ニャル子とは、GA文庫レーベルのライトノベル『這いよれ!ニャル子さん』に登場するキャラクターである。
名前の元ネタは、クトゥルフ神話に登場する神の一柱、這い寄る混沌『ニャルラトホテプ』。
CV:阿澄佳奈。
謎の組織から狙われる八坂真尋を守りつつ、組織を潰すために『宇宙連合・惑星保護機構』から派遣された本作の主人公(作者談)。見た目は銀髪の美少女だが、その正体は神話に登場するニャルラトホテプと同じ種族、ニャルラトホテプ星人である(クトゥルフ神話に登場するニャルラトホテプは種族こそ同じだがあくまで別人)。本作においてはニャルラトホテプとは個体名ではなく種族名なため本名は別にあるが、地球人には発音しにくいため自身を真尋の親戚ということにして「八坂ニャルラトホテプ」と名乗っている。通称はニャル子、というより個人名がニャル子。
仕事の資料を見て真尋に一目惚れした彼女は護衛の仕事を志願して地球に降り立ち、時には可愛らしく、時には大胆に幾度と無くアプローチをかける。しかし、姿を自在に変えられる狡猾な無貌の神、ニャルラトホテプのことを神話を通して知っている彼からは信頼されておらず、弱みを握られたりフォークで刺されたりと拒絶されている。
常に驚異的なハイテンションを維持しており、口数が非常に多く賑やか(悪く言えば躁的)な反面、いざ邪神達を目の前にすると己が内に眠る嗜虐思考を覗かせる面も。勝利には徹底的に拘るタイプで、対戦ゲームでも勝つためにイカサマを平然と行ったり、戦闘態勢に変身中の相手に攻撃したりすることも珍しくない。そんな相手を立てることや楽しませることを考えない自分本位な性格のため友達は多くなく、職場では業務連絡の回覧が来なかったりすることもあり、仕事仲間の人望には乏しく信頼を失っている。が、これに対しては本人もマジ泣きするほど気にしているので指摘しないのが吉。
ハイテンションな言動に似合わず、根は意外にマジメで奥ゆかしい。ともすれば悪ふざけとも取られかねない常軌を逸した言動は、それ以外に自分の心情を主張する術を持たない不器用さの裏返しである。その性格のためなのか、本人としては出来れば真尋から迫って欲しいため力を行使して強引に貞操を奪うような行動を取る気は無く(してたが)、一途に愛情と自身の魅力をアピールし続けている(ちなみに元のクトゥルフ神話では性別も選択可能である)。当初の任務が終わった後は300年分の有給消化を行いつつ八坂家に居座り続けている。
戦闘力は非常に高く、実兄のニャル夫とは対照的に、学生時代から優れた身体能力と戦闘技術を具有する天才肌であった。だがその戦闘スタイル(本人曰く宇宙CQC)の威力や使い道は常軌を逸しており、金的攻撃から派手に流血するような武器の使用、口八丁手八丁の精神攻撃まで、勝つためなら手段を選ばない。時に冒瀆的な手榴弾、時に名状しがたいバールのようなもの、口にするのもはばかられる対艦チェーンソーなどを駆使して敵を屠り尽くすその凄惨さは、後ろで眺めている真尋のSAN値が下がるほどである。物理法則を無視して武器を取り出している姿が作中では見られるが、原理は謎。
その他にもニャルラトホテプの種族の特性として体を瞬時に自分が最強と思うもの(ニャル子の場合は特撮ヒーローのような姿)に作り替える切り札を持っているが、こちらは本気の時にしか使わない。
アニメではほとんどカットされているが、原作では凄まじく饒舌で、しかも口から出まかせが多く、長々と語った後で真尋から「嘘だろ」と突っ込まれて「嘘です」と平然と答える事もしばしばである。又、以前語った「設定」とまるで異なる「設定」を口にして突っ込まれる事もしばしばで、結局、その場のノリでどんな嘘もついてしまう、つまりは作家(朝松健:談)に近いタイプらしい。クトゥルー神話的には・・・以前書いた事とまるで違う事を主張し、書く度に設定が変わって来ている・・・・・・あれ?何だ、H・P・ラヴクラフトと一緒ではないか!
原作の解説によると、名状しがたいバールのようなものを少なくとも270本以上背中に収納している。
この武器は宇宙CQCにおける必須装備のようで、同じく宇宙CQCの使い手であるクー子も似たようなものを所持している。
常にカプセルペットのシャンタク鳥、通称『シャンタッ君』を飼っているが、彼は負けてばかりのヘッポコである。とはいえ、尻尾を押されるとバイクに変形したり、美味しく栄養満点な高級食材の卵を産んだり、能力温存のためミニサイズになると可愛らしかったりと魅力的な面も多いので『ダメな子ほど可愛い』と彼女のことを可愛がっているようである。
大学を主席で卒業し試験に合格し惑星保護機構のエージェントとなった人物であり、非常に優秀な人物。
趣味を優先したり気分で行動したりと仕事熱心とは言い難い面が目立つが、よく寝ている上司の課長には頭が上がらず、その人物の死人が出るフルートリサイタルを恐れて有給中でも渋々仕事をすることも多い。
ここの仕事で得た貯金はかなりの額で、ホームステイ中の八坂家に提供する生活費や後述の趣味のグッズ購入など様々な形でお金を使っているが当面の心配は無い模様。
料理も得意で真尋のために弁当を作ったり調理を手伝ったりしているが、彼女が使う食材は我々地球人には馴染みのない宇宙食材なため実食を拒否されることも多い。
後に親戚のコネで同じ職場で働くことになったクー子は、宇宙幼稚園時代からの腐れ縁……というより犬猿の仲。互いに相容れない種族であり、不倶戴天の敵ということで幼少時よりケンカ続きの毎日を送っていたが、後に彼女が自分に好意を寄せている(性的な意味で)ことがわかってからはさらに強烈に拒絶するようになった。
交友関係では、宇宙幼稚園時代からの付き合い、もとい腐れ縁としてはクー子にハス太、又、クー子の言葉からシュブ子という子の存在も確認出来る。高校時代の友達として、アト子の名前が挙げられている。
趣味はアニメ・特撮・漫画・同人誌・エロゲーなどの地球の娯楽を楽しむこと。地球外では入手しにくいこちらの購入も、地球の仕事を引き受けた理由の一つである。その知識は非常に豊富で、頻繁にパロディネタを飛ばす。
非常にネタが多くここには羅列しきれないので、詳しくは外部リンクのまとめWikiを参照。
年齢は具体的には原作にもでていないが、幾つかの描写から推測できることができる。
掲示板
385 ななしのよっしん
2022/07/30(土) 01:36:29 ID: sCyaHAAYcP
推定年齢アラサーだから
たまに混同されてるけど、ニャルラトホテプ星人とクトゥルフ神話のニャルラトホテプはモチーフ元ってだけで別よ。ニャル子もあくまでニャルラトホテプ星人の1個体に過ぎないし
386 ななしのよっしん
2024/09/08(日) 17:05:43 ID: mraMq2pyFt
387 ななしのよっしん
2024/12/06(金) 01:03:34 ID: Kufs4JjuyG
前から思ってたがデザインがニャルラトホテプらしくないよな。どうせ何でもありとはいえモチーフ元になった星人と言う設定なら褐色赤目にしてほしかった。
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最終更新:2024/12/22(日) 15:00
最終更新:2024/12/22(日) 14:00
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