退魔師(見習い)道明寺歌鈴！単語

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退魔師(見習い)道明寺歌鈴！とは、カラコルム氏が連載しているNovelsM@ster作品。
氏が手がけているアイドルマスター×流行り神のクロス作品の3つ目のシリーズに当たり、
前2作の続編となる。

過去作品に比べると流行り神の要素は薄く、前2作では採用されていた推理ロジックなどの要素を排除。
どちらかといえばバトル・コミカル色に重点を置いた作品となっている。

概要

文明化の進んだ現代社会

人は可視できぬモノへの怖れを失っていた。

なれど、鬼の語源は『穏』（おぬ）。

妖（あやかし）とはもとより、人の目を忍びし魔界の住人。

世の理から外れし者共は、闇より出ずる刻を常に待ち構えている。

闇に蠢く魑魅魍魎を屠る者。

人、それを『退魔師』と呼ぶ＿＿＿

登場人物

前作同様に物語のメインは346プロに所属しているアイドル達にスポットが当てられており、主要人物も表向きは346プロ所属のアイドルとして活動している。

346プロ自体の規模は原作のデレマスほどではないが、かなり大きいらしく、所属アイドル同士であっても面識がない場合も多い。

本作は和風イメージを重視しているためか、桜の頃(アイドルマスター)のユニットメンバー5人(春霞)が全員出演している。
また本作連載中に歌鈴・あやめ・珠美のトリオユニットに『可惜夜月』のユニット名が公式で付いている。

主要キャラクター

道明寺歌鈴
 主人公。退魔師見習いの巫女でドジっ娘。
ある人物に好意を寄せているらしい。
犬童蘭子の妹弟子に当たるというシリーズ独自設定がある。
依田芳乃
本シリーズにおける歌鈴のパートナー。どこか浮世離れした雰囲気を持つ少女。
日高舞の直弟子として一部の技術を仕込まれているというシリーズ独自設定がある。
『千里眼』『地獄耳』のような神通力の一部を扱え、体術や剣術も嗜むが、怪異と直接戦うには不向き。
他人とはひとまず距離を置き、特に裏家業については核心部分を話すことをしない。
これは彼女の一族が故郷で『巫女』として置かれていたことによるもの。
歌鈴の過去編で僅かながら彼女の故郷の末路について語られており、その故郷における因習が日高舞と九十九一希の怒りを買い、荒神と因習をまとめて潰されたことで、彼女は『巫女』として堕ちることは避けられたようなのだが、育った過程までは変えられないことが影響している模様。
浜口あやめ
第2話から登場した伊賀忍者の末裔で退魔忍のくノ一。歌鈴とは同業者だが、思い込みの激しい面がある。
固有能力として『予知夢』を持つが、音声は聞き取れずシーンも断片的なため不完全とのこと。退魔師としての霊力は高くないが、伊賀忍者としての身体能力を活かした体術の方は主要メンバーの中で最も優れる。
伊賀忍者の退魔組織に属しており、組織の指示を受け、歌鈴たちとは別に単独行動をとることがある。作中の戦闘では矢面に立つことが多く、しばしば生命にかかわる危険にさらされている。
脇山珠美
 第3話より登場。退魔剣士を名乗るが、現時点では主要メンバーの中で霊力・体術いずれも劣り、実力不足の感がある。
というか第3話では剣も使わず素手で事件解決に貢献。剣士とはいったい・・・うごごご
なお剣無しだと能力はかなり劣るらしく、あくまで剣士であるとのこと。
素手だと素人レベルならともかく、実戦レベルで使えるワケではない様子。
第3話の回想シーンにおいて、かつて退魔剣士として修行していたものの、師匠から「素質無し」の烙印を押されたことに反発し、そこを飛び出したことが判明している。

敵対派閥(仮)

今井加奈
本作の「おまけ」に登場する都市伝説の語り部役。本編には10話まで登場しなかった。
実は前々作「876プロ怪異事件ファイル」の「さとるくん」事件の被害者であり、前作の「346プロ怪異事件ファイル」にもオカルトルートの回想に登場して顔見せしている。
従って第9話までの「おまけ」は、本編開始より過去の時系列にあたる。
「おまけ」および第10話において、幸子Pへの執着を断ち切りたいがあまり、ある術を実行した代償としてアイドル活動を廃業せざるを得なくなったことが判明。それを知った小早川紗枝の手引きで歌鈴の敵対派閥に加わる。前述の術によって幸子Pへの想いを完全に失ったことを一ノ瀬志希に利用され、現在は彼女の命じるままに動く操り人形と化している。
相葉夕美
第10話登場（存在自体は第8話でほのめかされている）。経緯は不明だが加奈同様に志希の傀儡と化している模様。その影響か裏のスキルを持つ輝子すらあしらうほどの身体能力を持つ。
12話において撃破され、あやめたちに救出された。
こんちき仮面小早川紗枝）
第4話に登場。狐の能面をかぶった女性。前作にも登場している節が……？
術などの心得もある様子。
正体は小早川紗枝（バレバレやん）。また本作の第9話「おまけ」において、今井加奈の聞き役でもあることが判明。
前作終了後、親友である塩見周子の失踪に心を傷めていたところ、一ノ瀬志希に「道明寺歌鈴が事件の黒幕」とそそのかされたことで、志希の派閥に加わり、歌鈴たちに戦いを挑むことになる。またかつてのユニットメンバーだった加奈のアイドル廃業の話を聞いて衝撃を受け、元凶である幸子Pの命も狙っていた。
第8話において、絶望の真相を志希の口から直接知らされ、彼女との決別を宣言。また共闘を呼びかける歌鈴に対しては、既に悪事に手を染めた自分にその資格はないと拒絶している。
黒埼ちとせ、白雪千夜
第9話の「おまけ」で顔見せし、第10話に本格登場。本作ではアイドルではなく、ただの主人と従者の関係だが、一方で共依存性も強い。ちとせの病気のために志希に千夜が従属している構図のようで、また拠点の提供も行っている模様。
アイドルではないが二人とも単なる一般人ではなく、特にちとせの能力は別格の模様。ぶっちゃけ志希の陣営とはビジネスライクの関係なのだが、実際にはていよく志希に利用されている感じが強い。
池袋晶葉
第10話登場。志希の協力者。
一ノ瀬志希
第4話に登場。本作における黒幕・ラスボスポジションであり、初登場時は？？になっている。
「蠱毒の妖香」という特殊な香を用いて人間の中枢神経に働きかけ、他人を思うがままに操る芳香師（または人形師）。
第8話において、本作の志希は「本物の天才」ゆえに性格を拗らせてしまっており、善悪の区別が一切無い。そのため知的好奇心のみで行動する超危険人物と化している。そしてその好奇心を満たすためだけに『人魚の肉』一派の協力者となっており、「346プロ怪異事件ファイル」における元凶とも言える周子Pをその知的好奇心を満たすためだけに操り人形にしていた黒幕であったことが判明する。

前作の主要登場人物

星輝子
第7話に登場。スピンオフ元である346プロ怪異事件ファイルにおいては主要登場人物として登場。
本作の独自設定として、前作の876プロ怪異事件ファイルにおいて発生した「さとるくん事件」の被害に巻き込まれたアイドルたちの保護観察、及び「人魚の肉一派」残党の暗躍証拠を回収して「警視史編纂室」に引き渡すという2点を道明寺秋彦より命じられていた。とはいえ出来る限りではあるものの、仲間であり友人である幸子たちを守ることを前提に動いており、任務達成のために基本仲間を危機にさらすことは良しとしない。
本作においては、主人公や幸子Pたちの危機に何度か掛けつけることとなるが、前作で手の内を晒し過ぎた影響で、幸子関連の人物がまるごと足枷になることまで含めて敵側に認識されてしまっており、第10話では逆に罠にはめられ、足止めされてしまう。
白坂小梅
第8話に登場。元々霊感が強い影響か、裏の世界にも多少精通している。
輿水幸子
 前作主人公。今作では話の主軸から外れた位置にいるが、幸子Pの影響でやはりキーパーソンとなる可能性が高い。怪異と感応しやすい性質を持つ。
市原仁奈
第8話に登場。前作終了後の幸子Pとの約束通り、346プロのアイドルになる。新人として幸子たちと一緒にアイドル活動をしている。
桜庭薫
第8話に登場。
前作の怪異から生還したことで、ある特異な能力を得た。
幸子P
今作でも相変わらずの立場。
本シリーズにおいて、こいつが存在していなければ発生しなかった事件も非常に多い。
アイドルのことを大切に思ってはいるが、男女としての感情を基本的に彼自身が持っていないため、結果的にプロデュースしたアイドルを次々こじらせ、彼女たちが「人魚の肉一派」の残党によって次々利用される羽目になっている。
ここからは主観や私情も大いに混じるが、
前作で一時的に良くなったメンヘラをこじらせるどころか、
前作とは比較にならないレベルにまで悪化させるなど、完全に脳内お花畑状態となっている。
結果的に本作でも豆腐メンタルや優柔不断では済まされない事態を間接的に引き起こし、
本シリーズを通して最早黒幕を差し置いて、元凶人物といっても過言ではない。
実は幸子の最初のプロデュース失敗の件で傷心から業界から離れた際に歌鈴と出会い、癒された経緯から恋愛感情を持っており、本人同士は認識してないが歌鈴とは相思相愛の関係にある。
千川ちひろ
 346プロの事務員で日高舞とも親しい。前作では幸子の協力者として活躍。
本作では、歌鈴たちの協力者として、346プロにおける彼女たちの退魔師としての活動が表沙汰にならないよう、裏で手を回している模様。また、怪異に巻き込まれた一般アイドルたちを救うため、彼女らに歌鈴たちの秘密の部屋を紹介する時がある。