シャドウ・ザ・ヘッジホッグとは、セガの3Dアクションゲームである。
2005年12月15日にゲームキューブ、プレイステーション2、Xbox用がそれぞれ発売された。
2013年6月19日にプレイステーション3でDL販売開始。
同名の主人公と区別するために、シャドゲの略称が用いられることが多い。
概要
ソニックシリーズでは久々にソニック以外キャラクターのみが主役を務める作品。
ソニックヒーローズの続編にあたるが、ストーリーの大部分はソニックアドベンチャー2に連なる。
その為、ソニアド2とヒーローズで登場したキャラがほぼ全員登場する。
ジャンル名から廃されているように本作では過去作のようにゴールに到達する以外にも様々なミッションが存在し、プレイヤーが操るシャドウは様々な武器や乗り物を駆使してそれらをこなすことになる。1つのステージには2つ以上のミッションがあり、達成したミッションに応じてストーリーの流れが変わることも特徴の一つ。
シャドウのソニックとは異なるキャラクター性を一層確立させたという点ではストーリーと合わせて評価されているが、ソニックヒーローズで問題視されたスピード感の低下は本作でも問題点となったが、それが足を引っ張り、ヒーローズ同様賛否両論な評価を得ている。
あらすじ
50年前、極秘研究によって生み出された究極生命体、シャドウ・ザ・ヘッジホッグ。
未だ闇に包まれたその正体は本人すら忘れてしまっており、チーム・ダークとしての冒険の果てにも手がかりは見つからなかった。
当てもなく答えを求め続けるシャドウ。そんなある日、突如宇宙から謎の軍団ブラックアームズが現れ、地球侵略を開始する。
自分と同じ赤と黒の身体を持つ異形の兵、それに抗い、または逃げ惑う人々。いずれにも興味を示さないシャドウの前に、ブラックアームズの支配者ブラックドゥームが現れる。
「シャドウよ、間もなく約束の時が訪れる…一刻も早く我のもとにカオスエメラルドを集めるのだ。」
突然現れた自分を知る者に困惑し、そして冷笑を浮かべるシャドウ。
自らの答えを見つけるため、彼はカオスエメラルドを追い始める。
こうしてブラックアームズ、GUN、Dr.エッグマン、そしてソニック達をも巻き込んだ争いの中に、シャドウは飛び込んでいく。
登場人物
主人公
- シャドウ・ザ・ヘッジホッグ(CV:遊佐浩二)
己の真実を見つけるため、手がかりとなるカオスエメラルド、ブラックドゥーム、エッグマンを追う。
従来のアクションに加えて、武器や乗り物を扱う。
また、カオスエメラルドの力を得て空間移動(時間減速)「カオスコントロール」や衝撃波「カオスブラスト」を発動することが出来る。
彼が行き着く答えはプレイヤーに委ねられている。
そして様々な"真実"の果てにある"事実"を知ったとき、シャドウは…
ミッションキャラクター
ヒーロー/ダークミッションをこなす上での案内、サポート役を務める。
なお、チャーミー、エッグマン、ブラックドゥーム以外のキャラクターは2Pコントローラーで操作可能。
- ソニック・ザ・ヘッジホッグ(CV:金丸淳一)
お馴染み超音速のハリネズミ。今作では第2の主人公扱い。
ヒーローミッションの相方を務める他、ルート次第では敵対してシャドウを止めにかかってくる。 - マイルス"テイルス"パウアー(CV:広橋涼)
ソニックの相棒。いつの間にかトルネード用にブースターを調達。
今回はエッグマンが建設したテーマパークに侵入する。 - ナックルズ・ザ・エキドゥナ(CV:神奈延年)
愛すべきハリモグラ。今回はもっぱらブラックアームズと戦っている。 - エミー・ローズ(CV:川田妙子)
自称ソニックのガールフレンド。
エッグマンの城で逸れてしまったクリーム・ザ・ラビットとチーズを探している。 - ルージュ・ザ・バット(CV:落合るみ)
今回はエージェントの仕事に専念しているコウモリ姐さん。衣装は戻した。 - E-123オメガ(CV:楠大典)
相変わらずエッグマンを追っている。その生き様もまたシャドウに一つの答えをもたらす。
尚最終決戦には一切登場しない。 - ベクター・ザ・クロコダイル(CV:三宅健太)
頼れるワニ探偵所長。今回はエスピオとチャーミーと共に情報収集をしている。
今回も最後に一つの真相を暴いてくれる。 - エスピオ・ザ・カメレオン(CV:増田裕生)
機械の扱いは苦手なのに、機械いじりを押し付けられた哀れなカメレオンご意見番。 - チャーミー・ビー(CV:鉄炮塚葉子)
データ回収に元軍事基地まで行かされるハチ探偵。 - ブラックドゥーム(CV:大友龍三郎)
本作ストーリーのカギを握る謎の戦闘民族の長。
第三の目「ドゥームズアイ」を通じてシャドウを監視する。 - Dr.エッグマン(CV:大塚周夫)
ご存知卵科学者。ブラックアームズへの一対抗勢力となる一方で、野望も夢も忘れてはいない。
彼もまた事実の一端を担う。搭乗メカの一つは歴代有数の欠陥品。
基本ダークミッションで登場するが、ルートによってはヒーローミッションでも登場する。 - マリア・ロボトニック(CV:白鳥由里)
シャドウの記憶の中に現れる少女。エッグマンの従姉妹にあたる。
グラフィックがブラックアームズよりキモい。
その他
- クリーム・ザ・ラビット&チーズ(CV:あおきさやか&広橋涼)
エミーとエッグマンの城で逸れてしまったうさぎの女の子とチャオ。
それ以外の出番は残念ながらない。 - プロフェッサー・ジェラルド・ロボトニック(CV:大塚周夫)
エッグマンの祖父にしてシャドウの生みの親兼ソニックアドベンチャー2の黒幕。
アークとシャドウに隠された彼の真意が本作で明らかになる。 - 大統領(CV:仲野裕)
中の人は交代したが、ソニックアドベンチャー2の時の人と同じ。
かつてソニックとシャドウが救った世界を人類の手で守るべく決意を固める。 - 司令官(CV:銀河万丈)
連邦政府軍Guardian Units of Nations(GUN)の最高司令官。
50年前のシャドウを知っており、大統領と違ってシャドウを激しく憎悪する。
あるルートでは最強の戦闘兵器ディアブロンに自ら乗り本気でシャドウを殺しにかかってくる。
関連動画
関連コミュニティ
シャドウ・ザ・ヘッジホッグ(ゲーム)に関するニコニコミュニティを紹介してください。
関連項目
- 2
- 0pt

