ブリックスアンドモルタル(Bricks and Mortar)とは、「煉瓦と漆喰」を表す英語。
通算成績:13戦11勝 [11-0-2-0]
主な勝ち鞍
2017年:アメリカ競馬名誉の殿堂博物館ステークス(GⅡ)
2019年:ペガサスワールドカップターフ(GⅠ)、ムニスメモリアルハンデキャップ(GⅡ)、ターフクラシックステークス(GⅠ)、マンハッタンステークス(GⅠ)、アーリントンミリオンステークス(GⅠ)、ブリーダーズカップ・ターフ(GⅠ)
父:Giant's Causeway 母:Beyond the Waves 母父:Ocean Crest
父Giant's Causewayは名種牡馬Storm Catの直仔であり、現役時代にGⅠ5連勝を含むGⅠ6勝。種牡馬としてはカルティエ賞最優秀2歳牡馬に選出されたShamardal 、JRAではマイルチャンピオンシップ勝ち馬のエイシンアポロンなどがいる。
母Beyond the Wavesは現役時代に米・仏3勝。重賞勝利こそ無かったものの、GⅡ・GⅢ2着と重賞好走歴があり、長い距離での活躍を見せた。
母父Ocean Crestは米国GⅡデルマーダービーの勝ち馬。母母Excedentは未出走だが、GⅠ通算11勝を挙げたExcellerの直仔。
2015年9月のキーンランド1歳馬セールにて20万ドルで落札。
その後チャド・ブラウン厩舎に所属。2歳戦には間に合わなかったが3歳になった2017年にデビュー。
デビュー戦は2017年の2月18日、ガルフストリームパーク競馬場での未勝利戦。鞍上はジョエル・ロサリオ。12頭立てのこのレースで2着に1 3/4差をつけ勝利。続く一般競走、マニラステークスを連勝。
3連勝で挑む初重賞、アメリカ競馬名誉の殿堂博物館ステークス(GⅡ)。同競走ではYoshida(ヨシダ)が出走していた。レースではスタートから前目につけ3番手でレースを進めると、抜け出たYoshidaとBig Handsome(ビッグハンサム)をゴール板前で捉えて3/4差で競り勝ち、重賞初勝利。
続く、サラナクステークス(GⅢ)、ヒルプリンスステークス(GⅢ)は2戦続けて3着に終わった(ちなみにヒルプリンスステークスでは名誉の殿堂Sで下したYoshidaが重賞初勝利を挙げている)。
だが、ヒルプリンスS後にストリングホルトという馬の後ろ脚が突如屈曲(痙攣性伸縮)する重度の跛行を発症。症状はかなり深刻なものであり手術の成功確率は50:50と診断されたが、名獣医が執刀したこともあり手術は無事成功。術後の回復も医師の想定以上に良好であり、1年以上の期間を費やしたが競走馬として復帰することができた。
2018年12月22の一般競走で復帰。鞍上はこのレースからイラッド・オルティスJrが担当。同レースでは1番人気に応え1/2差ながら勝利を挙げた。
年が明けて2019年初戦、同年新設されたばかりのペガサスワールドカップターフ(GⅠ)に出走。このレースにはYoshidaに加え、Magic Wand(マジックワンド)、Channel Maker(チャンネルメーカー)らが出走し、日本からはアエロリットも参戦していた。レースは中団でレースを進めると、最終コーナー手前で外から先行する馬に並びかけると、直線で一気に抜け出し2馬身半差をつけGⅠ初制覇。
続くムニスメモリアルハンデキャップ(GⅡ)では、Markitoff(マーキットオフ)との壮絶な叩き合いをハナ差で制し勝利。
ターフクラシックステークス(GⅠ)では、Qurbaan(クーバーン)をゴール板直前で差し切りGⅠ連勝。マンハッタンステークス(GⅠ)では、直線で鞭を数発入れると急加速して先頭に立ち、最後は持ったまま快勝しGⅠ3連勝。
次走はアーリントンミリオンステークス(GⅠ)に決まったが、開催数日前に社台グループ代表の吉田照哉氏が種牡馬としての所有権を購入したことが発表され、年内一杯での引退と翌年日本で種牡馬入りすることが決まった。迎えたレースでは前を行くMagic Wandら二頭をまとめて交わして3/4身差で勝利しGⅠ連勝記録を4まで伸ばした。
次走はブリーダーズカップ・ターフ(GⅠ)に決定。引退レースになったこの競走では前を行くUnited(ユナイテッド)を中団外から並びかけると叩き合いをアタマ差で勝利。GⅠ5勝目を挙げ、重賞7連勝・年間無敗を達成して有終の美を飾った。
2020年1月に発表されたエクリプス賞では2019年の年度代表馬および最優秀芝牡馬に選出された。芝馬としてのエクリプス賞年度代表馬は2012・2013年のWise Dan以来となった[1]。
2019年末、社台スタリオンステーションに到着し、2020年より供用開始。
社台スタリオンステーションではサンデーサイレンス以来となるアメリカ年度代表馬の導入ということもあり期待も高く、初年度の種付け料は600万円に設定された。
2020年は178頭、2021年は180頭、2022年は127頭と交配され、初年度産駒の血統登録頭数は107頭。育成牧場のスタッフ間では「サンデーサイレンスの再来」と評されていたそうである。
産駒デビュー年となる2023年は163頭、2024年は105頭と交配した。
GI級勝ち馬アンモシエラなどを輩出した一方で、産駒の気性難などが指摘されていたこともあってか、種付け料400万円に減額された2025年は種付け数47頭に留まった。
2026年からはレックススタッドに移動して種付け料200万円で供用されることとなった。
| Giant's Causeway 1997 栗毛 |
Storm Cat 1983 黒鹿毛 |
Storm Bird | Northern Dancer |
| South Ocean | |||
| Terlingua | Secretariat | ||
| Crimson Saint | |||
| Mariah's Storm 1991 鹿毛 |
Rahy | Blushing Groom | |
| Glorious Song | |||
| *イメンス | Roberto | ||
| Imsodear | |||
| Beyond the Waves 1997 黒鹿毛 FNo.21-a |
Ocean Crest 1991 黒鹿毛 |
Storm Bird | Northern Dancer |
| South Ocean | |||
| S.S.Aroma | Seattle Slew | ||
| Rare Bouquet | |||
| Excedent 1985 鹿毛 |
Exceller | Vaguely Noble | |
| Too Bald | |||
| Broadway Lullaby | Stage Door Johnny | ||
| *リットルブレツシング |
クロス:Storm Bird 3x3(25.00%)、 Prince John 5x5(6.25%)
※記事のある競走馬は太字
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最終更新:2025/12/28(日) 16:00
最終更新:2025/12/28(日) 15:00
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