2014年第18回文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門で優秀賞を受賞! 同部門で受賞するのは「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」以来なんと12年ぶり! |
『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』とは、クレヨンしんちゃんシリーズの第22作目の劇場版である。
概要
~その鼻息は扇風機よりも強く、そのオヤジギャグは冷蔵庫よりも寒い!~
今作はシリーズ初、埼玉春日部は野原一家の長にして双葉商事営業2課係長ローン32年35歳の野原ひろしを主役にした映画。ぎっくり腰を治しにマッサージに行って帰ってきたらロボットになって帰ってくるという衝撃的な展開から物語は始まる。
監督はシンエイ動画入社当時から「クレヨンしんちゃん」に参加し、「ドラえもん」「あたしンち」と数々のシンエイアニメを渡り歩いてきた高橋渉監督が初登板。脚本は原作者の臼井義人氏の初期作品の編集を担当し、近年では今石洋之監督作品「キルラキル」の原作・シリーズ構成を担当した中島かずき氏が起用。
キャラクターデザインにはクレヨンしんちゃんファンなら知る人ぞ知る強烈な崩し絵アニメーターとして有名な大塚正実さんが初デザイン。音楽には「ヘンダーランドの大冒険」「電撃!ブタのヒヅメ大作戦」などの音楽を担当した宮崎慎二さんが10年ぶりの再登板をなさっている。また、去年同様湯浅政明監督が登板しており、今作では作画の他に絵コンテや設定デザインとしても全面的に参加している。
笑いあり、アクションあり、そしてあの「オトナ帝国の逆襲」と肩を並べる感動必至のラストは見ものである。
ストーリー
とある日曜日、ぎっくり腰になったひろしが腰を治しに「メンズエステ ビューティフルダディ」というマッサージ店に行ったら、なんと、ロボットになって帰ってきた!
ロボットになったひろしに大喜びのしんのすけと戸惑うみさえ。だが美味しい料理をつくったり、家の中を掃除したり、庭を綺麗にしたりとちょー便利のロボとーちゃん。だがそれは、家庭での立場が弱くなってしまった日本の父親たちの権威の復権をもくろむ、「ちちゆれ同盟(父よ、ゆうきで、たちあがれ同盟)」の恐るべき陰謀だった!
登場人物
ロボひろし
野原ひろしが父ゆれ同盟が設立した怪しげなエステサロンでロボットに改造された姿。顔はひろしそのものであのトレードマークの無精ひげも忠実に再現されている。
さまざまな機能を搭載しており、頭だけ取り外すことができ、耳にはリモコンがついて第三者が操作することも可能。また身体機能も格段にアップし、料理や仕事などもお手の物。乳首のボタンを押すと腕がロケットになって発射する。また、乳首にはもう一つ驚くべき機能があり・・・・
鉄拳寺堂勝
「大日本しつけ直し計画始動っ!」
「ちちゆれ同盟」の総裁。金ぴかな服装と歯が特徴の大柄な老人。町で見かける家庭に居場所のない父親たちを見て立ち上がる。だがその正体は・・・・
黒岩仁太郎
下春日部警察署の署長。キザなイケメンだが、性格に難あり。かなりの上げ底靴をはいている。またかなりのナルシストで署長室のいたるところに鏡が設置してある。
小女鹿蘭々
「鋼のようなボディに大変身・・・」
ちちゆれ同盟の紅一点。巨乳のセクシー美女。ひろしをエステにさそった張本人。ある時はチャイナ服、ある時はへそ出しの恰好で登場し、ひろしだけではなく我々視聴者をも虜にする。
段々原照代
「段々原照代です!よろしくお願いします!」
下春日部警察署の婦人警官。担当はペットちゃん課らしく、今年は三匹のペットを見つけたらしい。かなりのトラブルメーカーで序盤には黒岩のマイカーをパトカーでぶっ壊した。
頑馬博士
「さようなら・・・野原ひろし君」
ひろしをロボットに改造した科学者。片目がいつも緑色の髪で隠れている。気が弱くいつも目が泳いでいる。
スタッフ
- 原作/臼井儀人
- 監督/高橋渉
- 脚本/中島かずき
- 絵コンテ/高橋渉、湯浅政明、池端隆史、猫賀大介
- 演出/池端隆史
- キャラクターデザイン/原勝徳、大塚正実
- 作画監督/原勝徳、大森孝敏、針金屋英郎、藤森雅也
- 巨大ロボひろしバトル設定デザイン/湯浅政明
- カンタムロボデザイン/高倉佳彦
- 音楽/荒川敏行、宮崎慎二
- 音響監督/大熊昭
- 色彩設計/野中幸子
- 美術監督/高橋佐知、沖吉真由美
- 撮影監督/梅田俊之
- CGI/つつみのりゆき
- 制作協力/亜細亜堂
- アニメーション制作/シンエイ動画
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関連項目
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