「ロイヤルネイビーのパーシュース、ああ別にペルセウスでもよかったっけ。……冗談よ。それで?ほかに何か?…んじゃ、よろしく」
パーシュース(アズールレーン)とは、STGアプリ『アズールレーン』の登場キャラクター、KAN-SENである。
イギリス海軍の、コロッサス級航空母艦4番艦パーシュース(Perseus)をモチーフにしている。
KAN-SEN名 | |
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パーシュース HMS Perseus,R51 |
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基本情報 | |
所属 | ロイヤル |
艦種 | 軽空母 |
レアリティ | SSR |
CV | 大空直美 |
イラスト | KIn |
艦歴 | |
国籍 | イギリス |
出身地 | ニューカッスル・アポン・タイン |
造船所 | ヴィッカース・アームストロング社タイン造船所 |
艦級 | コロッサス級4番艦 |
進水日 | 1944年3月26日 |
就役 | 1945年-1957年(イギリス軍) |
最期 | 1958年5月(解体) |
備考 | |
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ペルセウスの名を預かる、コロッサス級航空母艦。 性格は少々卑屈で皮肉屋っぽい。 直球的な感情表現が苦手でよく比喩(?)表現を使うが、根は素直なので普通に接してあげよう。
2020年7月23日のアップデートで、開催された期間限定イベント「極夜照らす幻光」において期間限定建造ピックアップ対象として実装された。
ピンクのロングヘアー、白いドレスタイプの衣装に、錫杖を手に翼を羽ばたかせる姿が印象的。そばにはフクロウが寄り添っているが、これは彼女のモチーフのギリシャ神話の英雄パーシュース(ペルセウス)に助力する女神アテナの象徴である。
そして、ポージングの関係もあるが白いドレスからは胸部装甲が零れそうな迫力である。ぜんぜん「軽」空母ではない。まさに艦種詐欺。
性格面は、公式で紹介された通りちょっと素直な感情表現が苦手なところがある。言語感覚も独特で、「雨降って量産型固まる」「打ち上げられたアザラシ」「グータラな猫」などなど…なかでも失望状態では指揮官の匂いをあの「シュールストレミング」に例えようとしたりする。
そんな彼女も、親密度が上がればしだいに素直な感情を出すことを覚えていく。ケッコン後のEXボイスではすっかり柔和になった彼女を見ることが出来る。ぜひそこまで確認しよう。
実装と同時に、医療のお仕事着せかえ「ナーセリー勤務タイム」が販売されている。
こんなカワイイ看護師さんに診てもらえるなら、これ以上無い幸せではあるが、思いっきり谷間まわりが露出している胸部装甲が気になって診察どころではなくなりそうである。診察希望の指揮官諸君はショップにいらっしゃいにゃ。
ところで、パーシュースは夕張や明石の行う兵器開発に興味を持っているようで、ゲーム内疑似SNS「艦船通信」では無線操縦の航空機を動かす実験を手伝う姿が描かれている。
これが、公式の手によってかつての「#ガスコーニュちゃん築城シリーズ」を思わせるネタ画像の改変が推奨されることになった。透過素材が公式ツイッターで配布されている。
ちなみに下は使用例、やったぜ
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/azurlane_staff/status/1288500966518472704
スキル1:ニュム・スクランブラー
戦闘開始時、自身の1(MAX2)回の航空攻撃準備を完了させる; 戦闘中、自身の艦載機の航空攻撃の準備時間が90%長くなり、自身の航空攻撃が行われる度に前衛艦隊の耐久が1.5%(MAX7.0%)、主力艦隊の耐久が1.0%(MAX3.5%)回復する
スキル2:アテネ・カタパルト
戦闘開始後12秒毎に、シーホーネット/TBFアベンジャー/ファイアフライからランダムに1種類で編成された攻撃隊による特殊航空攻撃を行うLv.1(MAXLv.10)
スキル3:ハデス・リペアラー
自身の攻撃隊上限が3になり、戦闘中40(MAX20)秒毎に所属艦隊の艦船の耐久が1.0%回復する; 自身が所属している艦隊以外の艦隊の戦闘開始時、【自身が戦闘可能である限り、戦闘開始20秒後、戦闘中の前衛艦隊の耐久を1.0%(MAX3.0%)回復する】効果を展開
下記の艦船としての特殊な生い立ちから、ユニコーンと同様に攻撃よりもヒーラーとしての活躍に重きをおいた軽空母となっている。
戦闘機・攻撃機の補正値は100%に限定されている。その代わりにスキル1「ニュム・スクランブラー」によって開幕時にいきなり航空機が発進可能になる。これはスキルレベルアップで2回まで増える。いわゆる「エリート」セイレーンのような開幕速攻が必要な相手に先手を打ったり、主力を狙ってくる戦艦タイプの敵の弾消しをしたりと多様な使い方が可能。
その代わりに、3回目以降の航空攻撃は準備時間が非常に遅くなる。もっとも、4回目までの発進のトータル攻撃時間は通常の空母よりむしろ早いか大差ない。5回目以降はさすがにパーシュースの攻撃が遅れることになるが、そこまで航空攻撃を繰り返す事自体珍しいことなので大きな問題にはならないだろう。
この過程の発進のたびに前衛・主力ともに味方艦隊の耐久を回復してくれる。防衛艦隊を潰して回る道中艦隊の場合、耐久値が苦しくなってきたときなど開幕で2連続の回復も可能。
スキル2「アテネ・カタパルト」は、航空攻撃力を補うための特殊攻撃である。シーホーネットは爆撃よりも制空力に優れた戦闘爆撃機であり、TBFアベンジャーは普通の攻撃機よりもやや強力な通常航空魚雷を発射する、ファイアフライは通常通りの爆撃機である。
スキル3「ハデス・リペアラー」はユニコーンにも無かった時間発動式の耐久回復である。しかも、自分の所属していない艦隊にも効果が及ぶため、パーシュース自身は道中艦隊にいてもボス攻略艦隊の手助けができるのである。
コロッサス級航空母艦は、イギリス海軍が戦時急造の空母として設計・建造した。
イギリス海軍は大戦前半において「カレイジャス」「グロリアス」「アーク・ロイヤル」「ハーミーズ」「イーグル」と5隻もの艦隊型空母を喪失した。アメリカからレンドリースしたアタッカー級などの護衛空母は数を揃えつつあったものの、低速で貧弱なそれらでは代わりとするのは難しかった。そこで、護衛空母よりも速度に優れ、主力艦隊に随伴可能な空母を急遽建造する必要に迫られたのである。
装甲空母イラストリアス級をもとにしながらも、建造期間を2年余りで済ますために排水量を半分程度に縮小。どのドックでも建造可能なように商船の設計形式を取り入れていた。戦後には高速客船に転用することも考慮されていたという。幅を切り詰めたり装甲を省いたりして、飛行甲板の長さはイラストリアス級にほぼ匹敵するものとなった。速力も25ノットを確保した。
こうしてコロッサス級は16隻の建造が計画された。だが結局、戦時中に竣工したのは6隻にとどまり、それらも大きな戦果を挙げることは無かったので戦時急造艦としてはやや空振りに終わった感は否めない。まあ、エセックス級とかカサブランカ級護衛空母とか、米帝チートの象徴と直接比較するのはさすがに酷だろうが。
4番艦の「パーシュース」は1943年に起工された。艦名はギリシャ神話の英雄「ペルセウス」の英語読みにちなむもので、なんとこの艦で6代目にもなる由緒ある名である。起工当初は「エドガー」と呼ばれていたが、この名前に変更されたという経緯だ。
本来は他の姉妹艦同様に空母として完成する予定だった。だが、航空機補修艦「ユニコーン」の運用成功により、後2隻の航空機整備艦を建造する計画が実行されることになった。このため「パーシュース」は妹艦の「パイオニア」と共に航空機整備艦として竣工することになった。1944年3月26日進水、1945年10月19日就役。残念ながら大戦終結には間に合わなかった。
「ユニコーン」がいざとなれば空母としても運用可能な艦だったのに対し、「パーシュース」はより航空機整備に重きをおいた設備となっており、カタパルトもなく、着艦用のアレスティング・ワイヤーもなかった。つまり、空母として使うことは事実上不可能であった。もっとも設備を他のコロッサス級同様に戻しさえすれば空母になることは可能だったが。つまりはより「工作艦」に近い艦だったことになる。え?アズールレーンではバンバン航空機を発進させてるじゃんって?そこは「ゲーム的表現」ということで広い心でご容赦を。
「パーシュース」は、実戦に参加することは無かったが、1949年頃から新式の「蒸気カタパルト」を実用化するための試験艦として用いられた。現代に至るもこの蒸気カタパルトは空母で一般的に使われており、映画「トップガン」冒頭では蒸気に包まれた艦載機F-14トムキャットが印象的なシーンが知られるが、これは「パーシュース」の功績と言えるものである。
戦時急造艦ということで軍艦としては3年間しか持たないことを前提として設計されていたというが、実際にはそれをはるかに超える在籍期間を経て1957年に退役。1958年5月にスクラップとして解体された。空母として運用された姉妹艦には、第三国に譲渡されて21世紀までその姿を留めていたものもある。
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最終更新:2024/06/06(木) 04:00
最終更新:2024/06/06(木) 04:00
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