リヤンドファミユ 単語


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リヤンドファミユ

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リヤンドファミユ(Lien de Famille)とは2010年生まれの日本競走馬鹿毛

名の意味はフランス語で”家族”。名表記としてはリヤンドファミユであるが、リ”ア”ンドやファ”ミュ”のように間違えられがち。

同じ由来のものとして、リヤンドファミーユという名前介護施設やベビーグッズブランドなどが存在するほか、ライトノベル天使の3P!にはバンド「リヤン・ド・ファミユ」が登場する。後者作者競馬ファンであることから名が由来となった可性もあるか。

概要

生産は社台の老ファームで、2010年4月27日生まれ。

ステイゴールドは、GI1勝ながら三冠馬オルフェーヴルやその全GI3勝のドリームジャーニーなどを産駒に持つ大種牡馬オリエンタルアートは条件であったが繁殖としてオルフェーヴルドリームジャーニーなどを産んだ名メジロマックイーンGI4勝で、種牡馬としては不振気味であったがとしてはステマ配合と後に呼ばれるステイゴールドとの組み合わせでオルフェーヴルや…要は、リヤンドファミユはドリームジャーニーオルフェーヴルの全である。

2頭と同じくサンデーレーシングクラブとして150万円の40口(オルフェーヴルと同額)で募集されるとオルフェーヴルダービー勝利後であったこともあり高倍率の抽選となった。ついでにPOGでも人気を集めた。

2歳(2012年)

達と同じ池江泰寿厩舎に入厩し、達と同じくゲート試験に2度で合格した後、川田将雅上で12月新馬戦デビュー。単勝1.6倍の1番人気に支持されたものの、サトノキングリーとの叩き合いになり僅かにハナ差で2着。同未勝利戦にはオルフェーヴル戦でもある池添謙一上で臨み、中団やや後方から追走して最後は3頭による競り合いとなり、クビ差をつけて単勝1.3倍の1番人気に応える初勝利

3歳(2013年)

で1週間延期となった京成杯にも登録したものの、当初の予定通り3歳初戦は1月のOPである若駒ステークスに出走。ここは2番人気となったものの、中団で待機策を採り、5番手から残り100mで先頭に立ち1馬身以上の差をつけ勝利

この勝利クラシック戦線に名乗りを上げたかに思われたが、レース後に右後脚の管骨折が発覚。

ボルトを入れる程の骨折となったが、菊花賞後の11月に帰厩し、復帰は12月1600万下である元町ステークスになった。単勝2.6倍の1番人気に支持され、パドックで入れ込んだりしつつも5着となった。

4歳(2014年)

4歳初戦は1月の寿ステークス(1600万下)。ここも単勝2.9倍の1番人気に支持されたが、今度は11着と大敗。2月アメジストステークス(1600万下)は2番人気となり、直線で復調の気配をみせたが6着。3月の但ステークス(1600万下)も2番人気で迎え、後方から群を割って上がり最速で1馬身差以上付ける勝利となった。

ここでOP入りを決め、次走は新潟大賞典標にしたが、除外のため5月のOPの都大路ステークスへ出走。2番人気となったが、グランデッツァがレコード勝利する中で前が止まらず7着[1]

6月になり、降級制度によって再び1600万下のジューンステークスへ出走。2番人気となったが、11着。7月マレーシアカップはザカリーパート騎手騎乗で3番人気6着。9月ムーンライトハンデキャップ池添騎手に戻るも3番人気4着。11月比叡ステークスは5番人気3着と久々馬券内。12月グレイトフルステークスは3番人気4着となり、降級後は1600万下を抜けられないまま4歳を終えた。

5歳(2015年)

5歳初戦は再び3月の但ステークスステイゴールドオリエンタルアート2月3月に亡くした中で2番人気に支持されたが、11着。6月の垂ステークス松山弘平騎手で臨むも直線で中を割るに割れず6着。マレーシアカップパート騎手臨んだがレース中に躓いて17着。調教再審を経て、10月にはの名を冠した顕彰馬選定記念・オルフェーヴルメモリアルに再び池添騎手上で出走も8着。12月の逆瀬川ステークスではゲートを嫌がったりしつつも6着。

1600万下で苦戦が続く中で5歳を終えることとなった。

6歳(2016年)

6歳初戦は2月ステークスに単勝14.0倍の7番人気で出走。初めての芝2400mのレースとなったが、距離延長の効果もあったのか上がり最速で勝利。約2年ぶりの勝利となり、1600万下を抜け出した。

4月はOPで芝2400mの大阪-ハンブルクカップに出走。5番人気に支持されたが、パドックで暴れて、レース中も最後方のまま14着に終わった。

5月は初の重賞となる目黒記念(GⅡ)川田騎手上で出走したが、14番人気で18着。

プール調教を取り入れるなど調教を工夫しつつexit迎えた8月小倉記念(GⅢ)には藤岡康太騎手上で出走したが最下位12着。

10月のOPであるアイルランドトロフィー松田大作騎手で臨んだが最下位の14着。障害転向や気性改善も考えて障害練習を行ったが上手くいかず、地で続戦が決定。調教期間が長引くと気性が更に悪化する可性もあると見て、11月のOPであるアンドロメダステークス佐藤友則騎手と臨んだが13着。このレースラストレースとなった。

24戦4勝 [4-1-1-18]。骨折もあって重賞勝利に終わったとはいえ、獲得賞金7529万円は一応クラブとしての募集額6000万円を上回る実績ではあった。2012年生まれの全アッシュゴールドGⅡ2着などありながらも18000万円の高額募集に対し3026万円であったことやオリエンタルアート産駒の中では3番に賞金を稼いだことなどを思うと、”三匹泥鰌”とはいかずとも健闘したと言えるかもしれない。

種牡馬入り

気性の悪化もあり去勢も考慮されたが、オルフェーヴルの全という背景もあり種牡馬入りの可性を残すためにサラブレッドオークションでの売却が決定。

結果として税抜き407万円で落札され、落札者などによって「リヤンドファミユ種牡馬入りプロジェクト」が立ち上げられた。色々あったもののクラウドファンディング標金額の5割弱に当たる3875500円を集め、種付け料30万円でアロースタッドへ入厩した。初年度の2017年は25頭、2年は24頭を集めたが、クラックステーブルに移動した3年は5頭、4年は6頭、5年2021年は2頭となりこの年で種牡馬引退プロジェクト側からは乗用施設への移動が発表された。

産駒としては、エアフォースワンJRAで初勝利を決めたほか、マメコが2024年3勝クラス勝利しOPとなっている。

血統表

ステイゴールド
1994 黒鹿
*サンデーサイレンス
1986 青鹿
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ゴールデンサッシュ
1988 栗毛
*ディクタス Sanctus
Dronic
ダイナサッシュ *ノーザンテースト
*ロイヤルサッシュ
オリエンタルアート
1997 栗
FNo.8-c
メジロマックイーン
1987 芦
メジロティターン メジロアサマ
*シェリル
メジロオーロラ *リマンド
メジロアイリス
エレクトロアート
1986 栗
*ノーザンテースト Northern Dancer
Lady Victoria
*グランマスティーヴンス Lt. Stevens
Dhow
競走馬の4代血統表

クロスノーザンテースト 4×3 (18.75)

関連項目

脚注

  1. *余談だがこの時の4着はイクイノックスとなるシャトーブランシュ
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