北へ。(きたへ)とは、北海道を舞台としたトラベルコミュニケーションゲーム、及びその派生作品の総称である。
開発:レッド・エンタテインメント
制作・販売:ハドソン
企画:広井王子
キャラクター原案:大槍葦人(NOCCHI名義)
1999年3月18日、ドリームキャスト用ソフトとして発売。定価5,800円(税抜)。
「北へ。」シリーズ第1弾。
東京に住む高校2年生の主人公が、夏休みを利用して北海道を旅行するため親戚の春野家に宿泊し、旅先で8人の女性と出会う。
「MOVE ON北海道=北からの声かけ運動」キャンペーン参加作品であり、背景画像に道内各地の街並みや観光名所・飲食店等が実名・実写で登場しているが、これはシリーズを通して引き継がれている。それ故の宣伝ゲームという様な印象や、C.B.S.(Xボタンで自分から相手に話しかけるシステム)の扱い辛さ、そもそもドリームキャスト用で移植もされていなく敷居が高い等の難が有るが、それ以上に魅力的なキャラクターでファンを魅了し続け、2009年秋には10年ぶりとなる画集が発売された。
ただし、サブタイトルともなっている札幌大通公園のホワイトイルミネーションは、全国有数の破局スポットとしてその名を知られており、発表当時地元では相当に物議を醸した。
ニコニコ動画内では、新人時代の人気声優や大御所スタッフが多数参加している事と、榊原良子キャラとデート出来る唯一のゲームとして支持されている他、背景に実写・実名が多いため当時の雰囲気を懐かしむ北海道民等が、DC@氏のプレイ動画を中心として尚もファンが増加中である。はたまた、儀式の人が北へ。の楽曲をメタルギアシリーズのプレイ動画のBGMとして使用している事から北へ。に出会うユーザーもいる様である。
►春野琴梨(cv.千葉紗子)
►川原鮎(cv.広橋佳以)
►ターニャ・リピンスキー(cv.坂本真綾)
►桜町由子(cv.南央美)
►椎名薫(cv.榊原良子)
►左京葉野香(cv.川澄綾子)
►里中梢(cv.豊口めぐみ)
►愛田めぐみ(cv.大谷育江)
千葉紗子,広橋佳以,豊口めぐみ,大谷育江の4人(公式では役名)による歌唱ユニット「Four Seasons」が結成され、テーマソング「北へ。」等のヴォーカルを務めた。
1999年8月5日、ドリームキャスト用ソフトとして発売。定価3,800円(税抜)。
前作「北へ。White Illumination」の後日談となるファンディスク。
主人公が友人に借りたデジタルカメラによって、最大5枚までのヒロインのスナップ写真を撮り歩く「ミニアドベンチャー」の他、ヒロインの自己紹介やキャラソン、設定資料、東京ゲームショウ1999のライヴ音声等を楽しめる。さらに、ドリームキャストをインターネットにLAN接続し、おまけシナリオ「Love Love YOUKO-SAN」等をダウンロードする事が出来る。(既にサービスを停止中)
しかし、ヒロインの人格が前作とズレている、選択コマンドを一つ間違えただけで撮影出来ない、目パチ・口パクが無いなど突貫が目立つ。
2003年10月30日発売、ハードをプレイステーション2へ移行。定価6,800円(税抜)。
2004年10月28日、廉価版の「北へ。Diamond Dust ハドソン・ザ・ベスト」を発売。定価3,800円(税抜)。
ドリームキャスト版と同じ時間軸の数年後という設定で、東京に住む大学生の主人公が、北海道各地へ散った高校時代の友人宅に泊まり込んで観光旅行へ向かい、旅先で7人の女性と出会う。
ヒロインと主人公が新しくなり、対面こそ出来ないがかつてのヒロインやサブキャラクターと思わしき人物にまつわる会話やFourSeasonsの新曲などが散りばめられている。
システム面では、本作から車での移動が可能となった他、時刻やお金の概念が組み込まれ燃料代や観光施設の入館料等の諸経費として10万円が充てられる。又、ドリームキャスト時代に課題の有ったC.B.S.も、ボタンを押さなくとも自動的に選択コマンドが表示され会話の進行状況で選択肢が増えたりする様に改善された。
しかし、プレイステーション2による大容量のグラフィック・収録観光地・シナリオが売りだが、宿泊先でヒロインが確定してしまう、「占い」を利用しないと攻略困難だが多用するとただ誘導されるだけ等、進行にゲーム性が欠けるという不評も有る。
発売年度が比較的新しくプレイステーション2用ソフトである事、北へ。以外の動画による音楽やオープニングの引用頻度等から推測して、ニコ動ユーザーの間ではドリームキャスト版よりも知名度のあるタイトルなのだろうか、同一のオープニングムービーが5本も乱立している。
この5人によって、ドリームキャスト時代のFourSeasonsに相当する「Five Spirits」というユニットが組まれた。
「北へ。Diamond Dust」をTVアニメ化したもので、概ね1ヒロイン2話づつの放映12話と、DVD特典1話の全13話構成。(全7巻の単品は通常販売だが、第13話が収録されているDVD-BOX(上下2分割)は通信販売やイベント会場のみの取扱いであった)
アニメ化に伴い、主人公の代わりとして唐黍十太郎という人物が登場するが、作品の進行上殆ど登場しない。
アニメ放送当時、北海道地区で放送していたテレビ北海道は帯広・北見地区を含む道東地方での放送を行っていなかったため、帯広・北見民は地元が登場しているのに、地上波でのテレビ放映がないという事態が起こっていた。
(テレビ北海道が道東地方へ進出したのはアニメ放送から7年後の2011年)
※ 新規キャラクターの他、声優や役名のみ変更のキャラクターをも含む。
2004年10月28日、プレイステーション2用ソフトとして発売。定価6,800円(税抜)。
前作「北へ。Diamond Dust」のエンディングからエピローグの間を描いたファンディスクで、36枚まで自由に写真撮影する「ミニシナリオ」の他、クリアした~Diamond DustのシナリオCGや東京ゲームショウ2003のライヴ映像等が収録されている。
しかし、オープニングは風景写真のスライドのみで曲はアニメ版の流用、ミニシナリオではやたらとムービーが挿入される等、あくまでオマケに徹している点は~Photo Memoriesと同様である。
掲示板
107 ななしのよっしん
2023/10/09(月) 13:41:14 ID: 2/79Okv9Yr
移植はハドソンの消滅(KONAMIに吸収)と実写使って実在の場所(しかも20年以上前の)を扱っていることがハードル高すぎて無理そう
当時のロケ地は残っている場所もあるけど再開発も進んでいるから聖地巡礼はお早めに
108 ななしのよっさん
2024/05/16(木) 21:56:55 ID: TmqXf7vgGW
当時ps2でやったけどほんと良いゲームだったなあ
シリアスものかと思ってたけどそうでもなかった笑
109 ななしのよっしん
2024/05/17(金) 18:00:36 ID: CySCoyPw6m
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最終更新:2024/12/23(月) 08:00
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