ナバルデウスとは、カプコンのゲーム「モンスターハンター」シリーズに登場する超大型モンスターである。初登場作品は「モンスターハンター3」。種族は古龍種。別名「大海龍」。弱点属性は龍。次いで雷。
名前の由来は海軍という言葉の元になった船舶を意味するナバル(Naval)+神を意味するデウス(Deus)から。
概要
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大海原を悠々と泳ぐ超大型モンスター。全長は約5837mに及び、ラギアクルスとは比較にならない規格外かつ純白の巨躯を誇る。古龍種でありながら自然界を超越した特殊能力は持っておらず、口から吐き出す水流ブレス以外は自身の体を使った攻撃で占められている。これは、古龍の持つ特殊能力が世界観を破壊しているとの指摘を受けたからと言われている。
水中、特に深海での生活に特化しており、一度息継ぎをすれば数日間以上海底で過ごす事が出来る。滅多に海上に姿を現さない生態から、ハンターズギルドでは長らく幻の存在として扱われていた。一対の巨大な角を持っており、それが三日月のように湾曲しているため、よく「月」に例えられる。テーマ曲である「深淵の朔望(月の満ち欠けの意)」、「月震(月面で起きる地震)」にも月の要素が含まれている。
古龍種でありながら性格は穏やかで、積極的に襲い掛かる事は無い。しかしその巨躯ゆえに、単純な動作一つ一つが脅威的な威力となる。また外敵と判断された場合、激しく攻撃を加えられる。食性は不明だが、光を放つプランクトンと共生関係にある模様。ちなみにラフスケッチではナバルデウスの幼生が、よりにもよってあのオストガロアに襲われている。このためナバルデウスであっても捕食される事があるようだ。
ゲームでは
モガの村(オフラインモード)で条件を満たすと、緊急クエストの討伐対象として出現する村クエストのラスボス的存在。モガの村の直下にある海底遺跡を住処としている。伝承の中では深海をさまよう神、白銀に光る巨人、海に浮かぶ新月などと称されている。
ラギアクルスが原因と思われていたモガの村を悩ませていた地震は、なぜか右の角が異常に発達してしまい気が立っていたナバルデウスが岩盤に右角を打ちつけていたのが原因だった。
年を召した村長が生まれる遥か昔、海底遺跡は陸地にあった。そこには村長の先祖たちが暮らしていたが、ナバルデウスの襲撃により遺跡は海の底へと沈められてしまう。そこで先祖たちは古代のお面を作って水中での暮らしに適応し、海中の遺跡に再び住み着いたが二度目のナバルデウスの襲撃により遺跡の守り人もろとも壊滅してしまう。僅かに生き残った先祖たちは、いつの日か遺跡に戻れる事を信じて遺跡の上にモガの村を作ったという。村長から見れば、ナバルデウスは先祖の膝を折り遺跡から追い出した怨敵なのである。
なお、海底遺跡には水中用バリスタや撃龍槍が存在する。これらは先祖が作った防衛用の兵器と思われる。
しかし近年、新たに皇海龍というナバルデウスの亜種(後述)が海底遺跡で発見された。彼らが遺跡に戻れる日は遠そうである・・・。
戦闘は「海底遺跡」という専用のエリアで行われる特殊戦闘である。全編水中戦なので酸素の残量には注意。
エリア1から一番奥のエリア3に移動しながら戦闘していく。エリア2の時点で髭の部位破壊ができていればナバルデウスはエリア3へ移動する。
破壊できなかった場合はナバルデウスは逃げていってしまいクエスト失敗になる。ちなみに髭はナバルデウスに一定のダメージを与えることで自動的に破壊される。
水中用バリスタや撃龍槍があるエリア3がメインの戦場になる。チャチャを連れて行った場合、ナバルデウスが怒ってるときに「撃龍槍を当てるチャンス」みたいな事を言う。
実際怒り時に撃龍槍から離れていてもしばらくすると近づいてくるのでチャンスではある。
緊急クエスト「モガの村を救え!」の場合は時間内に一定以上のダメージを与えると撃退になる(時間ぎれ内で時間が余っていようとも)。もし撃退できなかったとしても、ダメージが蓄積された状態で再戦ができる。部位破壊は受け継がれ、ナバルデウスはエリア3にいる)
その後「モガの村を救え!」はなくなるが、代わりに「最終決戦・ナバルデウス!」が緊急クエストとして追加される。
戦闘の流れとしては同じであるが、撃退のほか討伐もできる。ただし撃退は「モガの村を救え!」の時と違い、時間切れの際討伐できず、一定以上のダメージを与えている場合に撃退扱いになる。当然再戦もできるので、いつかは討伐できる。
なお水中用バリスタの弾は支給品ではない(交易で手に入れる、バリスタの近くで採取する)。
一戦討伐は武器種にもよるがオン上位で作成できるものであればやり易いかと。
オン下位やオフで作成できる武器では非常に難しいと思われる。(武器やスキル、戦略しだいではできなくはないようだが)
動きは、水中でのラギアクルスの攻撃モーションをゆっくりにし、範囲をとても大きくしたものだと思ってよい。
大きく吸い込んでのハイドロポンプと、とぐろを巻いてからの突進攻撃及びタックルには注意。
両者とも威力も攻撃範囲もさることながら食らうと特殊やられ状態になる。水守の種や龍殺しの実をもっていこう。
部位破壊は髭のほか右角(折れる)、尻尾(一部が欠ける)、背中(一部が欠ける)。折れた角からも剥ぎ取りができる(2回)ので忘れずに。湾曲した龍角は角の剥ぎ取りからでしか入手できない。武器や防具に頻繁に使うので何回もナバルデウスを狩りにいかなくてはならないことも。
テーマBGMは「深淵の朔望」(移動時)、「月震」(戦闘時)の二つ。特に月震は非常に神々しいボーカルがついており、人気が高い。
その他にもエンディングやロックラックでのBGMとしてもアレンジされたものが使われている。
水中戦が復活したMH3Gでも、村下位のクライマックスで健在。ただし上位では一切出番無し。
さらになんと亜種の存在まで確認されている。
詳しくは後述の項目を参考。
亜種
二つ名は「皇海龍」。事前に公開が全く行われなかったモンスターの一種だったため、村上位に上がって
古龍種の書を買い揃えてモンスターリストを見た途端に存在を知って驚愕した人もいるはず。
村のオフラインには登場せず、港のG級昇格クエストに登場する。ナバルデウス亜種を倒せばG級に昇格出来るが最初は上位武器・防具で挑まざるを得ず、G級昇格の壁の厚さを実感させられる。しかしこの点を配慮してか、G級モンスターの中では攻撃力が控えめとなっている。が、威力の高い技もしっかり存在するうえ体力は古龍級なので油断は出来ない。
モガの村の下にある海底遺跡を調べようとした書士隊によって存在が明らかになった。原種と同様に海底遺跡を住処としている模様。全身が金色に輝いており、より神々しさを感じさせる。頭の角は両方とも異常発達し、非常に大きくなっている。あまりの大きさに視界を塞いでしまっているが、他の古龍種と遜色ない戦闘力を見せる。怒り状態になると身体の内側が赤く発光する。
個体数が少ないため、調査は依然として難航している。
原種より攻撃性が高く、原種では見せなかった攻撃技をいくつか持つ。特に急上昇または急降下した後に繰り出される水ブレスが顕著であろう。しかもこの水ブレスはかなりの命中精度を誇り、水中では緊急回避が出来ない事も手伝って避けづらい。あまつさえガード強化を付けてもガード不可。まさに一撃必殺の技と言える。回避するにはモドリ玉で退避するか、爆弾で吹っ飛んだ時の無敵時間を利用するなどと言った工夫が必要。ただ、一人のみを狙って水ブレスを放つので、的が多いパーティプレイなら助かる確率がある。しかし攻撃範囲が広いので巻き添えも有り得る。
普通のナバルデウスと違い撃退無しの一発勝負である。原種にはあった道中戦が無くなり、いきなりエリア3での決戦となる。よって鬣を壊す必要は無い。角は左右対称になっているので、両方とも角を折ることを可能。角だけで合計四回剥ぎ取ることができる。
原種より攻撃的であり急上昇または急降下してからのハイドロポンプや、なぎ払いハイドロポンプなどの必殺技も増えている。当たった時は言わずもがな致命傷となる。
装備
入手した素材から作られる防具は一式装備すると「高級耳栓」、さらに剣士用では「切れ味+1」、ガンナー用では「装填数UP」のスキルが付くヴァイキングのようである。
しかし一式装備にすると同時に両者ともに「悪霊の加護」、剣士用では「なまくら」、ガンナー用では「反動軽減-1」という不利なスキルも付くので注意が必要。
再登場を果たしたMH3Gでは、「切れ味+1」に代わって部位破壊がしやすくなる「破壊王」と、「水属性攻撃強化」に変更された。一式揃えて耳栓スキルと悪霊の加護がつくのは変わらずだが、前述の「高級耳栓」にするには、装飾品での補強が必要になった。
作成できる武器は水属性をもつ。しかし湾曲した龍角や深淵の龍玉などのレア素材を大量に使うので、全てそろえるのには時間がかかる。
ナバルデウスはソロ専用モンスターなため、特に入手確率が低い深淵の龍玉で悪夢を見た人が多い。
さらにG級装備としてヘリオス(女性用はセレネ)X、Zが追加された。
X一式装備で剣士・ガンナー共通で「覚醒」、「破壊王」、「悪霊の加護」。Z一式装備では「水属性攻撃強化+1」、剣士での「切れ味+1」と「なまくら」、ガンナーでは「装填数UP」と「反動軽減-1」。それに加えてX,Z一式の剣士・ガンナー共通で「高級耳栓」が発動する。また剣士用のZ一式に「斬れ味」が+のお守りを付けたり腰だけをXにすることよって「高級耳栓」と「切れ味+1」を残したまま「なまくら」を消した装備はG級上がり立てのハンターにお勧めされる事も多い。
ただし作成にはX装備では原種と亜種の素材に加えてラギアクルスの蒼玉、ジエン・モーランの大地の龍玉と上位レア素材をそれなりの数要求され、さらにX、Zどちらも部位破壊かクエスト報酬でしか出ない豪鎧毛、各部位に覇王の証、さらに皇龍玉と作成難易度はG級序盤で作成できるとは言えかなり高めとなっている。
MH4では水中戦が無いためナバルデウス自体は未登場。しかし、竜人問屋の交換商品として素材だけは登場しており、その素材から作られるヘリオス/セレネ装備(および一部の武器)は製作可能。ただし、そのナバルデウスの素材を店に流通させるには“闘技場”を舞台に“イビルジョー2頭”を“防具未装備”で倒さねばならないというとんでもない条件での狩猟をクリアしないといけない。普通にナバル一頭倒すより面倒なんじゃないか
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登場作品
BGM
関連項目
- 2
- 0pt


