ショータとは、テレビアニメ「ポケットモンスターXY」および「ポケットモンスターXY&Z」の登場人物である。
概要
ホウエン地方出身の初心者トレーナーであり、カロス地方におけるサトシの新たなライバル。
最初に選んだポケモンはキモリ。
非常に勉強熱心な性格で、常にメモ帳を持ち歩いている。口癖は「経験値いただきました!」
本編に先駆けて第3オープニング「ゲッタバンバン」の映像に登場し、本編ではXY64話で初登場した。
この回では一時パーティを離れてジムに戻っていたシトロンと対戦しており、敗北こそしたものの勉強熱心な面を見せている。
XY73話においてクノエシティでサトシと初対面。この時持っているバッジは1つのみだった(サトシは5つ)。
サトシ一行と共にマーシュのファッションショーを見学し、特別にジムバッジを賭けたバトルへの挑戦権を与えられるも、フェアリータイプに相性の悪いタツベイを繰り出したこともあってあえなく敗北する。
その後サトシのジムバトルを見て、彼の柔軟で臨機応変なバトルに感銘を受ける。ジム戦後にはサトシと三本勝負のバトルを望み、結果的には一体も倒せないまま敗北したものの、さらに強くなってサトシと再会することを誓った。
それからしばらく経ったXY&Z編の1話で、ドードリオを捕まえようとしていた時に偶然サトシ達と再会。この時既に5つのバッジをゲットしており、サトシとのバトルの後も成長を続けていたことが伺える。
Z編13話ではサトシと再び三本勝負で対戦。またしてもサトシのポケモンを倒せないまま終わるが、ゲッコウガを追い詰めるなど確実に成長している所を見せた。
Z編26話で再登場した際にはなんと既にバッジを8つ集めていたことが判明。サトシはまだ7つだったため、初めてサトシがショータに追い抜かれたことになる。
やはりこの回でもサトシと3vs3で戦うことになるが、これまでとは見違える程に強くなっており彼を驚かせる。
サトシがうまくゲッコウガとシンクロできなかったこともあって、このバトルで初めてサトシに対して勝利を収めることとなった。
エイセツシティではゲッコウガの力を引き出せずウルップに惨敗するサトシを目の当たりにするが、自分が憧れた存在であるサトシならば必ず勝ってリーグまでやって来ると信じ、その場を去った。そしてカロスリーグにおいて完全復活を果たしたサトシと再会。3回戦ではティエルノを破り、準決勝でついにサトシとフルバトルでの決戦を行うことになる。サトシの手持ちを徹底的に研究し尽くし序盤は優位にバトルを進めるが、サトシも持ち味の柔軟な戦術を発揮し勝負は互角の展開となり、最後はサトシゲッコウガとメガジュカインの激しい戦いの末に敗北。ベスト4という結果でカロスリーグを終えることとなった。
急成長型ライバル
上述のように歴代でも類を見ない急成長型のライバルである。以前にも初心者ライバルは登場したことがあったが、金銀編のナナコはジョウトリーグまでにバッジを集めることができず、BW編のシューティーはサトシを見下しており先輩と慕うことはなかった(後に改心したが)。したがって「サトシの背中を追いかけ、追い抜こうとする後輩ライバル」はショータが初めてということになる。XY編ではサトシが優秀なトレーナーとして描かれることが多いが、ショータという存在もそれに大きく説得力を持たせていると言える。
第4オープニング「XY&Z」ではメガジュカインを使ってサトシゲッコウガと戦っており、いずれメガシンカの力を手にすることが示唆されていた。この描写から、ショータはアランと並びXY編におけるメインライバルに位置づけられていることは間違いないだろう。
手持ちポケモン
- キモリ→ジュプトル→ジュカイン
技:リーフブレード、リーフストーム、ハードプラント、ドラゴンクロー(以前はタネマシンガン、やどりぎのタネ、こうそくいどう、りゅうのはどうも使用。シトロンによればはっぱカッターも使っていたようだが本来は覚えられない)
ショータが最初に選んだパートナー。XY73話でゲコガシラとの対戦中にショータの思いに応えジュプトルに進化、「リーフブレード」を新たに習得するなどして善戦するも敗北。その後はゲコガシラ(ゲッコウガ)とライバル同士の
関係になる。
Z編13話ではジュカインに進化して登場。ゲッコウガを強力な「リーフストーム」で追い詰めるが、サトシとシンクロしたゲッコウガの「つばめがえし」の前に敗れた。
Z編26話で三度ゲッコウガと対決。ゲッコウガのスピードに互角に渡り合う成長を見せ、ゲッコウガがサトシとのシンクロに失敗したこともあって初めて勝利を手にする。
カロスリーグ3回戦のティエルノ戦では3番手で登場し、カメックスを強烈な「ハードプラント」で撃破。
さらにライチュウ戦ではメガシンカを初披露し、「ひらいしん」の特性で「かみなり」を無効化した上で「ドラゴンクロー」を決め勝利した。
準決勝のサトシ戦では切り札の6番手を務める。まずはダメージが相当量蓄積していたピカチュウを倒し、サトシ最後の一体であるゲッコウガがサトシゲッコウガへと覚醒したのに合わせてメガシンカを発動。強力な「ハードプラント」や「リーフストーム」でサトシゲッコウガのスピードに対抗し一進一退の攻防を繰り広げるが、最後はサトシとゲッコウガが己の全てを込め発動させた超巨大「みずしゅりけん」の前に倒れた。
- タツベイ→コモルー→ボーマンダ
技:ドラゴンダイブ、やきつくす、ドラゴンテール、まもる
(以前はずつき、ほのおのキバ、りゅうのいぶき、ドラゴンクローも使用)
ルチャブルの「からてチョップ」を跳ね返すほどの強靭な頭蓋骨を持つ。マーシュとのバトルではシュシュプの動きに翻弄され「マジカルシャイン」の一撃で敗北。後のサトシとのバトルではピカチュウと対戦するが高所から繰り出された「アイアンテール」に敗れる。
Z編13話ではコモルーに進化しており、ルチャブルと戦うもアバンの数秒で瞬殺された。
カロスリーグではボーマンダに進化して登場し、サトシ戦の4番手を務める。同じくドラゴン・ひこうタイプのオンバーンと激しい空中戦を繰り広げ、「ドラゴンダイブ」と「アクロバット」の激突の末相討ちとなった。
- ペロリーム
技:かえんほうしゃ、マジカルシャイン、ようせいのかぜ、コットンガード(ティエルノ戦ではメロメロとエナジーボールを使用、エレキボールを使ったこともあるが本来は覚えられない)
ショータがメモ帳をなくした際、自慢の嗅覚で探し出す活躍を見せた。サトシとのバトルでは相性のいいルチャブルと対戦するも、ショータが動揺している内にあっけなく敗れる。ちなみにこの際エレキボールを使っていたが、ゲームでは覚えられない(エナジーボールと間違えたのだろうか)。
ティエルノ戦では「メロメロ」でライチュウを翻弄し交代に追い込むが、カメックスと対峙した際は「ハイドロカノン」の一撃で敗北。
サトシ戦では技構成を大きく変え、5番手として相性のいいヌメルゴンと対戦する。必殺の「がまん」を「コットンガード」で軽減するなど終始バトルを優位に進めるが、ヌメルゴンも脅威の粘り強さを見せたことで最終的には相討ちに終わった。
- ヒトツキ→ニダンギル→ギルガルド
技:きりさく、つるぎのまい、キングシールド、せいなるつるぎ(以前はれんぞくぎり、てっぺき、つじぎりも使用)
Z編13話でピカチュウと戦うが「10まんボルト」の一撃に敗れる。
Z編26話ではニダンギルに進化して登場し、オンバーンの攻撃を全て「てっぺき」で跳ね返し追い詰めるが、砂煙の中でも敵の位置がわかるオンバーンに上手を取られ逆転負けした。
ティエルノ戦ではギルガルドに進化しており、「あまごい」を活かしたルンパッパの戦法に苦戦するも「つるぎのまい」からの「せいなるつるぎ」で勝利。しかし続くライチュウには「あなをほる」を受け敗れる。
サトシ戦では3番手で登場。森のフィールドを「せいなるつるぎ」で薙ぎ倒しピカチュウを追い詰めていくが、倒れた木の破片を投げつけギルガルドの盾に挟み込ませるというサトシの奇策により「キングシールド」の発動に失敗し、その隙を突いた「10まんボルト」に敗れた。
- ブロスター
技:アクアジェット、れいとうビーム、りゅうのはどう、みずのはどう(以前はクラブハンマー、いやしのはどうも使用)
Z編26話で初登場。特性の「メガランチャー」による高火力と、「りゅうのはどう」を地面に撃ち飛び上がるなどの戦略でオンバーンとルチャブルを立て続けに倒す活躍を見せるが、ゲッコウガと対峙した際はそのスピードの前に為す術もなく敗れた。
カロスリーグではサトシのファイアローに対し「れいとうビーム」で一瞬動きを止め、その隙を突いた「アクアジェット」で「ニトロチャージ」を打ち破り撃破。ピカチュウに対しても善戦し、「アイアンテール」をハサミで受け止めた所に「みずのはどう」を叩き込もうとするも、「エレキボール」で抜け出され「10まんボルト」で敗れた。
- ケッキング
技:なまける、カウンター、アームハンマー
カロスリーグのサトシ戦で先鋒を務める。「相手の攻撃を受けながらボルテージを高めていく」バトルスタイルを得意とするルチャブルに対して不動の構えを取ることでペースを乱し、一瞬の隙を突いた「カウンター」で勝利。続くファイアローに対しても持久戦を仕掛けようと試みるが、ルチャブル戦で受けたダメージが祟ってバランスを崩し、そこへ「ニトロチャージ」「ブレイブバード」の連撃を受け倒れた。
関連項目
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