「…で、今度は何処の狼がやったのかね…。」
| The only thing that really frightened me during the war was the U-Boat peril. (Winston Churchill) |
概要
またまたチャーチル禿げるとは、ゲーム「サイレントハンター」において某英国首相を相当に悩ませる出来事が発生したときに付けられるタグである。
※戦艦や空母をボート1隻に撃沈されたり、本国の港をボート1隻に滅茶苦茶にされたり(ドーバーの惨劇、リバプールの悪夢)。そして何より、貴重な輸送船をボートに喰われまくったり。
※隻眼の海狼か、餓狼か、海鼠(鼠の艦長)か、はたまた薄狼か、灰色狼か、海のハイエナ(ヒュエーネ艦長)か。
※サイレントハンターにおける主役が艦長たちなら、チャーチルはまさに陰の主役と言えよう。彼の悪役にふさわしい数々の活躍は以下の通り
- 貴重な軍需物資の代わりに輸送船に葉巻や育毛剤を積ませる。もちろんそれらがチャーチルの手元に届くことはなく、悉く海のもずく(≒海の藻屑)と化す。ヘアケア用の椿油が引火し貨物船が轟沈したこともある
- 戦艦や空母を失って気絶したり、本国の港湾をボート一隻に滅茶苦茶にされたショックで入院するが、入院してもすぐに病院を抜け出すので医師や看護師の頭痛の種である
- 負けると自国の軍人にやつあたりし、駆逐艦長や港湾司令を特攻させる
- ことあるごとに艦長達の不幸を祈ったり、真田艦長には投降を呼びかけるなど潜水艦クルーの戦意低下に努める
- 普段ルーズベルトに援助を要求しつつ、ルーズベルトが戦艦を沈められた時には「今どんな気持ち?」などと神経を逆なでるセリフを吐きルーズベルトの命を削る
- 蒼い鳥(薄狼)を鳥籠に入れて飼う、鼠とハイエナを動物園で飼育するといった妄想にふける
史実ではチャーチルは「ポリー」という名前のヨウムを飼っていた
チャーチルのハゲの原因
ボートによる著名な輸送船被害
ボートによる著名な戦闘艦被害
- フッドおよびネルソン級戦艦喪失
(1939.11/9 U-13)
シグルーン艦長のU-13により、戦艦2隻が撃沈された事件。フッドは魚雷1本で誘爆、ネルソン級は魚雷1本で航行不能となり2本目で撃沈された。
チェンバレン首相は絶句し、海相チャーチルは倒れたという。 - イラストリアス級空母喪失
(1940.10/13 U-93)
捕鯨船撃沈によりシーハイエナとして知られるヒュエーネ艦長によって、慣熟航海中の空母フォーミダブルが撃沈された事件。 - ネルソン級及びネバダ級戦艦喪失
(1944.6/6 U-3008) 水銀燈艦長のU-3008によって、ノルマンディーへの艦砲射撃中のネルソン級及びネバダ級、さらに護衛の駆逐艦部隊を壊滅させられた事件。戦線離脱出来たのは重巡洋艦と駆逐艦1隻づつのみ。同時にルーズベルトも禿げる。 - クィーンエリザベス級戦艦損失
(1944.8/7 U-862)
隻眼艦長によって、1隻の商船をQE級戦艦ウォースパイトが単体護衛しているところを撃沈された事件。(時系列としてはかなり後となっているが報告された順としてはこの報告に始まり、どんどんチャーチルが禿げていく事となった) - クィーンエリザベス級戦艦損失
(1944.9/3 U-183)
餓狼艦長によって、1隻の商船をQE級戦艦ヴァリアントが単体護衛しているところを撃沈された事件。(ウォースパイト損失から一月を経ずして同型艦ヴァリアントを損失することになり、さらにチャーチルの禿げが深刻度を深めて行く事となった)
ボートによる著名な港湾被害
- ドーバー襲撃
(1940.6/28 U-765)とある英国士官の失言により、薄狼によってドーバー港が襲撃された事件。→ドーバーの惨劇、リバプールの悪夢 - リヴァプール襲撃
(1940.10/28 U-124)鼠の艦長による。浮上砲撃までされたあげく逃げられるという失態を演じた。→ドーバーの惨劇、リバプールの悪夢
ボート以外による著名な被害
- クイーンメリー喪失
(1940.3/28 アドミラル・グラーフ・シュペー)兵員輸送船となっていた豪華客船、クイーンメリーが、1個師団の兵と共にポケット戦艦により撃沈された事件。おそらく犠牲者数は史上最多。 - ダンケルクの惨劇
(1940.5/27 アドミラル・グラーフ・シュペー)装甲艦(ポケット戦艦)1隻によりダンケルク撤退(ダイナモ作戦)が阻害され、歴史が変わってしまった事件。 - クイーンメリー再び喪失
(1944.6/6 ゲルラッハ)別次元の兵員輸送船となっていた豪華客船、クイーンメリーがノルマンディー上陸作戦の最中撃沈される。
史実では・・・?
史実でも、第1次大戦、第2次大戦で数多くの戦艦や輸送船をUボートに撃沈され、チャーチルの頭を抱えさせている。以下に著名なUボート・エースを記述する。
第1次世界大戦のUボート・エース
- オットー・ヴェディゲン・・・・・・史上初のUボート・エースで、潜水艦という艦種の方向性を決定付けた人物。開戦から3か月後の1914年9月22日、イギリスのクレッシー級装甲巡洋艦「アブーキア」、「クレッシー」、「ホーグ」を一挙に撃沈し、世界中の海軍を驚愕させた。
- オットー・ヘルジング・・・・・・U21の艦長。ガリポリの戦いでイギリスの前弩級戦艦「トライアンフ」と「マジェスティック」を相次いで撃沈したほか、巡洋艦2隻を撃沈している。
- ワルター・シュヴィーガ―・・・・・・いわゆる「ルシタニア号事件」を起こしたU20の艦長。1915年5月7日、アメリカからイギリスに向かっていたクルーズ船ルシタニア号を撃沈した。
- ロタール・フォン・アルノー・ド・ラ・ペリエール・・・・海の魔王。潜水艦艦長史上最大の194隻453,716総トンという空前絶後の大戦果を叩き出し、チャーチルの頭を文字通りつるっ禿げにしてしまった。彼の戦果がどれだけとんでもないかは、第2次大戦のUボート・エースと比較するといいだろう。第2次大戦ではドイツ海軍の事実上のNO.3として活躍、1940年6月からフランス西部方面の海軍司令官として各地のUボート基地を統括する。1941年2月24日、パリ郊外のル・ブルジェ空港で飛行機事故により死亡。
第1次世界大戦の主な事例。
- 巡洋戦艦「ゲーベン」・・・いわゆる「ゲーベン追跡戦」で逃がしてしまい、オスマン帝国が同盟軍側に立って参戦する羽目になる。
- ガリポリの戦い・・・大量の機雷と砲台が設置されたダーダネルス海峡を強行突破しようとして大失敗。上記の「トライアンフ」と「マジェスティック」を含めた戦艦6隻を喪失し、海軍大臣をクビにされる。
第2次世界大戦のUボート・エース
- オットー・クレッチマー・・・第2次大戦におけるトップエース。
- ギュンター・プリーン・・・スカパ・フローに単艦で潜入し、戦艦「ロイヤル・オーク」を撃沈する。
- ヨアヒム・シェプケ・・・クレッチマーと並ぶUボート・エース。
etc、etc....
第2次世界大戦の主な事例
関連項目
- サイレントハンター
- 艦長と呼ばれるうp主
- 鼠の艦長
- ヒュエーネ艦長
- 貫禄の不発
- 蒼海の歌姫或は千早の航海日誌
- 薄狼
- 餓狼戦記
- 灰色狼の黄昏
- ドーバーの惨劇、リバプールの悪夢
- ダンケルクの惨劇
- ルーズベルトも禿げる
関連動画
またまたチャーチル禿げるに関するニコニコ動画の動画はこちらから。
関連商品
- 8
- 0pt

