エリトリア単語

エリトリア

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基礎データ
正式名称	エリトリア国 Hagere Ertra ادولة اإريتريا
国旗
国歌	エリトリア、エリトリア、エリトリア
公用語	ティグリニャ語、アラビア語、諸民族語（ただし規定はされていない）
首都	アスマラ（As mara）
面積	117,600 km²（世界第100位）
人口（’09）	約560万人（世界第109位）
通貨	ナクファ（ERN）

エリトリア（Eritrea）とはアフリカの北東部にある国の事。

西はスーダン、南はエチオピア、東はジブチと国境を接し、北は紅海に面する。紅海を挟んでお向いさんのイエメンとの海峡は紅海内で一番狭く、世界で一番混雑する海域となっている。エジプトの十分の一程度の大きさで日本の三分の一ぐらい。

実質的な独裁国家。憲法があるが施行されていないため、選挙もない状態。なので独立直後よりずっと同じ大統領である。

概要

正式名称はエリトリア国（英語：State of Eritrea、アラビア語：ادولة اإريتريا）。

ヨーロッパ系みたいな名前をしているのはイタリアの植民地でイタリア語に由来しているため。首都アスマラは街並みや文化的にかなりイタリアの影響を受けている。

小さい国土なのに”2時間で3つの季節を体験することができる”と言われるほど多様な気候と地形を持つ。
乾燥地帯・火山地帯・高山地帯に別れ、海側乾燥地帯の”年間”平均気温は30℃で、首都のある内陸部は20℃を下回る。年降水量は300mm以下で、河川があるが、雨季にしか現れない。

またイタリア植民地時代に作られたエリトリア鉄道は"アフリカで最も美しい車窓をもつ鉄道"と言われており、石造りの鉄道高架橋上を蒸気機関車が走っている様子は昔のヨーロッパのようだ。特殊な風土のため山岳地帯から乾燥地帯までと様々な風景が楽しめる。

そしてエリトリア料理はイタリア料理の影響を受けており、ベースは独特の料理だがアフリカらしくない味わいで結構美味しくいただける。首都ではピザやパスタを売っている店も多い。食後にはマキアートをどうぞ。

エトルリアやエストニアと間違われることがけっこうあり、エリトリア大使館がツイートで自虐ネタにしたことがある。

ツイートを読み込み中です
 https://twitter.com/EritreaEmbJP/status/161795596938772481

歴史と経済

1890年まではエジプトの一部だったが、前述の通り1890年にイタリアに植民地になる。その後イギリスの支配下へ。エチオピアと連邦国家を形成したが、だんだんと吸収されてしまいついには併合されてしまった。
独立を求めたが、反発したエチオピアが軍で黙らせたため独立運動が激化。30年ほど独立戦争を続け、1991年に独立宣言し1993年に完全な独立を果たす。

98～00年にかけてエチオピアと国境争いをしている。その後、エチオピアとの国境が確定したが、幅25kmにもおよぶ緩衝地帯がある。イエメンとも群島を巡って争ったりもしている。その紛争で難民が大量に発生し経済はガタガタ。食糧の7割を輸入や国際援助で補っている状態で、世界でもっとも貧しい国の一つに上げられている。