アワード6月期優秀賞受賞。
文学的遺書
2012年に、未来の書籍のモデル(インフラ)を「発明」していた。
ソーシャルネットワークの特性を活かし、プロ・アマを問わず、集団で創作し、永遠に完結しない一冊の本を創ろう、というもの。
- 0
- 0pt