ノースアメリカン社のジェット戦闘機をお探しの方は もしかして:FJフューリー
フュリーとはゲーム「ファイアーエムブレム 聖戦の系譜」に登場するキャラクターである。
北方の国シレジア出身の天馬騎士。ペガサスにまたがって大空を翔る長髪の緑髪の女騎士で、シレジア四天馬騎士の一人である。
初登場は第2章。王位継承とそれに伴うお家騒動を嫌って出奔し、行方不明となった自国の王子であるレヴィンを探してシグルド軍と戦争中のアグストリアを訪れる。一時はレヴィンがシグルド軍に捕らえられているという嘘を信じてシグルド軍を攻撃するが、実際にはシグルド軍に協力していたレヴィンの説得に応じ、シグルド軍に加わることになる。
使用可能な武器は剣B槍B。敵によって剣と槍を使い分けることもできるが、たいていは手槍や勇者の槍を使うと思われる。クラスチェンジ後は剣A槍Aに加え、杖Cも使用可能になり、トルバドール同様に走り回る回復役にもなれる。前作『紋章の謎』のペガサスナイトと違い、クラスチェンジしてもドラゴンに乗り換えることはない為、魔法防御力が落ちるなどのデメリットなくクラスチェンジができるのはうれしいところ。
平民出身で聖戦士の血を引かず、成長率は低めだがパラメータはまとまっており、十分に戦力として計算できる。個人スキルは『追撃』。クラスチェンジ後には兵種スキルとして『連続』も追加される。攻撃回数を増やすスキルのおかげで安定してダメージを出せる。
前半唯一の飛行系ユニットであり、地形に影響されずに移動できる。その移動力を生かして、遠く離れた村の救出や孤立したユニットの救援に駆けつけるなど、彼女でしか出来ない行動が多々あり、シグルド軍になくてはならない存在となる。
最大の役割はやはり盗賊に襲われている村の救出である。他のユニットでは侵入不可能な海や山のマスを軽々と飛び越え村に直進できる彼女のおかげで、最小限の被害で盗賊を倒し村からもらえるゴールドやアイテムを温存することができるようになる。そのため、迅速に盗賊を倒すために彼女には勇者の槍を持たせるプレイヤーが多かった。主君から授かった槍を取られたフィンは涙目である。
第1部にてカップリングが成立した場合、第2部では彼女の子供としてセティとフィーが登場する。だれが父親になるかによって子供の性能には違いが出てくるが、母親のフュリーから『追撃』スキルは確実に受け継げるので安定した活躍は約束されている。
セティは魔法ユニットのセイジであり、出来れば魔法ユニットを父親にしたい。しかし、娘のフィーはフュリーと同じく飛行ユニットのペガサスナイトのため出来れば物理攻撃を強化できる戦士系ユニットを父親にしたいという二律背反を背負っている。
セティ重視の場合、おすすめされる父親候補はストーリーもオススメしてくる正統派のレヴィンか、あるいは魔力・魔法防御の高さを見込んでのクロードとなる。
誰を選ぶにせよ、フィーには魔法剣を渡しておく、勇者の槍を引き継ぐなどのフォローをしておきたいところである。
フィー重視の場合、攻撃の手数を増やす『突撃』やダメージを増やす『必殺』が欲しいところ。ペガサスナイトの弱点である弓の攻撃を無効化する『見切り』があってもよい。これらの条件を満たすのはジャムカ、ノイッシュ、アレクなどになる。
セティ重視の場合と違って、セティに対してのフォローが難しいのが痛い。セティには軽いライトニングの魔道書などで攻撃数を増やして頑張ってもらおう。
生真面目な性格であり、レヴィンからはあか抜けないと言われてしまう。その割に人の言うことを素直に信じてしまったりもする。その性格が災いしてか、好意を寄せるレヴィンに対して素直に自分の気持ちを言い出せなかったりもする。
その一方でレヴィンが囚われていると聞けば敵の本城に突っ込むし、レヴィンが帰らないと聞けば押しかけ女房と化すし、レヴィンが別の女の名前を口にすればそれを聞き逃さず追究したりするなど、意外と行動は重かったりする。
レヴィンを巡ってはシルヴィアと刃傷沙汰に及びかけたこともあり[1]、カップリングが推奨され恋愛イベントが多い本作においても特にドロドロした恋愛劇を見せてくれる。
なお、第4章のマーニャ戦死後のレヴィンとの会話を発生させた場合、それまでの他のユニットとの恋愛感情を無視して一発でレヴィンと恋人関係になれる。
ちなみに、フュリーが誰と結婚しようが、彼女の息子はセティという名前である。セティという名前は伝説の聖戦士の一人で、なおかつシレジアを建国した初代国王から採られている。それはすなわちレヴィンのご先祖様ということにもなるが、聖戦士の名前だし旦那も何も思うまい。
カップリングが成立している場合の第2部では、フュリーの子供たちから第1部後の彼女の顛末が語られる。また、続編の『トラキア776』でも息子のセティとシレジアからセティを探しにやって来たカリンの会話で、セティの母が王妃であり、(トラキア時空では)病気で亡くなったということがわかる。セティの母親のフュリーが王妃であることから『トラキア776』ではフュリーとレヴィンとの結婚が確定している。
『聖戦の系譜』のカップリングシステムの要は、隣接である。ユニット同士を隣のマスにおくと、それだけでカップル成立に一歩近づく。会話などでのブーストはあるものの、わずかな例外を除き、隣接によるポイント稼ぎはカップル成立に不可欠である。
しかし、フュリーの場合、意中の相手との隣接がなかなかできない。ユニットの項で述べたが、彼女のお仕事は単独で遠方の敵を倒すことであり、他のユニットと並べて運用することはできないのである。お仕事を終えてから隣接させようと思っても仕様上隣接して恋愛感情が上がるのはその章が開始してから50ターンの間と決められており、どうしても他のユニットと比べるとその隣接時間は短くなる。クリア評価Aを目指してターンを短縮したい場合はさらにそれに拍車がかかる。………遠距離恋愛が実りにくいのは現実世界と変わらないのがなんとも心苦しい仕様ではなかろうか。
さて、そんな彼女に与えられた救済こそ、キャラクターの項で書いたレヴィンとのカップリング一発成立の会話である。わずかな例外と言ったが、その例外こそがフュリーとレヴィンである。一発成立はこのカップルを除けば、完全イベント会話のシグルドとディアドラにしか発生しない。
任天堂のサイトにあるファイアーエムブレムミュージアム内で暗黒竜と光の剣から蒼炎の軌跡までの作品が解説されており、聖戦の系譜のキャラクター紹介では各キャラクターの綴りも表示されているので、そこから推測出来そうに思えるが……
フュリーの綴りは『FERRY』。英語での船のフェリーである……何故そこでフェリー???
初出はおそらくNTT出版から発売されていたトレーディングカードゲームに記載されていたものからで、FEのスタッフがどれだけ責任を持って関与していたかは不明ではあるが、何はともあれ最新の公式情報としては『FERRY』とされている。
ひとまずフェリー問題は棚に上げてフュリーの由来を考えてみる。
ちなみに海外のファンが聖戦の系譜を勝手に翻訳したもの(いわゆるファンサブ的なハックロムもしくはエミュレータの改造データ)では「Erin」とされている。ローマ神話のフリアエの元であるギリシャ神話のエリーニュス(Erinyes)からと考えられている。海外のFEコミュニティを覗くとフュリーが「Erin」扱いされている場所もあり、なかなかに面白い。
いくら考えようが真相は闇の中……だったが、フュリーがファイアーエムブレム ヒーローズで実装されたのに伴い、海外版の名前は上述のエリーニュス由来と思われる「Erinys」と設定された。
余談になるがマーニャの方は「Annand」。スコットランドを流れるアナン川由来?等と考察されている。マーニャ自体の由来はケルト神話のフィン・マックールの母親から?とみられている(何となく語感で決めた……なんて可能性もあるのだけれど)が、マーニャとフィンはストーリーで絡まないので関係性が低い名前に……となったのかもしれない。
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最終更新:2024/04/25(木) 21:00
最終更新:2024/04/25(木) 21:00
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