部活動とは、
- 共通のやりたい人が集まってする課外活動である。略して部活。ここではクラブ活動、サークル活動、同好会も含めて記述する。「高校までは空手部、大学では東洋拳法部に所属した」
- 西田理英の漫画。
- 伊藤清順の漫画。
- インターネット上に見られる、共通の話題に関する集団。
- (部活と言う名称で)「ひぐらしのなく頃に」の園崎魅音が主宰している集まりのこと。正式な部活と言うわけではないようで活動内容はバラバラである。
ここでは1.と4.について記述する。
概要
共通のやりたい人たちが集まって、文化活動、スポーツをする、学校での課外活動や趣味の集まりのこと。
似たものとして大学以降は「同好会」や「サークル」というものがあるが、どちらかというと部活動の方がガチ(学校から資金が出たり正式な部室を与えられたりという場合もある)で、同好会、サークルはややゆるめの傾向がある。空手部と空手同好会なら、前者の方がきついことが多い。
野球、剣道、空手、柔道などスポーツをするものは「体育会系」(運動部)、漫画を描く、吹奏楽、演劇など激しい肉体運動がメインでないものは「文化系」(文化部)と言われる。
中には大学での学業より部活でどんな役割をしてきたかで高評価を与え採用する人事もいるとか。体育会系は有利だと言われている。
どの部活にも属していない人を「帰宅部」、「無部」などと呼び、名目上籍だけどこかしらの部活に置いているが来ることはない人のことを「幽霊部員」という。ホントに幽霊であるが部員として加入している人もいるかな?
運動会・体育大会などにおいては部活動対抗でリレー等を行う場合もある。
(体力的に不利にならないよう、運動部と文化部は分けられる場合が多い)
同校であればクラス・学科・性別・学年を問わず友人ができるのも利点。
部活動の趣旨で集まる場合も多いため、同じ趣味や方向性で盛り上がる場合も多い。
技量が優れている部員や上級生・OBなどから知識や技術を伝授して貰える場合もある。
周知・見学
部活の存在を周知し、また自分に合うかはやってみなくては分からないため
部活動紹介・部活動見学・仮入部といったシステムや時間が設けられている場合もある。
逆に初期メンバーであっても、途中で退部・転部する子もいる。
保育園・幼稚園
まだほとんど存在しない。習い事として英会話クラブに通わせる親はいるが、習い事である。
小学校
クラブ活動と言われることが多い。簡単な部活動のはしりみたいなものを、授業後行う場合が多い。
中学校
本格的に部活動が始まる。一応生徒たちが自発的に行う、と言うのが建前であるが、部活に入っていないと内申書を悪く書かれる、また無言の圧力でなんらかの部活に入っていないと行けない雰囲気を作るなどによって実質的には強制加入団体化していることがある。
また、何部かによってスクールカーストに影響が出てくることもあり、大概上位は卓球部以外の体育会系である。
高校・専門学校
引き続き部活動が大抵の学校に存在している。また、非公式の部活動として同好会が存在することもあるなど、中学よりはいくらか自由度も増える。あいかわらず何部かによってスクールカーストに(ry
また、硬式野球などは、甲子園などの大きな大会に出ると学校の名前が売れるため、またプロ選手を何人も輩出するなどその分野で名門である高校は、その大会に勝つためスポーツ特待として強い生徒を集める高校もある。
大学・短期大学
自由度はぐっと増える。生徒数の多い大学は変わった面白い同好会も多く、同好会で知り合った人が一生の友達になる、社会人になってからも同じ職場に先輩がいた、なんてこともある。中には学業そっちのけで部活動やサークルに力を入れていた、なんて人も。その後の人生に影響を与える経験をした人や一生の思い出をここで作る人も多い。
その一方で活動家が政治活動、学生運動を行うための隠れ蓑にしているサークルや、新興宗教が新興宗教であることを隠して普通のサークルであるかのように装い、無理矢理入信させる、洗脳して入信させる、テロの先峰にするなんて危険なサークルもあるから気をつけようね。(→偽装サークル)
部活動の中には、早慶戦のように大学の名前をしょって戦う部活もあるので、特に体育会系はかなりガチであることも多い。高校同様、勝つために強い生徒を集めることも。
大学院
ない場合が多い。スポーツに院生のリーグがないことからもわかるように基本的にはない。大学の部活の試合も院生が出場不可だったり、そもそも院生お断りの同好会、部活も多い。そもそも特に理系院生は忙しくてそれどころじゃないし、大学の名前を背負って戦う部活などでは、みんな愛校心が強いため他大学から来た人もいる院生を受け入れるわけにはいかないのである。
・・・ただし、そのまま内部進学した院生が大学時代いた部活に暇なときに顔を出す、院生だけで非公式にサークルを作る、社会人サークルに入れてもらう、院生可のサークルを探して入れてもらうなどで部活動サークル活動を継続する人ももちろんいる。
社会人
職場にサークルがあったり、草野球やりたい人が自然に集まってできたサークルなど、社会人にもサークル活動は存在する。一応ね。ただ、ブラック労働で疲弊してそれどころじゃなかったり、体力の衰えや、無趣味になるなどしてやってない人の方が多いんじゃないかな・・・。
問題・事件
入りたくない生徒に対する入部の強制[1]、教員のブラック労働につながってしまうこともある。土日も部活に駆り出されたり、指導のため放課後まで付き合うなどのためである。
また、やったことのない部活の顧問にされたりして、教員が困惑することもある。ある教員は「体格がいいというだけの理由で柔道部の顧問に任命された」なんてケースもあるという。その中で安全に適切な指導が本当にできるのか、みたいな問題もある。
詳しくはこちらを参照。 → 部活問題
一部の学校では、古くからの悪しき伝統であったり、指導者が元実力者であり批判できないなどの理由から暴力(体罰・効率性皆無な根性論)が黙認されている場合もある。
「過去に実績を残した人間」=「部活指導者として優秀」…とは限らない点に注意。
根性論にどっぷり浸ってきた体育会系な指導者などはこれにあたる。(→根性論)
その他、個々でユニフォームや道具を揃えたり、遠征費用などの出費面で痛い場合もある。
部活動を作る
※学校によって細部は異なる
部活動として認められると学校の備品・機材が無料で使用できる、部費が出るなど多少の融通が利くようになる。[2]
フィクションにおける部活動
創作では、学生が勉強する様なんかを描いてもおもしろくないため、部活を舞台としたものも多い。
- ジャンルとしては学園モノとして扱われる場合が多いが、趣味を重視したものはほとんど部活動にスポットを当てている場合も多い。[3]
- その際「短剣道部」「槍道部」「ごらく部」「スケット団」「遊び人研究会」など奇抜なモノ、意味不明なモノ、誰得なもの、実際には存在することが難しいものが描かれることもある。
- (→架空の部活動一覧)
- 若干マイナーであったり、マニアックな専門用語の多い趣味や競技を扱う部活動も珍しくない。
- 元から部員が少なく、序盤で早々廃部宣告されるなど存続の危機に瀕している作品も珍しくない。
- 対象の部活に入る予定は1ミリも無かったものの、紆余曲折や半ば強制的に入部させられる場合も定番。
- 主人公が入部しようと目を輝かせていたら、部活動そのものに問題があるパターンもある。
- 学校の人数自体が少なく、他に部活の選択肢がない場合もある。
- 過去に全国優勝・日本新記録など輝かしい記録を残している場合もある。
- かつての部活動OBが作中で顔を出したり、顧問や学校関係者を務めている場合もある。
- 部室や看板が老朽化、壊れている、外れている、ひどく色あせるなど問題を抱えている場合もある。
- 稀に部費を賭けたバトルが行われる場合もある。
部活動ものの作品が売れると、該当する部活動やその趣味の人間が一気に増えることもある。
ただしノリでいい加減だったり、マナーの悪い人間も部活や趣味に参入してしまうといった問題もある。
インターネット発祥の部活動
「ドカ食い気絶部」「お嬢様部」など、インターネット上で共通のテーマを持つ集団を部と呼ぶことがある。なんJ、おんJといったインターネット掲示板の「部スレ」が代表例であり、Twitterのハッシュタグとしても多く存在する。
ニコニコ動画では、ニコニコ技術部など独自の活動集団のほか、あるキャラクターとテーマの組み合わせを述べた動画(例:ボイロ将棋部)なども部と呼ばれる。
関連動画
関連静画
関連商品
関連項目
脚注
- *部活動に所属しない帰宅部では、「やる気がないやつ」として内申書に悪く書かれるなど。
- *ただし活動内容に不備がある、活動していない、まったく成果を出せていないといった場合はこの限りではない。部員の悪行や体罰等によって無期限停止させられる悲しいパターンも。
- *登下校の風景は描かれても、授業風景などは断片的に描かれる程度など。
- 3
- 0pt