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石川雄洋(いしかわ たけひろ、1986年7月10日-)とは、静岡県出身の元プロ野球選手(内野手、外野手)である。現在はアメフト選手。
概要
OB | |
---|---|
石川雄洋 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 静岡県 |
生年月日 | 1986年7月10日 |
身長 体重 |
183cm 78kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投左打 |
守備位置 | 内野手、外野手 |
プロ入り | 2004年ドラフト6位 |
引退 | 2021年 |
経歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
横浜高等学校では2年次に準優勝、3年次にベスト8と活躍した。1年先輩に成瀬善久、同級生に涌井秀章がいた。
横浜・DeNA時代
2008年は北京五輪のため離脱した村田修一の代わりにサードを守るなど、自己最多の83試合に出場し、チームトップの10盗塁を記録した。
2009年はショートのレギュラーに定着した。自己最多の134試合に出場して初の規定打席に到達し、2年連続チームトップの19盗塁を挙げたが、打率、出塁率、対左打率の悪さと守備に課題を残すなど、課題が山積みのシーズンだった。
2010年は開幕から好調を維持し続け盗塁王が狙える位置にいたが、夏場に自打球で負傷し抹消されたことも響きタイトル獲得はならなかった(最終的にはリーグ2位の36盗塁)。
また、打率.294、38犠打、6失策と成績を大きく上げリードオフマンとして活躍した。
一方出塁率は依然として低く、失策は減ったものの守備指標が低いなどの指摘もある。
2011年も前半戦は1番ショート、後半戦は2番ショートで出場したが、終盤に脇腹を痛め離脱。打率、盗塁数とも前年より大きく数字を落とした。
2012年は若くしてキャプテンに就任。シーズン序盤は打率2割前後をさまよい苦しんだが、交流戦の途中から徐々に調子を上げると6月末に2試合連続猛打賞や1試合4安打などの活躍を見せ、2番セカンドでの出場がほぼ定着する。7月4日の読売ジャイアンツ戦では調子を落としていた荒波翔に代わり1番を任され見事猛打賞、三浦大輔の通算150勝をアシスト。7月16日の東京ヤクルトスワローズ戦では決勝点となるホームラン(自身3年振り)を放つなど、半ば覚醒状態であった。
しかし翌々日の7月18日、4打席目で打ちにいった球を小指に当ててしまい骨折し戦線離脱(ちなみにその打席ではヒットを放った)。約一ヶ月後の8月24日、一軍に復帰したが石川の代わりを務めていた内村賢介が好調だったこともあり初のライトでの出場となった。そして不幸なことに翌日の5打席目、バントを試みた際に今度は人差し指に球を受け骨折、わずか3日で再び戦線を離れることとなった(この打席でも石川は痛みを押して打席に立ちバントを成功させ、筒香嘉智のサヨナラヒットの足がかりを作った)。当然規定打席には到達しなかったものの打率は.285と、去年を大幅に上回った。
2013年に遊撃手に再転向し、開幕戦で1番・ショートで出場するも、調子が上がらず、下位打線に降格。さらには山崎憲晴にスタメンを奪われる。中畑清監督に練習態度などに関して叱責されるも改善されず、5月に二軍落ち。6月に再登録されてからは二塁手としての出場が増え、自己最多の5本塁打を記録した。
2014年は二塁手として起用されていたが、ユリエスキ・グリエルが入団してからは外野手を守った。
2015年からはキャプテンを横浜高校の後輩でもある筒香嘉智に譲り渡した。3月28日の巨人戦で通算100盗塁を達成すると、一時はセ・リーグ打率ランキングでトップに経ったこともあった。交流戦ではチームの連敗と同時に不調に陥ったが、7月3日の阪神タイガース戦ではプロ初となるサヨナラ安打を放った。
7月31日の広島東洋カープ戦で左脚を負傷し、以降は二軍で過ごした。
2016年はオフに手術した右肘の影響もあり二軍でキャンプイン、そのままシーズン開幕を迎える。調整を続けていたが極度の貧打に陥ったチーム事情から急遽一軍に昇格。打線のテコ入れとして期待されるもやはり万全とは言い難く打率2割前後と低迷した。それでも宮崎敏郎と途中加入のエリアン・エレラとの併用、アレックス・ラミレス監督の我慢の起用の甲斐あってか通算1000試合出場を達成した。
自己ワーストの打率2割9厘、-war(控え野手と比べどれだけ勝利数を上積みしたか表す数値)では全466野手ワーストの-1.7と活躍した。
2018年は41試合に留まった。
2019年も50試合に留まったが、8月4日の巨人戦で通算1000本安打を達成した。オフに背番号を42に変更した。
2020年は一軍出場なしに終わり、二軍でも結果を残せず、11月3日に戦力外通告を受けた。その後も現役続行を模索していたが、翌2021年3月18日に現役引退を表明。6月5日の千葉ロッテマリーンズ戦で記念セレモニーが執り行われ、ファンに別れを告げた。
プレースタイル
- 佐々木主浩から足が速く守備範囲が広いと評された。
- 積極果敢な走塁と怪我を恐れぬダイナミックなプレーが魅力。特にフライ処理には躊躇いがなく、内野でも外野でも良く飛び込んでフェンスに激突する。
- 送りバントがとにかくうまい。2016年の犠打成功率はなんと100%(11-11)。
- ヤクルトの宮本慎也のグラブ、青木宣親仕様のバットを使用している。
人物
- 大先輩の三浦大輔のブログに頻繁に登場。助っ人外国人と良く絡みバッテリー陣の食事会にもなぜか参加するコミュ力の塊。
- 「やる気がない」「態度が悪い」など苦言を呈されることも多いが、練習熱心でチームメイトからは慕われている。
- 週刊誌にテレビ東京の某女性アナとの関係が報じられた事もあるが、いまだに独身。
- 野球選手になれなかったら保育士になりたかったらしい。
- ヒーローインタビューでは少しアホの子天然な発言をすることが多い。
例:「打てそうな気がしてたんで、打ててよかったです」「勝とうという強い気持ちを持って、車で来ました」 - 三浦大輔引退に伴い横浜DeNAベイスターズに最も長く在籍する生え抜き選手となった。
応援歌
球団 | レス | No | プレイヤー |
---|---|---|---|
DeNA | 応援歌のピコカキコ一覧#8 | 8010 |
成績
年度別打撃成績
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
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2006年 | 横浜 DeNA |
2 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | .000 | .000 |
2007年 | 19 | 27 | 24 | 5 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 2 | 0 | 6 | 0 | .125 | .192 | |
2008年 | 83 | 273 | 259 | 24 | 63 | 4 | 5 | 1 | 13 | 10 | 6 | 1 | 6 | 1 | 60 | 5 | .243 | .262 | |
2009年 | 134 | 495 | 463 | 38 | 112 | 15 | 3 | 2 | 24 | 19 | 15 | 1 | 13 | 3 | 98 | 8 | .242 | .267 | |
2010年 | 131 | 584 | 521 | 69 | 153 | 23 | 6 | 0 | 18 | 36 | 38 | 1 | 21 | 3 | 91 | 6 | .294 | .324 | |
2011年 | 125 | 530 | 466 | 49 | 121 | 11 | 1 | 0 | 22 | 12 | 32 | 0 | 30 | 2 | 95 | 8 | .260 | .307 | |
2012年 | 80 | 304 | 263 | 31 | 75 | 10 | 1 | 1 | 14 | 7 | 13 | 1 | 24 | 3 | 49 | 3 | .285 | .351 | |
2013年 | 119 | 523 | 459 | 75 | 126 | 12 | 4 | 5 | 41 | 5 | 5 | 0 | 51 | 8 | 76 | 6 | .275 | .357 | |
2014年 | 138 | 539 | 483 | 66 | 120 | 16 | 5 | 7 | 36 | 9 | 16 | 0 | 32 | 8 | 98 | 9 | .248 | .306 | |
2015年 | 89 | 375 | 343 | 43 | 89 | 8 | 1 | 1 | 18 | 6 | 9 | 0 | 16 | 7 | 82 | 2 | .259 | .306 | |
2016年 | 95 | 329 | 297 | 35 | 62 | 8 | 2 | 2 | 14 | 6 | 11 | 1 | 18 | 2 | 67 | 3 | .209 | .258 | |
2017年 | 63 | 192 | 167 | 18 | 41 | 7 | 0 | 2 | 11 | 1 | 6 | 3 | 12 | 4 | 41 | 4 | .246 | .306 | |
2018年 | 41 | 91 | 74 | 10 | 17 | 1 | 0 | 0 | 7 | 5 | 4 | 2 | 11 | 0 | 19 | 1 | .230 | .322 | |
2019年 | 50 | 113 | 101 | 14 | 21 | 3 | 1 | 2 | 5 | 1 | 6 | 0 | 5 | 1 | 34 | 1 | .208 | .252 | |
NPB:14年 | 1169 | 4377 | 3922 | 477 | 1003 | 118 | 29 | 23 | 224 | 118 | 162 | 10 | 241 | 42 | 818 | 56 | .256 | .305 |
通算守備成績
機構 | 守備位置 | 試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 |
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NPB | 二塁手 | 588 | 1207 | 1535 | 35 | 301 | .987 |
三塁手 | 15 | 8 | 23 | 2 | 3 | .939 | |
遊撃手 | 485 | 707 | 1322 | 51 | 194 | .975 | |
外野手 | 24 | 42 | 2 | 0 | 1 | 1.000 |
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
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