- プロ野球選手一覧 > 和田康士朗
和田康士朗(わだ こうしろう、1999年1月14日-)とは、埼玉県出身のプロ野球選手(外野手)である。現在は千葉ロッテマリーンズに所属。
概要
| 千葉ロッテマリーンズ #63 | |
|---|---|
| 和田康士朗 | |
| 基本情報 | |
| 国籍 | 日本 |
| 出身地 | 埼玉県東松山市 |
| 生年月日 | 1999年1月14日 |
| 身長 体重 |
185cm 77kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打撃 | 左投左打 |
| 守備位置 | 外野手 |
| プロ入り | 2017年育成ドラフト1位 |
| 経歴 | |
|
|
| プロ野球選手テンプレート | |
小学4年生から野球を始め、中学では軟式野球をしていたが、股関節の骨折などの怪我もあって一度は野球を辞め、小川高校では陸上部で走り幅跳びの選手だった。
しかし別の高校で夏の甲子園の埼玉県予選に出場する旧友の応援をしているうちに再び野球がしたくなり、陸上部を辞めて野球部へ転部…するのではなく、クラブチームの都幾川倶楽部野球団に加入。1番打者として活躍した。というわけで、高校野球の経験が全くないという非常に珍しいプロ野球選手である。
BCL・富山時代
高校卒業後は大学に進んでクラブチームで野球を続ける予定だったが、クラブのチームメイトの影響を受けて腕試しのつもりでベースボール・チャレンジ・リーグのトライアウトを受験したところ、富山GRNサンダーバーズの吉岡雄二監督の目に留まり合格した。富山では1番左翼手でレギュラーを掴み、打率.271、14盗塁の成績を残した。
2017年のドラフト会議で、千葉ロッテマリーンズから育成ドラフト1位で指名され入団。背番号122。
ロッテ時代
2018年はキャンプのシート打撃で陳冠宇から一発を放ち、二軍戦でも早くに初ホームランを放つなどして注目されたが、その後は左肘痛で代走起用が多くなった。二軍で94試合に出場、打率.167、1本塁打、6盗塁。
2019年も前半戦は代走起用が多かったが、夏場からはスタメン機会も増え、二軍で103試合に出場、イースタンリーグ2位タイの23盗塁をマーク。バットでも打率.261、6本塁打とますまずの結果を出した。
2020年はキャンプから一軍に呼ばれ、開幕延期期間中の6月1日に支配下登録を勝ち取る。背番号63。練習試合で4試合連続盗塁など結果を出して開幕一軍を勝ち取ると、福岡ソフトバンクホークスとの開幕戦で代走としてプロ初出場、甲斐拓也から盗塁を決め同点のホームに生還した。以降、代走で盗塁を快調に積み重ねて注目を集める。1番・センターでプロ初スタメンとなった8月16日の北海道日本ハムファイターズ戦でプロ初安打を含む3安打猛打賞。その後も代走起用が中心だったが、10月にチームの新型コロナウイルス集団感染の濃厚接触者になってしまい10日間抹消された以外はフルシーズン一軍でプレー。最終的に71試合に出場し、リーグ3位の23盗塁をマークした。
2021年も開幕からフルシーズン代走・守備要員として一軍でプレー。警戒される代走起用でもお構いなしに盗塁を快調に積み重ねていく。終盤は明らかに荻野貴司にも盗塁王を獲らせるためにあまり走らせてもらねかったが、最終的に24盗塁で荻野貴司・西川遥輝・源田壮亮と4人で盗塁王のタイトルを分け合った。なお、この年の和田の出場成績は出場96試合、うちスタメンは2試合、打席数は24。もちろんどちらも打撃タイトル獲得者におけるぶっちぎりの史上最少記録である。2リーグ制ではもちろん、試合数自体が少なかった1リーグ時代ですらこれほど少ない打席数で打撃タイトルを獲った例はない。また、BCL出身者として初のタイトル獲得者ともなった。
2022年は69試合の出場で打率.179、1打点、11盗塁に留まった。
2023年7月28日のソフトバンク戦でプロ初本塁打を記録。80試合の出場で打率.265、3本塁打、9打点、20盗塁を記録した。10月30日には左肘関節鏡視下手術を受けた。
2024年は88試合に出場したが、打率.150、8打点、11盗塁だった。
プレースタイル・その他
最大の武器は50メートル5秒8、代走でも早いカウントから果敢に走る積極性と高い盗塁成功率を両立する快足。細身なこともあり打撃は非力と思われがちだが、柳田悠岐のようなフルスイングが持ち味で、二軍ではわりとホームランも打っている。そのフルスイングから1年目にファンからついた愛称が「和ギータ」。
富山時代は応援歌になぜか『お願い!シンデレラ』が使われていた。
成績
年度別打撃成績
| 年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2020年 | ロッテ | 71 | 69 | 59 | 24 | 12 | 1 | 0 | 0 | 0 | 23 | 3 | 0 | 6 | 1 | 23 | 0 | .203 | .288 |
| 2021年 | 96 | 24 | 19 | 25 | 5 | 1 | 0 | 0 | 1 | 24 | 0 | 0 | 5 | 0 | 8 | 0 | .263 | .417 | |
| 2022年 | 69 | 33 | 28 | 20 | 5 | 1 | 0 | 0 | 1 | 11 | 1 | 0 | 3 | 1 | 12 | 0 | .179 | .281 | |
| 2023年 | 80 | 113 | 98 | 30 | 26 | 4 | 2 | 3 | 9 | 20 | 3 | 0 | 9 | 3 | 12 | 0 | .265 | .345 | |
| 2024年 | 88 | 71 | 60 | 12 | 9 | 0 | 0 | 0 | 8 | 11 | 3 | 1 | 6 | 1 | 13 | 0 | .150 | .235 | |
| NPB:5年 | 404 | 310 | 264 | 111 | 57 | 7 | 2 | 3 | 19 | 89 | 10 | 1 | 29 | 6 | 68 | 0 | .216 | .307 | |
年度別守備成績
| 年 度 |
球 団 |
外野手 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
||
| 2020年 | ロッテ | 49 | 53 | 2 | 0 | 1 | 1.000 |
| 2021年 | 75 | 34 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 2022年 | 41 | 33 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 2023年 | 74 | 88 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 2024年 | 72 | 70 | 1 | 1 | 1 | .986 | |
| 通算 | 311 | 278 | 4 | 1 | 2 | .997 | |
関連動画
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 東克樹
- 東晃平
- 伊藤翔(野球)
- 遠藤淳志
- 大城卓三
- 大竹耕太郎
- 金久保優斗
- 北村拓己
- 清宮幸太郎
- 楠本泰史
- 蔵本治孝
- 鍬原拓也
- ケムナ誠
- 近藤弘樹
- 阪口皓亮
- 櫻井周斗
- 椎野新
- 塩見泰隆
- 清水達也(投手)
- 周東佑京
- 鈴木康平
- 鈴木博志
- 砂川リチャード
- 平良海馬
- 田浦文丸
- 高木渉(野球)
- 高橋遥人
- 高橋礼
- 田嶋大樹
- 田中瑛斗
- 田中俊太
- 中川虎大
- 西浦颯大
- 西川愛也
- 西村天裕
- 沼田拓巳
- 馬場皐輔
- 福田周平(野球)
- 藤岡裕大
- 本田仁海
- 村上宗隆
- 安田尚憲
- 山本拓実
- 山本祐大
- 與座海人
- 若林晃弘
▶もっと見る
- 0
- 0pt

