サークルオブライフ
サークルオブライフ(英:Circle of Life)とは、2019年生まれの日本の競走馬である。鹿毛の牝馬。
主な勝ち鞍
2021年:阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)、アルテミスステークス(GⅢ)
※この馬名は2代目で、初代は2010年生まれの栗毛の牡馬(ジャングルポケット産駒)。中央では7戦未勝利で抹消、地方に転厩し園田、名古屋、高知で合わせて通算61戦3勝。
父エピファネイア、母シーブリーズライフ、母父アドマイヤジャパンという血統。父はGⅠ2勝で種牡馬としてもデアリングタクト、エフフォーリアを輩出し絶好調。母はOP特別を勝った実績持ち。母の従姉妹にスティールパス・トレンドハンターの重賞馬姉妹がいるほか、四代母のGreat Lady M.まで遡るとLady's Secretやビリーヴはじめとした活躍馬を近親に見ることが出来る。母父はサンデーサイレンスとビワハイジを両親に持つ良血で、京成杯勝ちのほか菊花賞2着、皐月賞3着。種牡馬としては重賞馬を輩出していない。
2019年3月24日、新ひだか町の千代田牧場で誕生。千代田牧場は生産馬を馬主としても所有するオーナーブリーダーで、登録上の馬主は牧場代表の飯田正剛である。
所属は美浦の国枝栄厩舎。国枝厩舎のトレードマークである白いシャドーロールもしっかり装着している。主戦騎手はミルコ・デムーロ。
デビューは2歳8月の新潟競馬場。ミルコ・デムーロを鞍上に迎えたが、相手に後のGⅡ東スポ杯2歳Sを勝つイクイノックスがいたこともあり3着。
2戦目の未勝利戦(中山)にて上がり最速の末脚で初勝利を挙げる。
3戦目のGⅢアルテミスSは7番人気にとどまったものの、出走馬中ただ1頭33秒台を叩き出す末脚で僅差の差し切り勝ち。重賞初制覇を挙げる。
4戦目にはGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズを選択。同馬の他にも熊本産馬の新星ヒノクニ、勢いに乗る母父キングヘイロー馬でファンタジーSを勝ち、鞍上武豊に調教師武幸四郎の武兄弟でGⅠ獲りに挑むウォーターナビレラなどが出走。2戦2勝のナミュールがやや抜けた1番人気となったが2番人気以下で4頭が1桁オッズの混戦模様。本馬は3番人気に支持される。
10番枠からスタート、出たなりでやや後方から道中若干押し上げ中団を進む。コーナーでもすぐには仕掛けず、直線を向いてもまだ中団。ここで鞍上デムーロが大外に持ち出すと残り300mあまりで末脚が点火。みるみる先行馬との差を詰め、残り50mで先頭に立ちそのまま押し切って勝利。3連勝でGⅠ初制覇を遂げた。エピファネイア産駒は3世代でGⅠ6勝目。生産者である千代田牧場は2014年朝日杯FSのダノンプラチナ以来7年ぶり、所有する飯田正剛は2002年オークスのスマイルトゥモロー以来19年ぶりのGⅠ制覇となった。なお、オーナーブリーダーとしての千代田牧場のGⅠ制覇も2002年阪神JFのピースオブワールド(所有名義は前代表の飯田正)以来で同じく19年ぶりである。調教師の「牝馬の国枝」こと国枝栄にとっても2009年のアパパネ以来12年ぶりの阪神JF勝利となる。
2歳を4戦3勝で終え、阪神JFを勝ったこともありこの年のJRA賞最優秀2歳牝馬を受賞。
明けて3歳は牝馬クラシック1冠目の桜花賞を目指し、トライアルのGⅡチューリップ賞から始動。前走阪神JFで4着に破ったナミュールが1番人気で、サークルオブライフは単勝3.3倍の2番人気。
道中4番手の好位から進め、直線で逃げ粘るサウンドビバーチェを捕まえて先頭に立ったと思った瞬間、外からカッ飛んできたナミュールにあっという間に追い抜かれ、さらに最内を突いてきた単勝229.8倍の13番人気ピンハイにもかわされ3着。
本番のGⅠ桜花賞では外枠の8枠16番、今回もナミュール(こちらは大外18番)に次ぐ単勝5.1倍の2番人気。道中はナミュールと並ぶような位置で中団後方を進み、直線で伸びないナミュールを置き去りに大外から猛然と追い込んだものの、先行して完璧なレースをしたウォーターナビレラと、他馬のタックルを父譲りの闘志に変えて加速し最後にハナ差で差し切ったスターズオンアースに届かず3着。
続いてGⅠオークス。前走の追い込みが評価されたのと、桜花賞馬スターズオンアースが乗り替わり&大外枠で不安視されたのもあって、単勝3.2倍の1番人気に支持される。
ところが発走前に他馬に蹴られたサウンドビバーチェが放馬して発走が10分ほど遅れるアクシデント発生。これによる発走待ちの間に、中継で見ていてもはっきりわかるほど発汗が酷くなってしまう。さらにはスタートで出遅れて最後方からのレースとなってしまい、直線に入っても伸びあぐねたまま12着惨敗。デムーロは「ゲートの中でイライラして出遅れました。最初から全然脚が出なくて、最後も反応がなかった」、国枝師は「競馬の前にピークアウトしちゃった感じ」とのコメント。
エピファネイア 2010 鹿毛 |
*シンボリクリスエス 1999 黒鹿毛 |
Kris S. 1977 黒鹿毛 |
Roberto 1969 鹿毛 |
Sharp Queen 1965 鹿毛 |
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Tee Kay 1991 黒鹿毛 |
Gold Meridian 1982 黒鹿毛 |
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Tri Argo 1982 黒鹿毛 |
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シーザリオ 2002 青毛 |
スペシャルウィーク 1995 黒鹿毛 |
*サンデーサイレンス (Sunday Silence) 1986 青鹿毛 |
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キャンペンガール 1987 鹿毛 |
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*キロフプリミエール (Kirov Premiere) 1990 鹿毛 |
Sadler's Wells 1981 鹿毛 |
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Querida 1975 黒鹿毛 |
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シーブリーズライフ 2010 栗毛 FNo.22-d |
アドマイヤジャパン 2002 栗毛 |
*サンデーサイレンス (Sunday Silence) 1986 青鹿毛 |
Halo 1969 黒鹿毛 |
Wishing Well 1975 鹿毛 |
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ビワハイジ 1993 青鹿毛 |
Caerleon 1980 鹿毛 |
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*アグサン 1985 青毛 |
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プレシャスライフ 2004 芦毛 |
*タイキシャトル 1994 栗毛 |
Devil's Bag 1981 鹿毛 |
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*ウェルシュマフィン 1987 鹿毛 |
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*スターマイライフ 1994 芦毛 |
Storm Cat 1983 黒鹿毛 |
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Great Lady M. 1975 芦毛 |
クロス: *サンデーサイレンス 3×4(18.75%)、Halo 4×5×5(12.50%)、Caerleon 4×5(9.38%)、Hail to Reason 5×5(6.25%)
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最終更新:2022/07/07(木) 11:00
最終更新:2022/07/07(木) 11:00
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