サードステージ

サードステージとは、コーエーの競馬ゲーム「ウイニングポスト」に登場する、夢と希望が詰まった架空の競走馬である。

概要

5以外の作品に登場するスーパーホース。ゲーム開始時点ですでに三冠馬となっているか、なっていない場合でもほぼ確実に三冠馬となる世代内での圧倒的な強さを持つ。古馬になった後もプレイヤーの競走馬が中長距離GIをとるために大きく立ちはだかる壁となる。

母馬はスカーレットリボン→エコルシュ→スカーレットブーケ→ファレノプシスと変更されているが、父馬は一貫してトウカイテイオーとなっている。

これが何を意味するかといえば、三冠をとり「皇帝」と呼ばれたシンボリルドルフ、故障で菊花賞に出走できなかったものの無敗で二冠馬となった「帝王」トウカイテイオーに続く第三世代として、3世代連続でのクラシック制覇という目標を背負った競走馬なのである。

現実ではクラシック制覇どころか後継種牡馬すら出てきておらず血統を存続させたいという願いからクラウドファンディングで種牡馬入りを果たしたクワイトファインしかおらず^[1]、さらに自身は2013年で死亡してしまい実現は不可能となってしまったが、せめてゲーム内ではトウカイテイオーの血を繁栄させていきたいものである。

なお、サードステージの後継としてウインドバレー→ラストステージ→ウイニングポストとサイアーラインがつながる作品もある。

しかし、「ウイニングポスト9 2020」からは登場していない。理由としてはトウカイテイオーが2013年に25歳で亡くなっており、生存させたとしても高齢過ぎるため（作中で登場させる場合、2016年の種付けとなり少なくとも28歳まで存命である必要性がある）。

発売前の事前情報では上記の打ち消し線の通りだったが、実は隠しキャラとして実装されていたことが判明した。「・トウカイテイオーを自己保有^[2]・ファレノプシスを購入・2015年にファレノプシスにトウカイテイオーを種付け」、もしくは「・ファレノプシスを購入・2015年ファレノプシスに手動で種付けをしないで牧場長に任せるorオート進行で7月1週以降に進める」^[3]という条件を満たした際のみ出現する。
同世代にはサートゥルナーリアやワールドプレミアらがいるが、権利問題の都合かロジャーバローズが収録されていないため、史実勝ち馬不在のダービーはほぼ確実に取れ、残り二冠も十分奪取が狙える。ただし古馬になってからは１つ上のアーモンドアイが大きな壁となり、「9 2021」からは1つ下のコントレイルやデアリングタクトらも登場するため、過去シリーズのように無双というわけにはいかないだろう。また、ウインドバレー、ラストステージ、ウイニングポストの命名イベントが存在することも確認されている。
ちなみに10シリーズでは種牡馬可能年齢が28歳までに延びているが、サードステージの生年は2016年のまま変わっていない。

またシンボリルドルフ～トウカイテイオー～サードステージと3世代に渡って血と思いがつながるという点が競馬の歴史へのリスペクトであり、父馬を変えて登場させることは出来なかったと、インタビューでプロデューサーの山口氏が語っている^[4]。

また、「無双☆スターズ」ではカメオ出演をしている。

実在するサードステージ

サードステージとい名前自体は実際に中央と地方で一度ずつ競走馬の馬名として採用されたことはあるのだが、重賞を勝つことなく引退している。

なお、いずれにおいてもトウカイテイオーは無関係。

血統表

・WP1～3まで

トウカイテイオー 1988 鹿毛	シンボリルドルフ 1981 鹿毛	*パーソロン	Milesian
			Paleo
		スイートルナ	スピードシンボリ
			*ダンスタイム
	トウカイナチュラル 1982 鹿毛	*ナイスダンサー	Northern Dancer
			Nice Princess
		トウカイミドリ	*ファバージ
			トウカイクイン
スカーレットリボン 1985 栗毛 FNo.F4-d	*ノーザンテースト 1971 栗毛	Northern Dancer	Nearctic
			Natalma
		Lady Victoria	Victoria Park
			Lady Angela
	*スカーレツトインク 1971 栗毛	Crimson Satan	Spy Song
			Papila
		Consentida	Beau Max
			La Menina

クロス：Northern Dancer 4×3(18.75%)　Lady Angela 5×4（9.38%）

・WP4 PS版以降

トウカイテイオー 1988 鹿毛	シンボリルドルフ 1981 鹿毛	*パーソロン	Milesian
			Paleo
		スイートルナ	スピードシンボリ
			*ダンスタイム
	トウカイナチュラル 1982 鹿毛	*ナイスダンサー	Northern Dancer
			Nice Princess
		トウカイミドリ	*ファバージ
			トウカイクイン
*エコルシユ 1982 黒鹿毛 FNo.14-c	Big Spruce 1969 黒鹿毛	Harbager	Vandale
			Flagette
		Silver Sari	Prince John
			Golden Sari
	Idmon 1975 栗毛	Dr. Fager	Rough'n Tunble
			Aspidistra
		Arachne	Intentionally
			Molecomb Peak

クロス：5代内アウトブリード

半姉にオークス馬のアドラーブルがいる。

・WP6以降

トウカイテイオー 1988 鹿毛	シンボリルドルフ 1981 鹿毛	*パーソロン	Milesian
			Paleo
		スイートルナ	スピードシンボリ
			*ダンスタイム
	トウカイナチュラル 1982 鹿毛	*ナイスダンサー	Northern Dancer
			Nice Princess
		トウカイミドリ	*ファバージ
			トウカイクイン
スカーレットブーケ 1988 栗毛 FNo.F4-d	*ノーザンテースト 1971 栗毛	Northern Dancer	Nearctic
			Natalma
		Lady Victoria	Victoria Park
			Lady Angela
	*スカーレツトインク 1971 栗毛	Crimson Satan	Spy Song
			Papila
		Consentida	Beau Max
			La Menina

クロス：Northern Dancer 4×3(18.75%)　Lady Angela 5×4（9.38%）

半姉に新潟3歳Sを勝ったダイワルージュが、半兄にダイワメジャーがいる（WP6 PK版以降）。またWP6 2006・WP7 2006では史実だとダイワスカーレットが生まれる年に誕生しており、WP6 2008では彼女が半姉となる。

・WP7 2007以降（現行）

トウカイテイオー 1988 鹿毛	シンボリルドルフ 1981 鹿毛	*パーソロン	Milesian
			Paleo
		スイートルナ	スピードシンボリ
			*ダンスタイム
	トウカイナチュラル 1982 鹿毛	*ナイスダンサー	Northern Dancer
			Nice Princess
		トウカイミドリ	*ファバージ
			トウカイクイン
ファレノプシス 1995 黒鹿毛 FNo.13-a	*ブライアンズタイム 1985 黒鹿毛	Roberto	Hail to Reason
			Bramalea
		Kelley’s Day	Graustark
			Golden Trail
	*キャットクイル 1990 鹿毛	Storm Cat	Storm Bird
			Tarlingua
		Pacific Princess	Damascus
			Fiji

クロス：Northern Dancer 4×5（9.38%）

WP7 2013以降は祖母キャットクイルから所有すると叔父のキズナも一緒に自家生産可能。さらにWP10 2024からは曾祖母のPacific Princessの自家所有も可能になり、代表産駒の1頭である*パシフィカスも競走馬として登場するようになったため、近親のビワハヤヒデ・ナリタブライアン・ビワタケヒデ兄弟やラストインパクトなどもまとめて自家生産することができる。

関連項目

• シンボリルドルフ
• トウカイテイオー
• パーソロン
• スカーレットブーケ
• ファレノプシス
• ウイニングポスト
• 競走馬の一覧
• 無双☆スターズ

脚注

1. *スーパーホースの父馬となっているため、特に活躍することなく引退した競走馬であるのだが実装されている。
2. *トウカイテイオーは史実通りの活躍をすれば十中八九シンジケートが結成され、その後徐々に種付け料が減っていき解散することになる。そのため、解散時に買取することで自己保有することが可能。「9 2021」からは1984年以前のスタートで幼駒の時点で自己所有できるほか、1991年スタートでもDLCの購入によって1年目の6月1週に二冠を制したばかりのテイオーを怪我していない状態で譲り受けて貰うことが可能。
3. *トウカイテイオーを所有しなかった場合の条件。通常だとテイオーは史実通り2013年末に種牡馬を引退する。
4. *「サードステージ」よ永遠に。競馬へのリスペクトがあるからこそ出せないスーパーホース│4Gamer.