信者ゼロの女神サマと始める異世界攻略とは (シンジャゼロノメガミサマトハジメルイセカイコウリャクとは) [単語記事]

授けられたのは-------
最強の「裏技」

信者ゼロの女神サマと始める異世界攻略とは、大崎アイルによるWeb小説およびライトノベル作品である。

概要

これはステータス貧弱で異世界転移した主人公が邪神の女神の信者となって囚われた女神を開放し世界の転覆を狙うという物騒な最終目標を抱えつつも、女神から与えられた力や武器、仲間達の力を駆使して魔王や怪物、悪の教団といった魔の手から人々を守る王道ファンタジーである。お約束のハーレム展開もあるが主人公だけでなくその友達もハーレム作っており、この作品の女性は肉食系女子が多くて男の肩身が狭かったりする。

Web小説サイト「小説家になろう」にて2018年 5月9日より連載開始。
2019年 3月25日にはオーバーラップ文庫より書籍版第1巻が発売された。
2020年 4月24日から「コミックガルド」にて漫画の連載が開始。「しろいはくと」がコミカライズを手掛ける。

ストーリー

学校のスキー合宿の帰りに事故に巻き込まれ都立東品川高校一年生のクラスメイト達と共に見知らぬ異世界へと転移した高月マコト。
クラスメイト達がチートスキルを授かり次々とスカウトされていく中、マコトは平凡以下の貧弱なステータスとスキルだったために一人取り残される。
その後魔法使い見習いとして一人旅に出たある時、謎の美人女神に出会い必死の信仰の勧誘を受ける。その胡散臭さを怪しみながらも貧弱な自分に期待してくれたことに感銘を受けたマコトは信者となる。しかし、その女神こそ深海の海底神殿に囚われた邪神ノアだったのだ。ノアの正体と仲間のティターン神族を助けたいというノアの想いを知ったマコトは海底神殿からノアを救い出し、聖神族が支配する世界の敵となることを誓う。
まずは目下の脅威である大魔王の復活を何とかするためマコトは仲間達と共に強敵と戦い奔走するのだが…

登場人物

高月マコト(通称：マコト、高月、タッキー殿): 本作の主人公。都立東品川高校一年生の中で最弱の魔法使い見習い。
高校のスキー合宿の帰り道に事故に巻き込まれ、見知らぬ世界へと異世界転移する。
どれだけ修行してもステータスがあまり上がらず魔法使い見習いから上位職に就けなかったその最弱さゆえに周囲から馬鹿にされ一人水の神殿に取り残される。
そんな状況を打破すべく一念発起して旅に出たある時、邪神の女神ノアに出会いその信者となる。

生粋のRPG プレイヤーであり、「RPG プレイヤー」という異世界人にしか取得できないスキルを授かる。そのRPGで培ってきた戦略眼とノアから授かった神器と加護、ギフトスキルを武器に勇者へと成り上がっていく。
難易度が高いクエストほど燃える性格であり、地道に熟練度を上げるのが趣味。とはいえ自分が平凡以下の貧弱なステータスしか授かれなかったことには『異世界はクソゲー』と毒づいていた。

下心があったとはいえ最弱の自分に期待して何かと助けてくれるノアには感謝しており、方便による他教の一瞬の改宗をも拒むほど狂信者として傾倒していく。それが愛なのか忠義ゆえのものなのか今はまだ誰にも分からない…
まずは大魔王の脅威から世界を守ることを目標としており、最終的には海底神殿からノアを助け出して世界の敵になることを目指している。

友人に対しては仲間想いであり、恋愛には鈍感。たくさんの女の子を惚れさせてハーレムを作るが、主人公だけでなくその友人達もそれ以上のハーレムを作ってたりする。; 固有(ユニーク)スキル; 『明鏡止水』
平常心を保てるスキル。これさえあれば強い魔物に襲われたりしても慌てずに行動できるよ！
しかし、常にこのスキルを100%使っていると人間らしい感情が失われるというデメリットがある。; 『水魔法使い：初級』
初級の水魔法が使えるスキル。あなたの所持魔力量が少ないから、初級なのはしかたないね！頑張って修行してね！
マコトがコツコツと水魔法の熟練度を上げ続けたこと、後に授かる『精霊使い』のギフトスキルと組み合わさったことで水の精霊を使うことができるようになり大活躍する。; 『RPG プレイヤー』
RPG ゲームをプレイする人の視点が利用できるスキル。360度、見渡せるよ！異世界人しか持てない固有スキルだよ！やったね！
俯瞰視点で周囲を見渡せるスキルで事前に不意打ちを防いだり、行った場所を自動でマッピングしてくれたり、宝箱検知ができたり、このスキルで直接目を合わさないことで魅了魔法が非常に聞きにくくなったりと意外と便利。しかし重要な場面に選択肢を出して煽ってくるのでちとうざい。; ギフトスキル; 『精霊使い』
精霊と意思疎通できるようになるスキル。精霊の力を借りて高位の魔法を使うことができる。
ただし、聖神族の支配力が強いところでは精霊の力は弱くなり、精霊がいないと力が借りられないという弱点を持つ。
魔法熟練度105：精霊の姿が見えるようになる。

ノア・ティターン(通称：ノア様): 本作のヒロイン？ティターン神族（古い神族）と呼ばれる神様の一人。
ティターン神族がオリュンポス神族（聖神族）に敗北したことから捕らえられ、邪神認定されたあげく海底神殿に封印される。ノア個人としても神王の宝物庫から惑星を破壊できるような神器をちょろまかしていたりといろいろとやらかしていた模様。

聖神族との取り決めで信者は一人しか持つことができず、しかも世間から邪神認定されていたため自分の信者は誰もいなかった。
千年前に一人だけノアの信者がいたが、マコトとは別のベクトルでやばい狂信者であり魔人族と手を組み当時の水の勇者を殺害したことから世間のノアに対する評判は非情に悪い。
以降は信者ゼロの女神（邪神）として1000年間信者を獲得する機会を伺っていた。

ある時マコトがゴブリンから商人を助けたのを目撃したノアはマコトにハニートラップ捨て身の勧誘を行い、マコトを自分の信者にする。
以降マコトに神器や加護、スキルを授けて何かと助言を行うなど、過保護なまでにサポートを行う。
聖神族への復讐やティターン神族の解放など黒い思惑をちらつかせているものの、たった一人の信者であるマコトを大事にしており過剰なまでの愛情を注いでいる。
自分が邪神認定されており、マコトが他の聖神族の女神達から熱烈なアプローチがされていることからいつ自分の信者を辞めるのかと不安そうにしているが、マコトのノアへの想いは揺らがないようである。

ルーシー・J・ウォーカー(通称：ルーシー): 赤髪エルフの気の強い女の子。ヒロインの一人。書籍版では暑がり、すぐ脱ぐのお色気シーン担当。
千年前の英雄ジョニィ・ウォーカーの曾孫であり、紅蓮の魔女ロザリーの娘というすごい血筋の持ち主で自身も『大魔道』『火魔法・王級』というすごいスキルの持ち主である。
しかし、魔族のハーフでもあることから魔力が強すぎて火魔法を上手に制御することができず、参加したパーティからはお荷物扱いされる。
そんな中、ある冒険でマコトに助けてもらったことから好意を持ち、押しかけパーティメンバーになる。マコトと一緒に修行したり、マコトと魔力同調(意味深)するうちに次第に異性としてマコトに惹かれていくようになる。

佐々木アヤ（通称：さーさん）: マコトのクラスメイト。ヒロインの一人。マコトとは中学時代からの付き合い。周囲に隠れてアクションゲームをプレイしていた隠れプレイヤー。
クラスメイトの中で一人だけ大迷宮に住む魔物のラミアに転生し、しかも姉の裏切りにより自分を残して仇敵のハーピー一族にラミアの一族を皆殺しにされるというヘビーな過去を持つ。
その後ノアのお告げで大迷宮に来たマコトと再会。力を合わせてハーピー一族をせん滅して仇を討った。以降はマコト達とパーティを組む。

ラミアという魔物ではあるためか全体的なステータスは高く、加えて「アクションゲームプレイヤー」という固有スキルを持っており、ダッシュで通常の3倍速く走れたり、溜め攻撃ができたり、規定回数生き返ることができたりと非常に強力。
変化スキルも持っており、人間そっくりに化けることができる。
胸がちっぱい慎ましやかではあるが、変化で胸を大きくするのは彼女のプライドが許さないようだ。

マコトには中学時代から好意を持っていたが、異世界に来てからマコトがルーシーやその他の女の子から迫られているのもあってその想いを強くする。彼女的にハーレムはOKの模様。

ふじやん（本名：藤原ミチオ）: マコトのクラスメイト。主人公の親友。本名は藤原ミチオでマコトから「ふじやん」と呼ばれている。対してふじやんはマコトのことを「タッキー殿」と呼んでいる。
生粋のギャルゲープレイヤーであり所謂オタク。マコトとはジャンルは違えど同じゲームオタクであり互いのゲームを交換するなどかなり親しい間柄であった。

異世界で授かった『収納魔法：超級』『鑑定：超級」という商人としてはチートすぎるスキルを武器にフジワラ商会を立ち上げ有力な商人としてのし上がっていく。マコトとは童貞同盟を組んでいたが、商人としてのし上がっていく過程で魔法使い(DT)としての資格は失ったらしい。裏切者―！
獣耳の女の子が大好きであり、ウサギ耳獣人の女の子「ニナ」を奴隷として購入している。そして領主の娘クリスティアナからも求婚されている。そしてふじやんはこの二人と結婚することになる。
ふじやんの固有スキルに『ギャルゲープレイヤー』というものがあり、会話した内容をログとして文章化し読むことができるのみならず、その時の相手の心まで読むことができる。大変有用なスキルではあるが、このせいで鈍感主人公にはなれないと本人は嘆いている。爆せろ！
異世界に転移してからもマコトとの友情は変わらず、商人としてマコトをサポートする。

桜井りょうすけ（通称：桜井くん）: マコトのクラスメイト。女にモテモテのイケメン。主人公のライバル…かと思ったら友人だった。
異世界転移時に千年前の救世主が持っていたとされる『光の勇者』という強力なスキルを授かったことから真っ先に大国『太陽の国』ハイランドにスカウトされ囲われた。太陽の光があると強力な力を発揮することができる。

クラスメイトの中で唯一真面目に異世界を救おうとしており、光の勇者としての責務を果たそうとしている。しかし、彼を妬む政敵も多く気苦労も絶えない。
元世界ではあまり交流はなかったがマコトのことを本気で友達だと思っている。周囲がマコトを見下す中で唯一本気でマコトをパーティに勧誘していた（桜井の取り巻きによる圧力もあって断られたが）。
異世界転移後は数々の強敵との共闘を経て本当の友達としてマコトと親しくなった。

元世界にいたときから中学で実習生に迫られるというモテ男ぶりを発揮したイケメンであったが、異世界では20人以上の婚約者がいて子供まで作っている。しかし、実態は勇者というサラブレットの血筋を残すための種馬にさせられており、自分の子供にも会えないのが実情であり女難が絶えない。