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風見志郎（かざみ しろう）とは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーV3』の主人公にして、仮面ライダーV3に変身する青年である。
演：宮内洋
お願いだ、俺を…俺を、概要人間にしてくれ！
1950年5月5日生まれ。東京都練馬区出身。身長180cm。体重78kg。城南大学生物学部の学生で、仮面ライダー1号こと本郷猛の後輩である。
前作より引き続き登場した立花藤兵衛の指導の下、オートレーサーを目指していたある日、デストロンの犯罪行為を偶然目撃してしまう。志郎と同じくデストロンの悪事を目撃した珠純子を匿ったことにより、目の前で両親と妹を殺されてしまう。復讐に燃える志郎は本郷・一文字に自分も改造人間にしてくれるように頼むが、「改造人間は私たちだけでいい」と拒否される。
そんな折、志郎は組織を再編成したデストロン首領の罠により窮地に陥ったダブルライダー（1号、2号）を救おうとして改造人間分解光線を浴び、瀕死の重傷を負ってしまう。そして彼を死なせるまいと意を決したダブルライダーの改造手術を受け、1号の「技」、2号の「力」を受け継いだダブルタイフーンを持つ3人目の仮面ライダー「V3」として復活を遂げたのであった。
変身や名乗りの際には「ブイスリー！」ではなく「ブイスリャーーー！」と叫ぶのがポイント。
もっとも、初期の頃は普通に「ブイスリー！」と叫んでいた。ちなみに宮内氏は「ヴァイスリー！」と叫ぼうとして、怒られたのでやめたという話もあるが定かではない。
父と母と妹を怪人に殺されたというコンセプトは、のちの『仮面ライダーW』に登場する照井竜・仮面ライダーアクセルに受け継がれる。アクセル登場初期のドーパント（Wにおける怪人）を倒した後に「去年の八月、俺の家族を殺したのはお前か」と問い詰めるシーンは、同じ宮内キャラでも『快傑ズバット』を彷彿とさせる。赤いし、キザだし。
仮面ライダーV3
1号の「技」、2号の「力」を受け継いだ変身ベルト「ダブルタイフーン」を持つ3人目の仮面ライダー。モチーフとなった昆虫はトンボ。
前述の 「変身！ブイスリャーー！」の掛け声と先輩2人の動作を併せたポーズで変身する。
改造手術により組み込まれた多くの技や機能は「26の秘密」と称される（後述）。
代表的な必殺技はV3キック、きりもみキック、回転三段キック等。後に現れたデストロン幹部軍団に対抗する為に特訓を行い新しい必殺技を編み出した事もある。
ハリケーン
V３専用マシンは「ハリケーン」。オープニングのタイトルコールで、ドカーンという大爆発をバックにジャンプしている「アレ」である。元になったバイクはスズキのモトクロッサーTM250。オープニング・挿入歌ともに「青い車」と歌われているが、実際はトリコロールカラー。
1号・2号ライダーが協力して製作し、V3に与えたバイクで、最大出力1000馬力・最高時速600kmを誇る。V3への変身にあわせて風見志郎のバイクが姿を変える可変マシン。フロント部分には変身ベルトと同じタイフーンがついており、走りながら風のエネルギーを吸収する。風車の色は速度に応じて青→黄→赤と変わってゆく。地上を走るだけではなく飛行も可能で、空から迫る怪人群と互角に戦えたのは、このバイクの存在が少なからずある。（ぶっちゃけた話、トンボライダーのV3自身も設定では空を飛べるのだが…）
V3 26の秘密
| 秘密 | 初登場 | 備考 |
| 1話 | 右が1号、左が2号。V3の力の源。 | |
| 2話 | ダブルライダーと交信できる。2話では戦闘のアドバイスを受けていた。 | |
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3. V3ホッパー |
3話 | 腰の位置にある偵察用器具。使用する時は空へ打ち上げる。 |
| 4話 | テレビバエ・イカファイヤの2大怪人を同時に倒した両足でのキック | |
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5. 特殊強化筋肉 |
5話 | マシンガンスネークの銃弾をも弾き返す強力な胸の筋肉 |
| 6話 | V3きりもみキックによく似た、回転してのキック。ハンマークラゲを倒した | |
| 7話 | 肩にある弾力性に富んだ強化筋肉。立花藤兵衛との特訓で発見された | |
| 8話 | 体を錐もみ状に回転させて突進する攻撃。ナイフアルマジロを倒した。 | |
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9. Oシグナル |
6話 | ダブルライダーにもある機能。改造人間を探知することができる。 |
| 10話 | ベルトの真ん中にあるレッドランプを輝かすことでエネルギーを倍増させる。 レンズアリの熱線を跳ね返した。 |
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11. V3バリヤー |
11話 | バリヤーを張り相手の攻撃を塞ぐ。 ピッケルシャークの「ピッケルフラッシュ」を防いだ。 |
| 5話 | ||
| 13話 | V3最強の必殺技とされることも多い技。全エネルギーを竜巻のような形で放出するが、 使用後は3時間の間変身不能になる。 |
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| 19話 | 胸のレッドボーンのパワーを向上する技。 この技を使った後、デストロン基地の壁をパンチで破壊した。 |
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| 21話 | 体の細胞を強化する。 両手の細胞を強化し、ギロチンザウルスの攻撃を受け止めた。 |
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| 水中で3時間行動できる能力。劇中やゲームでも未登場。 | ||
| パチンコ | マフラーにより飛行する能力。劇中では使用されなかったが、 「ぱちんこ CR仮面ライダーV3」 ではこの能力で飛翔する姿が見られた。 |
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| バトライドウォー創生 | 怪人の能力を分析できる眼の機能。ゲームで台詞上だけだが登場した。 | |
| バトライドウォー創生 | 体を回転させつつ放つチョップ技。 ゲームでは竹とんぼのように横回転で繰り出している。 |
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| 「目の下の黒い穴」から透視光線を出す。断じてスーアクさんの覗き穴では無い | ||
| バトライドウォー創生 | V3のエネルギーの貯蔵装置。ゲームでは体力回復機能として使われた。 | |
| バトライドウォー創生 | 体中から冷凍光線を放つ攻撃。 ゲームでは触覚から放った。 |
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| 25話 | V3ホッパーに収納された武器。 劇中ではシゲル君が使い、デストロン戦闘員を追い払った。 |
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24. V3サンダー |
バトライドウォー創生 | 触覚から稲妻を放つ攻撃。ゲームでは周囲に稲妻を落とした。 |
| 仮面ライダーSPIRITS | 体をタイヤのように変形させて体当たりする技。 | |
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26. 火柱キック |
仮面ライダーSPIRITS | V3が全身を火に包み命を懸けて繰り出す荒業。 バトライドウォーでは通常技的な扱いだった。 |
| 8話 | 空中に投げた相手にＶ3キックでトドメをさす連携技。 ノコギリトカゲを倒した。 |
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という具合に、28個もの秘密が…って増えてる！？
書籍によって26の秘密はまちまちである。映像で使われた技は全体の半分程度だが、「ぱちんこ CR仮面ライダーV3」や、「仮面ライダー バトライド・ウォー創生」などのゲーム作品で、26の秘密の使用が確認されている。
V3 4つの死の弱点
無敵にも思えるV3だが、彼にも4つの弱点が存在する。
具体的に語られたのは上記のみ。死に直結する弱点が晒されると困るので、これは仕方のないことである。
この他、劇中で語られたものや当時の書籍を合わせると
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3話 |
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3. 強い磁力を浴びると、一時的に電子頭脳がマヒする |
13話 |
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雑誌 |
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雑誌 |
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雑誌 |
と、6つの弱点が明らかに。…もはや何も語るまい。
『THE NEXT』版
演：加藤和樹
身長：190cm
体重：78kg
パンチ力：4t
キック力：12t
ジャンプ力：ひと飛び18m
走力：100mを44秒
『仮面ライダー THE NEXT』に登場するリメイク版仮面ライダーV3。
仮面ライダーV3を演じた人物
オリジナルでは宮内氏、リメイクで加藤氏が演じているが、客演やゲーム作品では俳優を起用せず、声優による代役をたてているケースも多い。
- 島田敏（仮面ライダー(新)）
- 倉口佳三（仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王）
- 鳥居賞也（仮面ライダーBLACK RX』）
- 田中亮一（仮面ライダーSD）
- 田中大文（クライマックスヒーローズ、MOVIE大戦MEGA MAX、スーパーヒーロー大戦 他）
- 関智一（仮面ライダー大戦、スーパーヒーロー大戦GP 他）
関連項目
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