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源田壮亮(げんだ そうすけ、1993年2月16日-)とは、大分県出身のプロ野球選手(遊撃手)である。現在は埼玉西武ライオンズに所属。
概要
埼玉西武ライオンズ #6 | |
---|---|
源田壮亮 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 大分県大分市 |
生年月日 | 1993年2月16日 |
身長 体重 |
179cm 73kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投左打 |
守備位置 | 遊撃手 |
プロ入り | 2016年ドラフト3位 |
経歴 | |
国際大会 | |
国籍 | 日本 |
APBC | 2017年 |
プレミア12 | 2019年、2024年 |
五輪 | 2021年 |
WBC | 2023年 |
プロ野球選手テンプレート |
大分商業高校では硬式野球部に所属。大分県大会準優勝が最高成績で、甲子園出場はなかった。
愛知学院大学に進学。打撃に課題を残していたが、打撃強化を経て4年春に打率.370、7盗塁の活躍でベストナインを受賞。4年秋は3連盟王座決定戦ベスト4で敗退した。追加招集だったが、日米大学野球にも出場した。
トヨタ自動車では1年目から都市対抗野球、日本選手権に出場。第87回都市対抗野球大会では全試合に出場し、トヨタ自動車の初優勝に貢献。
2016年のドラフト会議で埼玉西武ライオンズから3位指名を受け、11月14日に契約した。背番号は6。ドラフト指名後の社会人野球日本選手権では優勝を目指したが、準々決勝で日本通運に敗れた。
西武時代
2017年(1年目)はキャンプを一軍で迎えた。オープン戦でも打率.300と好調を維持し、開幕を一軍で迎え、3月31日の北海道日本ハムファイターズ戦(開幕戦)でスタメンで出場。新人遊撃手による開幕スタメンは石毛宏典以来36年ぶりのことだった。序盤は9番遊撃手で出場していたが、田代将太郎が結果を残せなかったので2番を担当。6月8日の読売ジャイアンツ戦でプロ初ホームランを記録した。怪我で離脱した茂木栄五郎の代替選手としてオールスターにも出場した。後半戦が始まり、7月26日のオリックス・バファローズ戦で26盗塁を記録し、球団新人盗塁記録を更新。さらに9月6日の千葉ロッテマリーンズ戦で128本目の安打を放ち、石毛宏典の所持していた球団新人安打記録を更新した。遊撃手の新人としては史上初の全試合フルイニングに出場し、打率.270、155安打、3本塁打、57打点、37盗塁を記録する活躍で新人王を受賞した。オフにアジアプロ野球チャンピオンシップ(APBC)の日本代表に選出され、セントラル・リーグ新人王の京田陽太と共に二遊間を組んだ。
2018年も開幕から一軍に帯同し、2番を務める。7月10日のロッテ戦で新人の開幕戦からの連続フルイニング出場を221試合とし、長嶋茂雄の所持していた記録を更新した。オールスターにはファン投票と選手間投票で選出され、2年連続で出場。第2戦で5回に岩貞裕太から先制タイムリーを記録しパ・リーグが勝利したことでMVPを獲得した。2年連続で全143試合に出場し、打率.278、4本塁打、57打点、34盗塁を記録。遊撃手としての補殺記録も、新記録の526をマークした。オフにベストナインとゴールデングラブ賞を受賞した。
2019年も開幕戦から連続フルイニング出場を継続したが、4月13日のオリックス戦で右手に死球を受け、右手関節挫傷と診断され、4月14日のオリックス戦では初めてベンチスタートとなり、連続フルイニング出場は299で止まった。指名打者、栗山巧の代走で出場したが、エルネスト・メヒアが代打で出場し、打席が記録されなかったことにより、連続試合出場も299で止まった。135試合の出場で打率.274、2本塁打、41打点、30盗塁を記録し、2年連続でベストナインとゴールデングラブ賞を受賞した。
2020年からは秋山翔吾の退団により、主将を務める。全120試合に出場し、打率.270、1本塁打、21打点、18盗塁だった。
2021年は5月23日に右太ももの張りを訴え、5月27日には発熱を訴えたところ、新型コロナウイルス陽性と診断され、6月18日に復帰した。東京オリンピック代表にも選出され、三塁手と遊撃手の守備で活躍し、金メダル獲得に貢献した。シーズンでは119試合の出場に留まったが、荻野貴司、和田康士朗、西川遥輝と4人で盗塁王のタイトルを獲得した。
2022年は5月6日の日本ハム戦で右足を自打球で負傷し、骨挫傷と診断され離脱する。その影響で108試合の出場に留まった。11月26日の契約更改で西武の日本人最長の5年契約を結んだことを発表した。
2023年は第5回WBC日本代表に選出された。3月10日の韓国戦で右手を骨折したが、西武から「途中で抜けたら後悔するだろう。源ちゃんの意志を尊重する」と後押しされたことでロースターから外れず出場を重ねる。準決勝のメキシコ戦では7回の守備でアラン・トレホの盗塁をタッチ。一度セーフと判定されたが、リプレイ検証でアウトに覆り、源田の1ミリとしてネット上でトレンド入りした。決勝戦まで帯同し、世界一に貢献した。
シーズンではWBCでの負傷もあり、5月下旬に一軍に昇格し、シーズン終了まで一軍に帯同した。100試合の出場で打率.257、22打点、5盗塁だった。
2024年7月14日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で通算1000本安打、9月18日のオリックス戦で通算1000試合出場を達成した。4年ぶりに全試合に出場し、打率.264、3本塁打、21打点、12盗塁を記録し、7年連続でゴールデングラブ賞を受賞した。この年チームは最下位に低迷し、6月11日の広島東洋カープ戦ではヘッドスライディングしたがセーフにならずにゲームセットとなりチームは8連敗。立ち上がれなくなる一幕があった。
プレースタイル
人物
- 2017年(1年目)の活躍を受け、6月6日から源田のオフィシャルグッズが販売される。新人選手としては異例との事。
- Twitterでは「#源田たまらん」というハッシュタグが流行し、西武の公式アカウントもツイートしている。
- かつては守備の名手として活躍した小坂誠に憧れている。
- 西武鉄道の列車お披露目イベントに呼ばれた際に、きかんしゃトーマスの機関士に似ているから呼ばれたのでは?と自分自身で言っている。
- 2019年4月12日に元乃木坂46の衛藤美彩と交際していることを球団が発表し、10月に婚姻届を提出して結婚した。2022年に第1子、2023年に第2子が誕生した。
応援歌
球団 | レス | No | プレイヤー |
---|---|---|---|
西武 | パシフィック・リーグの応援歌のピコカキコ一覧#22 | 14848 |
成績
年度別打撃成績
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017年 | 西武 | 143 | 647 | 575 | 85 | 155 | 18 | 10 | 3 | 57 | 37 | 26 | 4 | 36 | 6 | 100 | 5 | .270 | .317 |
2018年 | 143 | 666 | 594 | 92 | 165 | 27 | 9 | 4 | 57 | 34 | 14 | 6 | 48 | 4 | 101 | 7 | .278 | .333 | |
2019年 | 135 | 609 | 540 | 90 | 148 | 23 | 6 | 2 | 41 | 30 | 25 | 3 | 40 | 1 | 67 | 9 | .274 | .324 | |
2020年 | 120 | 518 | 455 | 67 | 123 | 14 | 5 | 1 | 21 | 18 | 22 | 2 | 38 | 1 | 80 | 6 | .270 | .327 | |
2021年 | 119 | 516 | 464 | 60 | 126 | 15 | 7 | 2 | 29 | 24 | 17 | 2 | 31 | 2 | 67 | 5 | .272 | .319 | |
2022年 | 108 | 456 | 414 | 39 | 110 | 8 | 8 | 2 | 17 | 12 | 11 | 0 | 30 | 1 | 72 | 6 | .266 | .317 | |
2023年 | 100 | 435 | 397 | 30 | 102 | 9 | 4 | 0 | 22 | 5 | 8 | 1 | 26 | 3 | 82 | 5 | .257 | .307 | |
2024年 | 143 | 577 | 522 | 41 | 138 | 15 | 7 | 3 | 21 | 12 | 20 | 2 | 32 | 1 | 75 | 4 | .264 | .307 | |
NPB:8年 | 1011 | 4424 | 3961 | 504 | 1067 | 129 | 56 | 17 | 265 | 172 | 143 | 20 | 281 | 19 | 644 | 47 | .269 | .319 |
国際大会での打撃成績
年度 | 代表 | 大会 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019年 | 日本 | プレミア12 | 4 | 7 | 6 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | .333 | .286 |
2021年 | 五輪 | 3 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | .--- | |
2023年 | WBC | 5 | 18 | 12 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 1 | 0 | 5 | 0 | 2 | 0 | .250 | .471 |
年度別守備成績
年度 | 球団 | 守備位置 | 試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017年 | 西武 | 遊撃手 | 143 | 228 | 481 | 21 | 89 | .971 |
2018年 | 143 | 271 | 526 | 11 | 112 | .986 | ||
2019年 | 133 | 212 | 435 | 9 | 90 | .986 | ||
2020年 | 120 | 189 | 336 | 9 | 85 | .983 | ||
2021年 | 119 | 200 | 337 | 8 | 85 | .985 | ||
2022年 | 108 | 196 | 284 | 6 | 64 | .988 | ||
2023年 | 99 | 169 | 280 | 9 | 61 | .980 | ||
2024年 | 遊撃手 | 143 | 209 | 338 | 4 | 67 | .993 | |
通算 | 遊撃手 | 1008 | 1674 | 3017 | 77 | 653 | .984 |
タイトル・表彰・その他
タイトル | ||
---|---|---|
最多盗塁 | 1回 | 2021年 |
表彰 | ||
新人王 | - | 2017年 |
スピードアップ賞 | 1回 | 2017年 |
オールスターゲームMVP | 1回 | 2018年第2戦 |
ベストナイン | 4回 | 2018年-2021年 |
ゴールデングラブ賞 | 7回 | 2018年-2024年 |
その他 | ||
オールスターゲーム選出 | 6回 | 2017年-2019年、2021年、2023年、2024年 |
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