ボーマンダとは、ポケットモンスターに登場するNo.373のポケモンである。初登場はルビー・サファイア。
基礎データ | |||
---|---|---|---|
名前 | ボーマンダ | タイプ | ドラゴン ひこう |
英語名 | Salamence | 高さ | 1.5m(通常) 1.8m(メガ) |
分類 | ドラゴン | 重さ | 102.6kg(通常) 112.6kg(メガ) |
性別比率 | ♂:50.0% | 特性 | いかく |
♀:50.0% | ― | ||
グループ | ドラゴン | 隠れ特性 | じしんかじょう |
― | メガ特性 | スカイスキン | |
孵化歩数 | 10240歩 | 捕捉率 | 45 |
世代 | 第3世代 | 努力値 | 攻撃+3 |
進化 | タツベイ→コモルー(Lv.30)→ボーマンダ(Lv.50) | ||
図鑑データ | |||
全国図鑑 | #373 | 図鑑の色 | 青 |
ジョウト | #― | ホウエン | #189 #198(ORAS) |
シンオウ | #― | イッシュ | #― |
カロス | #016(コースト) | アローラ | #119(アローラ・メレメレ) #149(USUM/アローラ・メレメレ) |
ガラル | #― |
図鑑説明
- ポケットモンスタールビー
- つばさが ほしいと つよく おもい つづけてきた けっか からだの さいぼうが とつぜんへんいを おこし みごとな つばさが はえてきたと いう。
- ポケットモンスターサファイア
- ゆめにまで みた つばさが やっと はえてきた。 うれしい きもちを あらわすため おおぞらを とびまわり ほのおを はいて よろこんでいる。
- ポケットモンスターエメラルド
- ながい ねんげつを かけて からだの さいぼうが とつぜんへんいを おこして つばさが はえた。 おこると われを わすれて あばれまわる。
- ポケットモンスターファイアレッドリーフグリーン、ポケットモンスターX
- おこらせると てが つけられない。すべての ものを ツメで きりさき ほのおで もやして はかいする。
- ポケットモンスターダイヤモンド・パール・プラチナ、ポケットモンスターブラック・ホワイト
- そらを とぶことを ねがいつづけた けっか からだの さいぼうが へんかして つばさが はえてきた。
- ポケットモンスターハートゴールド・ソウルシルバー、ポケットモンスターY
- ひとたび おこると おおあばれ。 そらを とびながら ちじょうの のやまを ほのおで やきはらう。
- ポケットモンスターサン
- 通常
- おこると われを わすれ あたりを こわしまわる。 ボーマンダが つかれはてるまで はかいは つづく。
- メガボーマンダ
- やいばのように するどい はねで ゆくてを さえぎるもの すべてを まっぷたつにし とびつづける。
- ポケットモンスタームーン
- 通常
- ついに はえた つばさで おおぞらを かけめぐる。 うれしくて かえんを はいて いちめんを やけのはらにする。
- メガボーマンダ
- より きょうぼうに なって そだての トレーナーにも おそいかかるほど。 べつめい ちに ぬれた みかづき。
- ポケットモンスターウルトラサン
- 通常
- ついに とべた よろこびで おおぞらを かけめぐる。 つかれはて ねむるまで ちじょうに ほとんど おりてこない。
- メガボーマンダ
- あばれまくるのは じまんの 2つの つばさが つよい エネルギーで いびつに くっついた ストレスのせい。
- ポケットモンスターウルトラムーン
- 通常
- つよく ねがいつづけた けっか からだの さいぼうが とつぜんへんい。 ねんがんの つばさを てにいれた。
- メガボーマンダ
- まえあしを カラの すきまに のせて ひこうたいせいを とる。 ふくざつな ちけいも こうそくで とびまわるぞ。
概要
- 第三世代にタイプバランス調整のためいくらか追加されたドラゴンタイプの一種で、ホウエン地方の四天王ゲンジの切り札でもある。
- 空を飛びたいと強く願った結果がコモルーという進化、悲しみに暮れるタツベイのサクセスストーリーの見事なエンディング。嬉しさのあまり炎を吐きながら飛び回ったらしい。いい迷惑である。
- 第三世代では早い!強い!という非常に優れたポケモンで、同じタイプでも成長が遅いカイリューと比べると非常に重宝されていた。だがドラゴンタイプの技を覚えるための間の時間がかなり長く、技マシンを使わなければ、レベル73まで待たないとドラゴンタイプの技はりゅうのいぶきで我慢するしかなかった。さすがに第四世代ではこの点は改善されたが。
- 高い攻撃・特攻を活かしいのちのたまやこだわりスカーフを持たせた二刀アタッカーとして使われることが多く、タイプ一致のげきりんやりゅうせいぐんを受けきるのは困難で、サブウェポンも優秀。
- 特性の威嚇も優秀で、物理アタッカーへの抑止力にもなりうる。
- 総合的な火力は一般ポケトップクラスであり、型の多さによる読みにくさが与える脅威は大きい。
- ヘラクロスなどの天敵対策として霰パのお供に起用されることもある。
- 注意!ドラゴンダイブとハイドロポンプを両方一気に遺伝することはできません(第5世代まで)。
- 今でこそげきりんを使うのは物理アタッカーならば普通だが、げきりんを使えるようになったのはプラチナ以降の話である。
第四世代当初(ダイヤモンド・パール)は物理化し威力大幅アップを遂げたげきりんを覚えられず、ガブリアスとカイリューの二体に物理決定力の面では遅れをとっていたものの、プラチナでの教え技にげきりんがラインナップされたことで解消された。最早シングルでは右に出る者なしともいわれており、恐らくその性能はGSルール導入以前のダブルバトルにおけるカビゴン、メタグロスすらも凌ぐと思われる。 - アニメではポケモンハンターJという悪の組織のポケモンとして登場した。
- ポケダンではラスダンやレベル1ダンジョンの深層に配置され、終盤らしい雰囲気を出すのに一役買っている。
しかし、強そうな外見に反して能力は低く、技のラインナップも最悪。同様の立場のポケモンにメタグロスがいる。
が、超不思議のダンジョンで最強クラスの初見殺しとして登場を果たす。というのも序盤にコイツの討伐依頼を受けられるのだがこちらのLvが20もないのにLv50で登場し、場違いすぎる攻撃力とボス補正のかかった豊富な体力で「ポケダンだしどうせ弱いだろ」と高をくくった多くの調査団を葬った。物理攻撃しかしてこないこと、状態異常が普通に通ることが突破のカギであり、アイテムや積み技を駆使して攻めるべし。その強さは味方になっても健在であり、難しい依頼をこなす際はとても頼りになる。 - 第五世代ではシングルバトルでの使用者数が前よりも減っている。理由は、同タイプのカイリューがマルチスケイル習得によりタイマン性能が圧倒的に強化されたり、ボーマンダより特攻が高くだいもんじが使えるサザンドラの登場や、ボーマンダより攻撃が高くかたやぶりをもつオノノクスが登場し、ボーマンダでできた役割はその方面の能力に特化したドラゴンにできるようになったことなどだと思われる。他にもボーマンダより早いテラキオンなどの存在も痛い。
- ただしいかくによる繰り出し性能の高さや、ウルガモスやかくとうポケモンに強い点、型が読みづらく相手にし
たときの行動のしづらさなど、ボーマンダのアイデンティティももちろんある。他のドラゴンが代わりに使われてしまうというだけでボーマンダ自体は十分なほどに強力なポケモンである。
- 一方ダブルバトルでは相手二匹の攻撃を下げられる特性「いかく」がシングル以上に優秀なこともあり、使用率は非常に高い。世界大会の決勝トーナメントレベルでも姿を見せることが多く、特に2009年の世界決勝ではフィニッシャーとなった。
- 第七世代・サンムーンでもタツベイが序盤で捕獲可能。ただしボーマンダに到達するのは相変わらずレベル50であり、そのままでは終盤にようやく役に立つ程度でしかない。
・・・と思われていたが、新システム「仲間を呼ぶ」によって、レベル10程度のタツベイがボーマンダを呼び出す事がある事が判明。このボーマンダもレベル10~12程度だが、進化レベルを無視して序盤にいきなり最終進化形のボーマンダを手持ちに加える事が可能である。
タツベイ自体がレアポケモン扱いで非常に出現率が低く、条件を整えてやらないと仲間を呼ぶ頻度が低く、呼んでも殆どタツベイばかりなので、ボーマンダを1匹捕まえるだけでも半日はかかりかねない大仕事。性格の吟味までしようとするとどれだけかかるか分かったものではないレベルで、攻略を早める目的でボーマンダを狙うのであれば、それだけの時間をかける価値があるのかは考えた方が良い。 - また、ボーマンダに進化すると、ドラゴンとひこうのダブルタイプになるからなのか、なんと秘伝技である「そらをとぶ」を覚える。進化によるボーナスとはいえ、レベルアップで秘伝技を覚えるのは前代未聞にほぼ等しいだろう。
- 第8世代では冠の雪原DLCで追加され、ガブリアス系統の対としてソード版限定で捕獲可能。ただし、オンラインのレイドを使えばシールド版でも捕まえることはできる。
メガシンカ
- 「ポケットモンスターオメガルビー・アルファサファイア」ではメガシンカを獲得。従来以上にシャープな外見となった。一見すると前足がなくなったようにも見えるが、実際は肩のパーツの中に格納されているだけであり、メガシンカの際はこの前足も出しているのが確認できる。
- メガシンカによって得られる特性は、ノーマルタイプの技をひこうタイプとして扱い威力も上げる「スカイスキン」。ボーマンダが習得できる適用技の代表例としては、物理なら「すてみタックル」・「おんがえし」・「からげんき」、特殊なら「ハイパーボイス(教え技)」等がある。ひこうタイプでありながらひこうタイプの優秀な攻撃技が少なかったボーマンダにとっては画期的な特性で、145の攻撃種族値から繰り出される「スカイスキン」適用の「すてみタックル」は圧巻の威力。攻撃範囲や特攻の値も十分で、「りゅうのまい」で攻撃と素早さを高めれば全抜きも夢ではない。
- 「スカイスキン」で化けた主力技だけでも強いが、素の特性の「いかく」やタイプの関係で繰り出し性能も高い。特にメガシンカで飛躍的に伸びる防御と「いかく」のシナジーは強烈。不一致の冷凍パンチどころか一致じゃれ付くだろうと普通に耐える。研究が進むにつれ、「どくどく」で相手をじわじわ削りつつ「はねやすめ」で回復し続けるという持久戦向けに育てられたメガボーマンダも見られるようになっている。高威力のノーマル技・攻撃面の種族値・「スカイスキン」が噛み合って、攻撃面に努力値を割かなくてもそれなりに突破力が保証されているのもポイント。
- 難点は、素のボーマンダに有効な弱点がそのまま通じる事。物理にはとことん強いが特殊方面はそれほどでもなく、サブウェポンとしておなじみの「れいとうビーム」や「めざめるパワー(氷)」は相変わらず辛い。メガボーマンダの流行で「めざめるパワー(氷)」の採用率もじわじわと上がっており、特殊アタッカーの役割もこなせるポケモンには注意を払う必要がある。
- また、メガボーマンダの圧倒的な火力が「スカイスキン」によって支えられている面があるというのもある意味難点。攻撃面の種族値は確かに高いが、ひこう技の通りがあまりよくない相手だと、途端に火力不足を痛感する場面もないとは言えない。もっとも、ドラゴンタイプ譲りの豊富な攻撃技のおかげで相性補完は十分可能で、物理なら上記の通り「りゅうのまい」で補強もできるので、こちらはそれほど大きな問題ではない。
- メガシンカの追加が公表された時から注目度は高く、レート環境ではトップメタの一角と化している。
- 第七世代ではメガシンカ自体の仕様変更により、メガシンカしたターンからメガシンカ後の素早さで動けるようになり強化された。
代わりにスカイスキン(を含めたスキン系特性)の弱体化により倍率が1.3倍から1.2倍になってしまったが、素早さ上昇による一手の差は大きい。総じて強化と呼んで差し支えないだろう。 - 「ポケットモンスター スカーレット」で登場した古代のパラドックスポケモン「トドロクツキ」はボーマンダの古代の姿といわれているが、翼の形状はメガボーマンダに類似したものとなっている。このことからメガボーマンダは古代の姿を再現したものであると考えられる。
関連動画
関連静画
関連商品
関連項目
600族のドラゴンタイプ | |
---|---|
第1世代 | カイリュー |
第3世代 | ボーマンダ |
第4世代 | ガブリアス |
第5世代 | サザンドラ |
第6世代 | ヌメルゴン |
第7世代 | ジャラランガ |
第8世代 | ドラパルト |
- 19
- 0pt