ネタバレ注意!以下の記事には、全編のネタバレが含まれています。まだ全話見ていない人はご注意ください。
「旗艦吹雪の憂鬱」とは、R.REVO氏による「艦隊これくしょん」を題材としたMMD紙芝居シリーズである。『第八鎮守府物語」の外伝であり、時間軸的には、旗艦吹雪の憂鬱→旗艦吹雪の回想(未発表)→第八鎮守府物語となる。シリアス度は、憂鬱(カッターボートクラス)回想(戦艦クラス)第八鎮守府(軽巡クラス)と予告させている。
概要
旗艦吹雪の憂鬱の設定時期は、第四話時点で判明しているのは、艦娘が開発され、まだ一般には秘密だが対深海棲艦の主力戦力となっている時点らしい。最初の艦娘は、ファースト様と呼ばれ神格視されているがその艦種や艦名は、まだ不明(長門?)第一世代の第一鎮守府所属の特殊戦術艦隊が、最初の艦娘のよる艦隊であり、活躍したようだが、第2世代らしい吹雪たちの時点ではもう存在していないという。舞台となる第十九戦隊は、みなやる気がなく勝手気ままで第三鎮守府のお荷物戦隊だが、実は最初からではなくそれぞれに暗い過去があるらしい。
登場人物
- 吹雪 建造され第三鎮守府に赴任してすぐに、三笠宮司令官に第十九戦隊の旗艦に任命されとまどう。明るく素直な努力家だがドジッ娘のいわゆる普通の吹雪だが、後の「第八鎮守府物語」の帝国海軍最強の艦娘、クールで寡黙な陰のある吹雪と同一人物。第6話時点で、徐々に片鱗を表し足柄に未来を予見されているが、まだそれがとても信じられないドジぶりを発揮中。しかし艦隊の仲間に対してとことん親身な態度に将来の片鱗と、そんな吹雪を変貌させる凄絶な未来が予感させる。
- 夕立 吹雪が、睦月とともに最初に知り合い友達となる。第十九戦隊の部屋まで案内してくれるがすぐに逃げ出す。第八鎮守府物語にも榛名たちの通信を妨害して、ちらっと登場するが、その時点ではかなり変貌しているようだ(同一人物かは不明)。
- 睦月 夕立とともに吹雪が最初の出会い友人となる。第一世代艦娘「フアースト様」を崇拝しオータムクラウドこと秋雲から、その声を録音したという怪しげなテープを嬉々として受け取っている。今後の展開のキーになる秘密のありそうな艦娘である。
- 望月 例によってぐうたらで、五月雨に引きずられて睦月にたたき起こされているが、実力はかなりのもののようで、妙高の演習には参加せず、後で吹雪に砲術を指南する。第一世代の特殊戦術艦隊と関係があるようだ。なりゆきからヴォルカ帝国行きに同行(連行)される。ヴオルカの宰相とは旧知の仲らしい。アダマンチウム(黒輝水晶)探しはパスして寝ているが、陸奥の危機を聞くと急行する漢。第八鎮守府物語にも登場。吹雪から望月先生と呼ばれている。
- 足柄 第三鎮守府総戦術教導艦、教室では優しい先生で、吹雪を安心させるが、演習では鬼に変貌して吹雪をしごき駆逐艦娘たちに恐れられている。後の鎮守府だけではなく国を背負うことになる最強の艦娘吹雪を予見している。
- 伊四〇一 第十九戦隊所属の潜水艦娘、タンスの中にドラえ○んを探し、超☆紐理論に興味がある。天体望遠鏡や懐中時計を自作できる。
- 木曾 第十九戦隊所属の軽巡。ほとんどしゃべる言葉は通訳してもらわないと吹雪には(視聴者にも)理解できない中二病語でしやべる。吹雪の前の戦隊旗艦らしい。龍驤へのプレゼントは自作小説(いらねえ)
- 陸奥 思い込みの激しいストーカー艦娘、すさまじい思い込みだがなまじ戦艦だけに訂正もできない。目下のターゲットは本田。砲撃の度に爆発を起こし前鎮守府の司令官から解体を言い渡されるが、三笠宮提督に拾われる。新しい艤装のためにアダマンチウム(黒輝水晶)探しに吹雪らとヴオルガ帝国に出かけて、親身に自分を助けようとする吹雪と親しくなる。後で爆発の原因は、あまりに早くトリガーを引きすぎるためとわかる。龍驤へのプレゼントは手編みのマフラーや帽子(6月だけどね)と女子力は高い。
- 利根 第十九戦隊所属の重巡洋艦。極端なナルシスト。意外に博学で吹雪の宿題を教えている。龍驤とは犬猿の仲。
- 龍驤 関西弁をしやべり、性格は世界最強の生物大阪のおばちゃんだが、第十九戦隊の中ではまともで、実質戦隊旗艦の役をしている。6月9日が誕生日。早熟な天才型空母だったが、慢心から艦載機をすべて失い、そのトラウマから艦載機を持つことができなくなり自作の流星をプレゼントしようとする吹雪に激しく反発するが、吹雪の誠意と強引なまでの説得で再び艦載機を持つことができるようになる。
- 鳳翔 三笠宮優子の秘書艦。艦娘たちのおかん。龍驤と共に初期の機動部隊をになうが、当初は龍驤に差をつけられていた。龍驤が艦載機を持てなくなり代わりに第一線で活躍する。龍驤を励まし立ち直らせようとするが、背を向けられ無垢でまっすぐな吹雪にそれを託す。
- 三笠宮優子 第三鎮守府司令官。実在の三笠宮とは無関係で、命名は戦艦三笠からだが内親王殿下と呼ばれているので皇族らしい。本田少佐を気に入っているようだが、本田は迷惑している。なお、本田に「閣下」と呼ばれているので准将以上と思われる。なぜか建造されたばかりの吹雪を第十九戦隊の旗艦にしている。第十九戦隊をどうしょうもない連中と歎きながらかわいくて仕方ないと心配して、当時第八鎮守府司令官の宮川に指揮を頼むが、宮川は断り、代わりに本田を推薦する。解体直前の陸奥を助ける。
- 本田雅之 海軍少佐。元軍令部第二局勤務。同期の宮川裕樹に第三鎮守府の第十九戦隊の教官に推薦され、教官となる。艦娘たちをさん付けで丁寧な口調で話す。教え上手で吹雪から軍人より先生のようだと笑われる。優れた指揮能力を持つ。銀河英雄伝説のヤン・ウエンリー提督がモデル。紅茶派かどうかは不明。
- ビスマルク ヴォルカ帝国の戦艦娘。ヤマトで建造された。ヴオルガの長門といった立ち位置。
- グラーフ・ツェッペリン ヴォルカ帝国の空母娘。というかヴォルガの木曾。中二性格でスツーカマニアだが、その恐るべき戦歴はまさにルーデル(第二次大戦中のドイツ空軍のエース)様級。ヴオルガのエース。
- U-511 ヴオルカ帝国の潜水艦娘。趣味は、登山と冒険。吹雪たちのアダマンチウム探しに同行する。
- アドルフ・ゲッペルス ヴオルカ帝国宰相。というか外見はどう見ても例の総統閣下だが、性格は温和で、部下思いのようだ?アダマンチウム探しに協力する。三笠宮提督、望月とか旧知の仲らしい。
- 金城工廠長 鎮守府の奥にいる顔に傷のある職人妖精。陸奥爆発の原因について、冗談でアダマンチウムで艤装を作ればと吹雪にアドバイスする。実際は、陸奥が有能すぎるために艤装がついて行けないことが原因のようだ。強力なエンジンWRー18を開発するが、使用した艦娘が消滅してしまう大事故を起こし封印している。
-
関連事項
- WR-18 艦娘用エンジン。従来の10数倍の出力を持つ空母や戦艦用のエンジン、あまりにも敏感なため装備した艦娘(夕張?)は、制御できず5キロほどを暴走し岩に激突炎上、艦娘は文字通り溶けてしまったが、エンジン自体は残り「悪魔のエンジン」と呼ばれる。金城と白銀という二人の妖精がそれぞれ組んだ二基作られ、白銀機が事故を起こし、白銀は責任を感じて自ら消滅し金城機は封印される。「第八鎮守府物語」時点で吹雪の艤装に搭載されているものと同一らしい。
関連動画
旗艦吹雪の憂鬱シリーズに関するニコニコ動画の動画を紹介してください。
関連商品
旗艦吹雪の憂鬱シリーズに関するニコニコ市場の商品を紹介してください。
関連コミュニティ
旗艦吹雪の憂鬱シリーズに関するニコニコミュニティを紹介してください。
関連項目
- 0
- 0pt