1988年度生まれ世代

1988年度生まれ世代とは、
一般的定義による「ゆとり世代」の2番目の学年。2024年度において、彼らは35歳もしくは36歳である。

当然、1988年4月2日～1989年4月1日に生まれた者が対象であるが
この学年は昭和→平成の移り変わり（1989年1月8日に改元）であり、昭和63年生まれ・昭和64年生まれ・平成元年生まれが共存する。

特徴

生まれた時期に関して・・・1988年及び1989年の記事を参照

• ドラゴンボールZ、セーラームーン、初期忍たま、スラムダンク、初期コナンなどのアニメを見て育った。また小学生時代は基本的にゲームボーイ世代、ポケモンが登場し初代ポケモンに触れた率も高い。
• ニコニコ動画開始～β時代（つまり2006年度後半）は高校3年生の秋冬で受験に勤しんでいた人が多いはずだが、それでも会員率が最も高い世代の一つ。
• 2007年6月1日改正の道路交通法より「中型免許」が新たに設けられ、従来の普通免許は「8トン未満限定中型免許」と呼ばれることになったが、この世代が当時18歳であるため、限定中型を所有しているほぼほぼ最年少の世代である。
• 現役で大学進学した組は2年の時にリーマン・ショックを経験。就職氷河期以来最悪と言われる時期に就職活動をした人が多い。
• 2019年5月1日より元号が平成から令和に改元されたため、1988年4月2日～1989年1月7日に生まれた者は昭和・平成・令和の3元号を跨いで生きた最年少の世代、1989年1月8日～4月1日に生まれた者は平成・令和の2元号のみを跨いで生きた最年長の世代ということになる。
• 女性は1988年4月2日～12月31日に生まれていると2020年が、1989年1月1日～4月1日に生まれていると2021年が厄年（大厄）であるが、その時期が新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の流行と重なってしまい、同級生で集まっての厄払いに行けない者が殆どであった。
• 長らく当世代同士の著名人夫婦は現れなかったが、2020年12月に松坂桃李と戸田恵梨香が結婚したことにより誕生した。
• ちなみに競走馬ではトウカイテイオー、ツインターボ、ナイスネイチャ、ヤマニンゼファー等がこの世代に相当する。詳細は1991年クラシック世代の記事を参照。
  なお、ケイエスミラクル等、上記世代に該当していても早生まれである馬は人間でいうと1つ上の世代に相当する。
  

有名人

10代の頃から有力スポーツ選手や有名人が多かったことから、何かと注目された。
早熟というだけでなく、これからも各分野の第一線で活躍していくことが期待されている。 

※以下の人物はあくまでも一例なのでもっと知りたい人はWikipediaなどを参照することをお勧めする。

スポーツ

傑出したスポーツ選手、注目度の高いスポーツ選手が多い。

• 体操　・・・　内村航平
  • 2009年（20歳）から世体・五輪の男子個人総合で世界史上初の4連覇中、ロンドン五輪金メダリスト
    
• 陸上　・・・　福島千里
  • 女子100m、200mの現日本記録保持者
    
• サッカー　・・・　香川真司、吉田麻也、乾貴士、森本貴幸、永井謙佑、権田修一、宇津木瑠美、田中明日菜
  • 2人の主力プレミアリーガー（香川・吉田）、史上最年少Jリーガー（森本）を輩出している。
    また早生まれの永井・権田はロンドン五輪世代の最年長者として、吉田はオーバーエージ枠として日本の準決勝進出に貢献。
    なでしこジャパンでもある宇津木・田中は2011年の女子W杯での優勝に貢献。
    
• 野球　・・・　田中将大、坂本勇人、前田健太、澤村拓一、吉川光夫、秋山翔吾、柳田悠岐、梶谷隆幸、石川歩、大野雄大　・・・　通称「マー君世代」
  • 田中と斎藤佑樹が高3時に決勝（と再試合）を投げ合った2006年夏の甲子園は、史上稀に見る報道量を記録。
    同夏に日本で行われたバスケットボール世界選手権が（報道的には）完全に霞んでしまったのは周知の通り。
  • 田中・前田は、球史上でもかなり若くして沢村賞を獲得している。
  • 田中は2013年シーズン24勝無敗の日本プロ野球新記録を達成。規定投球回数に達し、勝率10割としたのは日本プロ野球史上4人目で、シーズン無敗で最多勝は日本プロ野球史上初。開幕からのシーズン24連勝に前年からの28連勝と、これにポストシーズンの2勝を含めた30連勝の3つがギネス世界記録として認定される。
  • 2015年、柳田は日本プロ野球史上13年ぶりとなるトリプルスリー、秋山は日本プロ野球新記録となるシーズン216安打と、日本プロ野球の歴史に残る記録を達成した。
  • 沢村姓を持つ澤村拓一もこの世代、終身名誉沢村賞の増渕竜義もこの世代。
• その他
  • 井岡一翔（ボクシング）、國母和宏（スノーボード）、福原愛（卓球）、小塚崇彦（フィギュアスケート）、浜中俊（競馬）、亀田大毅（ボクシング）、狩野舞子（バレーボール）、蟹江美貴（アーチェリー）、田知本愛（柔道）
    など各分野の日本人トップ選手、注目選手がそろう 

※早生まれの内村・香川と、一つ下の井山裕太（囲碁）・錦織圭（テニス）・水谷隼（卓球）・田児賢一（バドミントン）で
1989年（昭和64年～平成1年）生まれの天才世代などと呼ばれることもある（ゆとり教育全盛期最強説）。

その他

ピアニストの辻井伸行は10歳の頃からテレビ朝日などがたびたび取り上げており、一般層への認知度も高い。
20歳で、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで日本人初の優勝を果たした。

また、10代の頃から、1986年度組（沢尻世代）・1987年度組（長澤世代）とともに若手女優ブームを牽引してきた女優（新垣、戸田、堀北など）がいる。

• 俳優・歌手・タレント
  
  • 俳優
    
    • 新垣結衣、堀北真希、吉高由里子、戸田恵梨香、黒木メイサ、多部未華子、大島優子、森カンナ、佐藤健、松坂桃李、瀬戸康史、濱田岳、村井良大、中尾明慶、鈴木勝吾、千葉雄大、井上正大、三浦翔平、泉里香など
  • ミュージシャン
    
    • Perfume（かしゆか・あ～ちゃん・のっち）、加藤ミリヤ、西野カナ、Taka（ONE OK ROCK）、玉置成実、 May J.、長瀬実夕（元ZONE）、清水翔太、HARUNA （SCANDAL）、池田彩、岩田剛典（三代目J Soul Brothers）、大野雄大（Da-iCE）、山内あいな（SILENT SIREN）など
  • タレント
    
    • 鈴木奈々、重盛さと美、小嶋陽菜（元AKB48）、梅田彩佳（元NMB48）、新垣里沙（元モーニング娘。）、亀井絵里（元モーニング娘。）、福田彩乃、宮田俊哉（Kis-My-Ft2）、與真司郎（AAA）、ホラン千秋、遠藤舞（元アイドリング!!!）、Dream Ami（元E-girls） など
• 声優　・・・　通称「花澤世代」「信長世代」
  
  • 花澤香菜、三上枝織、伊瀬茉莉也、井口裕香、沼倉愛美、小松未可子、齋藤彩夏、種田梨沙、山本希望、秦佐和子（元SKE48）、原紗友里、能登有沙、長谷川静香、近藤唯、大空直美、木村珠莉、諏訪彩花、Pile、楠田亜衣奈、加隈亜衣、工藤晴香、櫻川めぐ、相羽あいな など
    
  • 島﨑信長、仲村宗悟、榎木淳弥、村瀬歩、安達勇人、濱野大輝、野上翔、矢野奨吾、伊東健人、寺島惇太、江越彬紀 など
• アナウンサー
  
  • 徳島えりか（日本テレビ）、久野静香（日本テレビ）、生田竜聖（フジテレビ）、竹内友佳（フジテレビ）、植田萌子（テレビ東京）、安藤翔（日本テレビ）、安村直樹（日本テレビ）、青山愛（元テレビ朝日）など
• 元子役
  • 中田あすみ、ダーブロウ有紗、佐久間信子、藤森麻由、安藤奏、進藤一宏、渋谷謙人、近野成美、杉林沙織、星井七瀬、熊井翔、エバンス太郎、田島穂奈美など

関連項目

• ゆとり世代
• マー君世代
• 1994年世代