ネクロズマとは (ネクロズマとは) [単語記事]

※※注意※※
この記事はポケットモンスターサン・ムーンおよびウルトラサン・ウルトラムーンに関する極めて重大なネタバレがあります。閲覧は自己責任でお願いします。

ネクロズマとは、ポケットモンスターに登場するNo.800のポケモンである。初登場はサン・ムーン。

基礎データ
名前	ネクロズマ	タイプ	各形態の項を参照
英語名	Necrozma	高さ	2.4m(通常)
分類	プリズム	重さ	230.0kg(通常)
全国図鑑	#800	特性	プリズムアーマー(ウルトラ以外)
ジョウト	#―	特性	ブレインフォース(ウルトラ)
ホウエン	#―	隠れ特性	―
シンオウ	#―	グループ	タマゴ未発見
イッシュ	#―	孵化歩数	30720歩
カロス	#―	性別比率	性別不明
アローラ	#300（SM） #400（USUM）	性別比率	―
ガラル	#―	努力値	攻撃+1、特攻+2（通常）攻撃+3（日食）特攻+3（月食）攻撃+1、特攻+1、素早さ+1（ウルトラ）
世代	第七世代
進化	進化しない

←アクジキング　｜　マギアナ→

No.800	ネクロズマプリズムポケモンたかさ　　2.4m おもさ　230.0kg エスパータイプ

ちかで　ねむりに　ついていたようだ。たいこに　べつせかいから　やってきたとおもわれる　UBらしき　せいぶつ。

種族値(通常)　合計600
H P	攻撃	防御	特攻	特防	素早
97	107	101	127	89	79

種族値(日食)　合計680
H P	攻撃	防御	特攻	特防	素早
97	157	127	113	109	77

種族値(月食)　合計680
H P	攻撃	防御	特攻	特防	素早
97	113	109	157	127	77

種族値(ウルトラ)　合計754
H P	攻撃	防御	特攻	特防	素早
97	167	97	167	97	129

図鑑説明

ポケットモンスターサン: ちかで　ねむりに　ついていたようだ。　たいこに　べつせかいから　やってきたと　おもわれる　UBらしき　せいぶつ。
ポケットモンスタームーン: ひかりが　エネルギーげん　らしい。　レーザーこうを　ぶっぱなしまくる　ひじょうに　きょうぼうな　せいしつ。
ポケットモンスターウルトラサン: 通常; エネルギーとなる　ひかりを　もとめて　あばれる　すがたは　どこか　くるしげ。　べつの　せかいの　そんざい　らしい。; たそがれのたてがみ; ソルガレオのひかりを　くらいつづける　すがた。　てきに　とびかかり　せなかと　ししのツメで　あいてを　きりさく。; あかつきのつばさ; ルナアーラに　もはや　いしは　ない。　ネクロズマに　しはいされ　すべての　エネルギーを　ほうしゅつ　しつづける。; ウルトラネクロズマ; あっとうてきな　ひかりエネルギーを　きゅうしゅうし　へんかした　すがた。　ぜんしんから　レーザーこうを　はなつ。
ポケットモンスターウルトラムーン: 通常; ひかりが　エネルギーげん。　ひかりを　くらわないで　いると　ふじゅんぶつが　たまり　くろずんで　うごけなくなる。; たそがれのたてがみ; ソルガレオの　パワーを　すいつづける　ネクロズマの　すがた。　ひじょうに　きょうぼうで　てが　つけられない。; あかつきのつばさ; ルナアーラのひかりを　くらいつづける　すがた。　きょだいな　ツメで　てきを　つかむと　ちからまかせに　ひきちぎる。; ウルトラネクロズマ; ぜんしんから　はなたれる　ひかりは　せいぶつや　しぜんに　さようし　さまざまな　えいきょうを　およぼす。
ポケットモンスターソード（Pokémon HOME）: 通常; ひかりを　エネルギーに　いきている。　ちかで　ねむっていたため　たいないに　たまった　ふじゅんぶつで　くろずむ。; たそがれのたてがみ; ソルガレオを　しはいした　すがた。　どうもうで　せなかと　ししの　ツメで　えものを　やつざきにする。; あかつきのつばさ; ルナアーラの　すべてを　しはいして　ひかりエネルギーを　きょうせいてきに　ほうしゅつさせて　すいとっている。
ポケットモンスターシールド（Pokémon HOME）: 通常; いきるために　ひかりを　もとめて　あばれまわる。　レーザーこうせんを　はなち　あらゆるものを　きりきざむ。; たそがれのたてがみ; ソルガレオに　とりつき　むじんぞうに　わきあがる　エネルギーを　むりやり　きゅうしゅうして　あばれまわる。; あかつきのつばさ; ルナアーラに　とりついた　すがた。　きょうぼうになり　すべてを　てきと　みなして　レーザーで　やきつくす。

概要

サン・ムーン発売直後公式サイトで突如姿のみが公開されたポケモン。出現時の演出や戦闘 BGMは明らかに伝説のポケモンのそれであり、通常の対戦やバトルツリーでは使えないことからもわかるとおりレックウザ以降おなじみである第三の禁止級伝説枠。
ジガルデ 50％フォルム同様種族値合計が600しかないことから、マイナーチェンジ版が登場すれば何らかのテコ入れがあると考えられていた通り、USUMではキュレムのようにネクロズマがソルガレオ、ルナアーラを取り込んだ新形態が登場する。
融合時の肉体と意識の主導権はあくまでネクロズマの側にあるが、2体が混ざり合ったような姿をしたFC キュレムと異なりソルルナがネクロズマのパーツを装着したような姿の為、姿のみが公開された第一報の時点では逆にネクロズマが取り込まれたのでは?と推測する人が多かった。ちなみに通常を含むいずれの形態もエスパーが共通のタイプとなっている。
専用技を二種類持ち、「プリズムレーザー」はエスパー版破壊光線ともいうべき技だが、威力 160・命中率100%と若干性能が高い。USUMで追加された「フォトンゲイザー」は威力 100・エスパータイプの攻撃で、メテオドライブ・シャドーレイと同様に敵の特性を無視する効果がある。分類上は特殊とされているが、自身のステータスが攻撃>特攻の場合は物理攻撃に、逆の場合は特殊攻撃になるという特殊な処理が行われる為、物理アタッカー寄りの日食でも活かすことができる技となっている。
通常、日食、月食共通の特性「プリズムアーマー」はハードロック同様弱点属性の被ダメージを軽減する。ソルガレオ・ルナアーラの専用特性同様、「かたやぶり」効果を無視して軽減できる上位版。
USUM発売直前、光に包まれさらなる変化を示唆するネクロズマのイラストが公開された。日食・月食時に「ウルトラバースト」なるコマンドを実行することでこの秘密が明かされるようだが…?
第8世代(ソード・シールド)では、Pokémon HOME経由で第7世代から転送することで入手できる。ネクロズマを入手している場合、クリア後にラテラルタウンの掘り出し物市から大事なもの「ネクロプラスソル」「ネクロプラスルナ」を入手することが出来、これを使用して日食ネクロズマ/月食ネクロズマへのフォルムチェンジを行う(当然、対応するソルガレオ・ルナアーラも転送が必要)。下記ネタバレ形態へのフォルムチェンジはできない。
なお、セーブデータ1個につき所持できる日食ネクロズマ・月食ネクロズマはそれぞれ1体のみ。

通常形態

タイプ：エスパー

サン・ムーンではウルトラビースト捕獲イベント完了後、テンカラットヒルの草むらでエンカウントできる。レベルは75とそこらの野生ポケモンよりはるかに高いので手っ取り早く会いたいならスプレーを使うといい。
後述の特性が既存特性+「かたやぶり」無効・エスパータイプという共通点からソルガレオ・ルナアーラと何らかの関連性をこの段階ですでににおわせている。出現時にワームホールを介しておらず特性もビーストブーストではないが、種族値と技の習得レベルがすべて素数というUBのもう一つの共通項は満たしているので、コスモッグ系と同じくビーストブーストを持たない特殊なUBと考えられるが、あくまで作中ではUBのような何かという断定を避けた扱いとなっている。ウルトラホールのエネルギーを纏っていない為かウルトラボールの補正は働かないようなので捕獲時には注意。
頭部と胴体が龍の頭部のようにも見え、後頭部が断面図のようになっていることからより巨大な生物のパーツなのではないか?と推測する声が多くあげられた。
種族値合計が600と禁伝にしては低く、より高種族値の新形態が登場した現状ではこの姿で実戦運用するメリットはあまりない。素直に日食・月食を使っていくべきだろう。

たそがれのたてがみ

タイプ：エスパー/はがね　高さ：3.8m　重さ：460.0㎏

別名日食ネクロズマ。ソルガレオを取り込んだ形態であり、その影響で鋼タイプが追加されている。
融合先のソルガレオ同様物理重視の種族値配分でより高い攻撃力を持つ。ソルガレオの専用技メテオドライブおよび専用Zワザ「サンシャインスマッシャー」を扱うことができる。
素早さがネクロズマから更に下がり禁止級としては最低クラスの数値となっている為トリックルーム下での運用も視野に入る。ただしサブウェポンの相違、ワイドガードを覚えず素の状態ではゼルネアスを上から縛れないという点もありソルガレオとは一長一短といえる。
同速の月食にも言えることだが、素早さ種族値が素数ではない。これが何を意味しているのかは不明。

あかつきのつばさ

タイプ：エスパー/ゴースト　高さ：4.2m　重さ：350.0㎏

別名月食ネクロズマ。ルナアーラを取り込んだ形態であり、その影響でゴーストタイプが追加されている。
融合先のルナアーラ同様特殊重視の種族値配分でより高い特攻を持つ。ルナアーラの専用技シャドーレイおよび専用Zワザ「ムーンライトブラスター」を扱うことができる。
ルナアーラと比較すると、4倍弱点を抱えていることもありHP 満タンという制約はあれどすべての攻撃が対象になるうえ軽減率も上回るファントムガードの方が総合的には優秀なのが残念なところ。地面・炎技や特攻の高さ、トリル運用などで差別化をしていきたい。

ウルトラネクロズマ

※ウルトラサン・ウルトラムーンのネタバレ注意

タイプ：エスパー/ドラゴン　高さ：7.5m　重さ：230.0㎏

＼シ……シ……シカリ……!／

USUM発売直前に公開されたネクロズマの新たな姿。パッケージで日食・月食ネクロズマのバックにいるデオキシスのようなシルエットの正体がこいつである。専用のZクリスタル「ウルトラネクロZ」を日食/月食ネクロズマに持たせることで実行できるコマンド「ウルトラバースト」によりこの姿となる。専用アイテムによる特殊コマンドで形態変化するという点はメガシンカと類似している。

パーツの配置が大幅に変わっており、通常形態時の頭部は胸部、胴体は頭部、上腕は後翼、前腕は脚部、脚部は腕部に移動し、眩い輝きを放ち4枚の翼をもつ龍の姿を形成している。以前からの推測通り巨大なドラゴンになるとともに、第三禁止級伝統のドラゴンタイプも追加された。戦闘中の形態変化でのみドラゴンタイプを得るポケモン(メガリザードンX等)の例にもれずりゅうせいぐんは教えてもらえないので注意。
種族値合計は754とメガレックウザやゲンシカイキ勢には及ばないものの凄まじい高さとなり、攻撃・特攻・素早さが大幅に上昇し速攻二刀の配分になる。反面守備力がバースト前より低下する上に弱点が多く特性も攻撃型になるため、耐久面は禁止級としては底辺クラスなのでやられる前にやるスタイルとなるだろう。素早さも129と高いとはいえミュウツーやカプ・コケコをぎりぎり抜けない点には注意。この数値も日食・月食の素早さ同様素数ではないが…?
日食・月食のどちらからでもウルトラネクロズマになれるが、耐性が大きく変化するため苦手なフェアリーなどを処理してからウルトラバーストを行うというプランも考えられる日食経由の方が安定か。
特性はプリズムアーマーから「ブレインフォース」に変化する。効果はたつじんのおびと全く同じだが、倍率が変わり弱点攻撃による与ダメージが1.25倍になる。幅広いタイプの弱点を突けるように技を構成するといいだろう。
この姿でのみフォトンゲイザーをベースとした専用Zワザ「天焦がす滅亡の光」を発動できる。演出は巨大な光球を生成して元気玉のように相手に投げつけるというもの。特性貫通や物理・特殊の判定はベース技と同様。その威力は200もあり、生半可な耐久だと一発で持っていかれかねない。特にアイテム固定のゲンシグラードン・ゲンシカイオーガ等は要警戒である。カプ・テテフのサイコメイカーの補正も加えれば確定範囲はさらに広がるが、ウルトラバーストした次のターン以降でないと使うことができない点と、タイプの関係上悪タイプで無効化される点には注意。「Zワザを使えるがアイテム固定」という点ではメガレックウザと真逆といえる。
- あまりに強力なためか、ゼンリョクポーズを取った直後にトレーナーが疲弊する描写がある。
元々ネクロズマはウルトラ調査隊の出身地である異世界の都市「ウルトラメガロポリス」において「かがやきさま」と呼ばれる光を齎す守り神のような存在であり、Zパワーや特定のポケモンが纏うオーラはウルトラホールを介してアローラに流れ着いたネクロズマの光が源流となっている。
SMの段階で登場していた姿は昔のメガロポリスの住人がネクロズマの光をコントロールしようとした為に肉体の一部を失った成れの果てであり、光を無差別的に取り込もうと暴走を始めた結果メガロタワーに封印されていたが、それを破ってアローラに襲来した。時折見せる頭を抱えて苦しむような動作やソルガレオ・ルナアーラの支配も光への飢えから来るものだったのだ。
シナリオではウルトラメガロポリスのメガロタワー屋上にて対峙することになる。オーラによって全能力にバフをかけているため火力・スピード共に強烈で、中途半端に育成したパーティだと壊滅しかねない。敵のステータスを逆手にとれるイカサマや、フルアタの為に確実に決まるふいうちが有効。どくどくやほろびのうたを使った後時間稼ぎに徹するという手もある。FC キュレム同様この段階では捕獲できないので倒すことにのみ専念しよう。撃破後ソルルナから分離したネクロズマはストーリー終盤で訪れるラナキラマウンテンに墜落しており、そこで漸く捕獲が可能になる。