2022年クラシック世代 単語


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2022年クラシック世代とは、2019年に生まれ、2022年にクラシック競走を走った競走馬の世代のことである。Pixivでは22世代で大百科の記事が作られている。

概要

2025年で6歳を迎える世代。

この世代で重要なことは、キングカメハメハとクロフネにとってはこの世代がラストクロップ(最終世代産駒)であるということである。また、ディープインパクトにとっても、2019年の種付けは2018年以前に比べて圧倒的に少ない(2022年クラシック世代は109頭が血統登録されているが、2023年クラシック世代は6頭しか血統登録がない)ことから、事実上の産駒最終世代になる。

逆に新しい種牡馬としては、キタサンブラックなどがファーストクロップ(初年度産駒)を出し、下記の通り初年度産駒から早くもイクイノックスを輩出した。このように、2000年代から2010年代を引っ張ってきた種牡馬が退場し、新しい種牡馬へと世代交代をしていく転換期の始まりになってくる、ということである。

なお、リアルダービースタリオン企画の初代の自家生産産駒、クールフォルテもこの世代である。

競走成績

以下は2024年終了時点での記述であり、今後評価が変わる可能性がある。

この世代の筆頭は、なんといってもイクイノックスだろう。同馬は春のクラシック2戦を2着と惜敗するも、秋は天皇賞(秋)と有馬記念で古馬相手に勝利し、2022年の年度代表馬・最優秀3歳牡馬に選出された。翌2023年もドバイシーマクラシック・宝塚記念・天皇賞(秋)・ジャパンカップと4戦4勝し、2年連続の年度代表馬選出。GI計6勝に加えて「ロンジンワールドベストレースホースランキング」で1位を獲得し、世界一の馬[1]としてターフを去っていった。

そのイクイノックスをダービーで下し、武豊に初の朝日杯FS制覇と歴代最多の日本ダービー6勝目を贈ったドウデュースは、ダービー制覇後GIで苦戦が続いたが2023年の有馬記念を制し復活。翌2024年も天皇賞(秋)とジャパンカップを勝利し、GI計5勝・JRA4年連続GI勝利[2]を挙げた。

牡馬クラシックでは、皐月賞でジオグリフこの世代筆頭2頭を下し、ドレフォン産駒初GI勝利と福永祐一に最後の中央GIを贈った。菊花賞ではアスクビクターモアが父ディープインパクトに12世代連続クラシック制覇の大記録を贈ったが、4歳夏に急逝してしまった。
他、牡馬の世代GI馬には、ホープフルステークスを勝ったキラーアビリティと、NHKマイルカップを勝ったダノンスコーピオンがいる。

牝馬三冠戦線ではスターズオンアースが春2冠を制し、牝馬三冠にリーチをかけたが、秋華賞では「薔薇一族」スタニングローズに阻止される結果となった。スターズオンアースは古馬になってもGI戦線で善戦し、スタニングローズも4歳以降苦闘が続いたが2024年エリザベス女王杯で復活のGI2勝目を挙げた。他に阪神JF馬サークルオブライフがいる。

その他芝中長距離戦線では、2023年天皇賞(春)をジャスティンパレスが制してディープインパクトは父サンデーサイレンスに並ぶ産駒GI71勝目。道悪巧者のブローザホーンは2024年宝塚記念で菅原明良に初GIを贈った。

マイル・短距離戦線では3歳でマイルCSを勝ったセリフォス、スプリンターズSを勝ったソダシの全妹ママコチャ、世代戦から活躍しマイルCSで藤岡康太に最後のGIを贈ったナミュール、高松宮記念を勝ったマッドクールがいる。

ダート路線では、2023年JBCクラシック・2024年帝王賞を制したキングズソードと、GI級でのシルコレ街道を経て2024年JBCクラシックで待望の初GI級制覇を挙げたウィルソンテソーロの2頭が代表格。他、GI級勝ち馬には全日本2歳優駿を勝ったがその後は順調にいかなかったドライスタウト、武豊に3度目の芝ダートダービー制覇を贈ったJDD馬ノットゥルノ、3歳でJBCレディスクラシックを制したヴァレーデラルナがいる。

GI未勝利の面々では、芝中長距離では3歳から大レースで好走するもなかなか勝ちきれないダノンベルーガ、菊花賞と3歳時の有馬記念で2着に入った重賞未勝利のボルドグフーシュ。芝短距離ではナムラ軍団悲願のGIを目指すもあと一歩のレースが続くナムラクレア、ビッグアーサー産駒の一番槍トウシンマカオ。ダートでは3歳から国内外で活躍するもGIでは勝ちきれないクラウンプライド、菊花賞1番人気からダート転向して活躍しているガイアフォース、常に牝馬戦線の中心を担うJBCレディスクラシック3年連続2着のグランブリッジ、中央・交流の重賞最大馬体重勝利の記録を作った巨漢馬ドンフランキーと福永祐一に最後の重賞勝利を贈った追込馬リメイクといった面々が活躍している。

世代戦重賞勝ち馬

GⅠ/JpnⅠ

レース名 馬名 父馬名
阪神ジュベナイルフィリーズ GI サークルオブライフ エピファネイア
全日本2歳優駿 JpnI ドライスタウト シニスターミニスター
朝日杯フューチュリティステークス GI ドウデュース ハーツクライ
ホープフルステークス GI キラーアビリティ ディープインパクト
桜花賞 GI スターズオンアース ドゥラメンテ
皐月賞 GI ジオグリフ ドレフォン
NHKマイルカップ GI ダノンスコーピオン ロードカナロア
優駿牝馬(オークス) GI スターズオンアース ドゥラメンテ
東京優駿(日本ダービー) GI ドウデュース ハーツクライ
ジャパンダートダービー JpnI ノットゥルノ ハーツクライ
秋華賞 GI スタニングローズ キングカメハメハ
菊花賞 GI アスクビクターモア ディープインパクト

 

その他の世代重賞

重賞を最初に取った馬から順番に並べ、その後とった重賞は連結して記載する。今後開催予定の競走は時系列順に並べ、勝ち馬が既存の馬と等しい場合は移動して結合する。

レース名 馬名 父馬名
函館2歳ステークス GⅢ ナムラリコリス ジョーカプチーノ
新潟2歳ステークス GⅢ セリフォス ダイワメジャー
デイリー杯2歳ステークス GⅡ
札幌2歳ステークス GⅢ ジオグリフ ドレフォン
小倉2歳ステークス GⅢ ナムラクレア ミッキーアイル
サウジアラビアロイヤルカップ GⅢ コマンドライン ディープインパクト
エーデルワイス賞 JpnⅢ スピーディキック タイセイレジェンド
アルテミスステークス GⅢ サークルオブライフ エピファネイア
JBC2歳優駿 JpnⅢ アイスジャイアント ダンカーク
京王杯2歳ステークス GⅡ キングエルメス ロードカナロア
ファンタジーステークス GⅢ ウォーターナビレラ シルバーステート
東京スポーツ杯2歳ステークス GⅡ イクイノックス キタサンブラック
兵庫ジュニアグランプリ JpnⅡ セキフウ ヘニーヒューズ
京都2歳ステークス GⅢ ジャスティンロック リオンディーズ
シンザン記念 GⅢ マテンロウオリオン ダイワメジャー
フェアリーステークス GⅢ ライラック オルフェーヴル
京成杯 GⅢ オニャンコポン エイシンフラッシュ
きさらぎ賞 GⅢ マテンロウレオ ハーツクライ
クイーンカップ GⅢ プレサージュリフト ハービンジャー
共同通信杯 GⅢ ダノンベルーガ ハーツクライ
チューリップ賞 GⅡ ナミュール ハービンジャー
弥生賞 GⅡ アスクビクターモア ディープインパクト
フィリーズレビュー GⅡ サブライムアンセム ロードカナロア
ファルコンステークス GⅢ プルパレイ イスラボニータ
スプリングステークス GⅡ ビーアストニッシド アメリカンペイトリオット
フラワーカップ GⅢ スタニングローズ キングカメハメハ
紫苑ステークス GⅢ
毎日杯 GⅢ ピースオブエイト スクリーンヒーロー
ニュージーランドトロフィー GⅡ ジャングロ モアザンレディ
アーリントンカップ GⅢ ダノンスコーピオン ロードカナロア
フローラステークス GⅡ エリカヴィータ キングカメハメハ
青葉賞 GⅡ プラダリア ディープインパクト
兵庫チャンピオンシップ JpnⅡ ブリッツファング ホッコータルマエ
京都新聞杯 GⅡ アスクワイルドモア キズナ
葵ステークス GⅢ ウインマーベル アイルハヴアナザー
関東オークス JpnⅡ グランブリッジ シニスターミニスター
ユニコーンステークス GⅢ ペイシャエス エスポワールシチー
ラジオNIKKEI賞 GⅢ フェーングロッテン ブラックタイド
レパードステークス GⅢ カフジオクタゴン モーリス
ローズステークス GⅡ アートハウス スクリーンヒーロー
セントライト記念 GⅡ ガイアフォース キタサンブラック
神戸新聞杯 GⅡ ジャスティンパレス ディープインパクト

日本馬の海外世代重賞勝利

レース名 馬名 父馬名
UAEダービー アラブ首長国連邦 G2 クラウンプライド リーチザクラウン

(注: 日本やアメリカなど、グレード制を導入している国はローマ数字で、ヨーロッパなど、グループ制を導入している国ではアラビア数字で表記すること)

古馬中央平地GI制覇

競走名 2022年(3歳) 2023年(4歳) 2024年(5歳) 2025年(6歳) 2026年(7歳)
フェブラリーステークス
高松宮記念 マッドクール サトノレーヴ
大阪杯
天皇賞(春) ジャスティンパレス
ヴィクトリアマイル
安田記念
宝塚記念 イクイノックス ブローザホーン
スプリンターズステークス ママコチャ
天皇賞(秋) イクイノックス イクイノックス ドウデュース
エリザベス女王杯 スタニングローズ
マイルチャンピオンシップ セリフォス ナミュール
ジャパンカップ イクイノックス ドウデュース
チャンピオンズカップ
有馬記念 イクイノックス ドウデュース

中央障害J-GI制覇

競走名 2022年(3歳) 2023年(4歳) 2024年(5歳) 2025年(6歳) 2026年(7歳)
中山グランドジャンプ エコロデュエル
中山大障害

古馬地方GI・JpnI制覇

競走名 2022年(3歳) 2023年(4歳) 2024年(5歳) 2025年(6歳) 2026年(7歳)
川崎記念
かしわ記念
さきたま杯 2024年よりJpnI昇格
帝王賞 キングズソード
マイルチャンピオンシップ南部杯 ウィルソンテソーロ
JBCレディスクラシック ヴァレーデラルナ
JBCスプリント
JBCクラシック キングズソード ウィルソンテソーロ
東京大賞典

日本馬の海外GI制覇

競走名 国名 年度 優勝馬
ドバイシーマクラシック アラブ首長国連邦(UAE) 2023年(4歳) イクイノックス

JRA表彰

表彰名 2021年(2歳) 2023年(3歳)
最優秀2歳牡馬 ドウデュース
最優秀2歳牝馬 サークルオブライフ
最優秀3歳牡馬 イクイノックス
最優秀3歳牝馬 スターズオンアース
表彰名

2021年(2歳)

2022年(3歳) 2023年(4歳) 2024年(5歳) 2025年(6歳) 2026年(7歳)
年度表彰馬 イクイノックス イクイノックス ドウデュース
最優秀4歳以上牡馬 イクイノックス ドウデュース
最優秀4歳以上牝馬 スタニングローズ
最優秀短距離馬 セリフォス
最優秀マイラー
最優秀スプリンター ママコチャ
最優秀ダートホース
最優秀障害馬

※2023年より最優秀短距離馬が最優秀マイラーと最優秀スプリンターに区分化

大百科に記事のある2022年クラシック世代の競走馬

は牡馬、ピンクは牝馬。は騸馬。

国内

  • アーテルアストレア
  • アスクビクターモア
  • イクイノックス
  • ヴァレーデラルナ
  • ウィルソンテソーロ
  • ウインマーベル
  • ウォーターナビレラ
  • エコロデュエル
  • オニャンコポン(競走馬)
  • ガイアフォース
  • カフジオクタゴン
  • キラーアビリティ
  • キングズソード
  • クールフォルテ
  • クラウンプライド
  • グランブリッジ
  • ケウ
  • サークルオブライフ
  • サウンドビバーチェ
  • サトノレーヴ
  • ジオグリフ
  • ジャスティンパレス
  • ジャングロ
  • スターズオンアース
  • スタニングローズ
  • スピーディキック
  • セキフウ
  • セリフォス
  • ダノンスコーピオン
  • ダノンベルーガ
  • テイエムケントオー
  • テイエムスパーダ
  • トウシンマカオ
  • ドウデュース
  • トーセンヴァンノ
  • ドーブネ
  • ドンフランキー
  • ドライスタウト
  • ナミュール
  • ナムラクレア
  • ノットゥルノ
  • ハピ(競走馬)
  • ファーガス(競走馬)
  • ブタノカックーニ
  • ブラックブロッサム
  • プリーミー
  • ブローザホーン
  • ペイシャエス
  • ベリーベリーベリー
  • ボルドグフーシュ
  • マッドクール
  • ママコチャ
  • マルカンハルカゼ
  • ミクソロジー(競走馬)
  • メンアットワーク(競走馬)
  • ライラック(競走馬)
  • ラブリイユアアイズ
  • リメイク(競走馬)
  • レッドモンレーヴ

海外調教馬

  • インスパイラル()
  • ヴァデニ()
  • ウエストオーバー()
  • コロエバス()
  • オネスト(競走馬)()
  • ジュンコ()
  • テイバ()
  • デザートクラウン()
  • テュネス()
  • ナシュワ()
  • ネイティヴトレイル()
  • パーフェクトパワー()
  • マジカルラグーン()
  • モダンゲームズ()
  • リッチストライク()
  • ルクセンブルク(競走馬)()

関連リンク

関連項目

  • 競馬
  • 競走馬の一覧
前世代 当記事 後世代
2021年クラシック世代 2022年クラシック世代 2023年クラシック世代

脚注

  1. *イクイノックスのレーティング135ポンドは、1999年のエルコンドルパサー(134ポンド)を更新して日本馬歴代最高を更新。また、日本馬のワールドベストレースホースランキング1位は2014年のジャスタウェイ以来2頭目。
  2. *メジロマックイーン(1990~93)、メジロドーベル(1996~99)、アグネスデジタル(2000~03)、ウオッカ(2006~09)、ブエナビスタ(2008~11)、ゴールドシップ(2012~15)に続き、グレード制導入後平地競走で7頭目。オジュウチョウサンのJ-GI7年連続勝利(2016~22)を加えた場合は、8頭目となる。
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