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眠る時間も惜しいくらいです。
リシテア=フォン=コーデリアとは、ゲーム『ファイアーエムブレム 風花雪月』の登場人物である。
概要
趣味:魔道や戦術の研究、密かに甘いものを食べること
好きなもの:甘いもの、可愛いもの、百合
嫌いなもの:子供扱いされること、体力を使うこと、お化け、苦いもの
年齢:15歳→20歳
身長:148cm→160cm
ガルグ=マク士官学校の金鹿の学級に所属する生徒。コーデリア伯爵家の長女で本年入学の生徒の中では最年少の15歳。ややつりあがった目と白色の長い髪がトレードマーク。
魔道に長け、早熟な天才肌だが、その才能に驕らず努力を怠らない。一方で可愛いもの・甘いものが好きで、お化けが苦手という年相応の面も併せ持つ。また二人称が度々「あんた」となる所も精神的な幼さを感じさせる。
学校の生活では魔道の研究や戦の訓練に積極的に励んでいる模様だが、どこか成長を焦っている部分もみられる。
(以下ネタバレ注意)
後述のユニット性能に書かれている通り、紋章を2つ宿しており、通常では紋章は生まれつき1つまでしか宿さないとされている。これは元々はカロンの紋章を宿して生まれたが、その後グロスタールの紋章を人の手によって植え付けられたためである。
彼女の家元のコーデリア家はかつてアドラステア帝国で起こった内乱に巻き込まれ、内乱を起こした側との繋がりから責任を負わされた。その後コーデリア家は監視という名目で帝国の人間によって牛耳られて力を失ってしまう。リシテア曰く怪しげな魔道士たちが家中の若者を使って紋章を人に宿す実験を行い、実験体となった家の者が次々と命を落とす中唯一生き残ったのが彼女であったという。
こうして2つの紋章を宿すことになった彼女だが、その代償として元々の髪の色を失い現在の真っ白な髪に変わった上に魔道士たちからは「長くは生きられない」と宣告されてしまう。
上記の経緯により両親には大きな苦悩と苦労に苛まれてきた為、寿命の短さから時間がない事と両親に穏やかな余生を過ごして欲しいとの願いから、はやく大人になり二人の役に立つことを望んでいる。
ユニット性能
固有スキル:天才(戦闘で入手する技能EXPが2倍になる)
紋章:カロンの小紋章(戦技使用時、まれに威力上昇)、グロスタールの大紋章(魔法攻撃時、まれに威力上昇)
得意な技能は理学・信仰・指揮で、不得意なのは剣術・槍術・斧術・重装と実に分かりやすい魔法専門型ユニットである。なお剣術は指導を重ねることで才能を開花できる。
成長率は魔力・技・速さに特化しており、魔法火力の高さにおいては本作の中でも屈指のユニットである。
その火力から、魔ゴリラ、マジックゴリラなどと称されることも。
半面、HP、力、幸運、守備、魅力の成長率が非常に低く、魔防も辛うじて全ユニットの真ん中といった具合。合計成長率はツィリルの良成長を加味した場合、ぶっちぎりの最下位であった。
DLCにてコンスタンツェが登場し、彼女の成長率がまさかのリシテアを下回る値であったため、ドベからは脱出した。
しかし、前述の通り、魔法火力に関しては随一とさえ言える為、安全圏さえ確保できれば非常に有用。
グロスタールの大紋章を持ち、時折魔法火力が伸びるのも追い風。
習得する魔法も騎馬特効・魔物特効・敵の魔防無視の攻撃魔法に加え、ユニットを移動させるワープと様々なものが揃っており、利便性は抜群。
特殊な効果がない魔法も、高威力なものが揃う。理魔法、信仰魔法共に最高威力の物を使用可能。
速さも十分に伸びるため、森などに陣取ってリザイア地雷もできる。火力が高い為一度の回復力も大きい。
また、剣術の才能を開花させることで魔法攻撃の戦技「魔法剣」を習得できる。
威力の計算が「武器威力+魔力+(魔防1/4)+2-(相手の魔防)」となるため、追撃が出来ない場面での最大火力の選択肢になる可能性がある。大体の場合はルナでいい
固有スキルは「天才」。技能経験値獲得量が2倍になるため、非常に技能を伸ばしやすい。
今作では技能がクラスチェンジの条件に直結する。そしてクラスは、成長率とも直結している。
ステータスを伸ばすにはクラスチェンジが必須で、素早くクラスチェンジするためには技能レベルの上昇が必須である中、リシテアはその固有スキルで容易にクラスチェンジを素早く行える。
弱点は上記の成長率からわかる通り、最低クラスの耐久力の低さ。
今作は兵種スキルや戦技で弓の射程が3-4まで伸びる上、12もの射程をもつ弓砲台もある。
その為、これまでの作品以上に耐久の低いユニットを前に出しづらい場面が多い。
他の魔法ユニットは射程3の魔法を持っているキャラもいるのだが、リシテアが習得する魔法は全て射程2どまりなのもあって、攻撃をしかけづらい。
また、純魔法の兵種は移動力が少なめなので、不意に彼女の近くに増援が出現すると逃げようにも振り切れないことがしばしば。
上級職のウォーロックまたはビショップの試験に合格すると基本値ボーナスとして守備が12まで上昇するので、まずはこれらを受けるために理学または信仰の技能を優先的に伸ばすとよいだろう。
また、武器系統のクラスチェンジを行うことで、力を大幅に伸ばすこともできる。力は攻速に関わるため、追撃したり、相手からの追撃をなくす手助けにもなる。力が伸びないようなら検討しよう。
信仰を伸ばしやすい関係上、回復役を兼ねられそうに思えるが、実際はライブ以外の回復が全くできない。あくまで信仰は魔法攻撃用、クラスチェンジ用、もしくはワープ用として割り切るべきである。
なおグロスタール家の遺産である「テュルソスの杖(魔法射程+2)」を持たせれば射程の短さはほぼ改善される。最終的には理学Sの闇魔法射程+1により、魔法の射程が1-5と、弓さえ超える射程お化けになる。
しかし、同じ金鹿の学級に所属するローレンツが仲間にいる時のみ出現する外伝のクリア報酬となっている。
そのため他の学級からリシテアをスカウトした場合はローレンツもスカウトしないとテュルソスの杖は手に入らない。手に入れ損ねた場合は「カドゥケウスの杖(魔法射程+1)」を代用したい。
彼女は珍しくも2つの紋章を持つため、性能を完全に引き出せる神器が3つある。
英雄の遺産である「テュルソスの杖」、カトリーヌが持つ剣の「雷霆」、そして神聖武器である斧の「ウコンバサラの斧」。これらすべての性能を引き出せる。
とはいえ、基本的にテュルソスの杖さえあればリシテアの性能は引き出せるため、他二つは持つ必要がない。力の伸びが悪すぎる上に上限が30止まりなので、まず活かせない。
雷霆に関してはカトリーヌにそのまま持たせればいいが、ウコンバサラの斧は、他の紋章持ちが槍、理魔法、馬術を優先しなければならないローレンツなのもあり、使い手がなく倉庫にしまわれたままになったりする。
最上級職は、試験の受けやすさを考えるとグレモリィが最速かつ最適。理魔法は自然と上がり、あとは得意な信仰を伸ばすだけで簡単に条件が満たせる為、意識して信仰魔法を使えばLv30になった時から大体の場合で運用が可能。
成長率やクラス補正によって攻撃性能に磨きがかかり、元々高い魔力、技、速さといった攻撃性能がより高くなる。
移動力が5と低いが、テュルソスの杖さえ持てば攻撃は結構届く。ただし、騎兵や飛行のユニットを多く用いている場合、後半になるにつれ前線から離れがちになる点は注意。ワープも前線から遠のく原因になる。
また、全魔法の使用回数が2倍になる。特にリザイアなどは使い方次第ですぐ尽きてしまうので、この効果がありがたい場面は意外とある。
特にワープが2回使用できるのは非常に大きく、戦略にも大きく影響するだろう。
ダークナイト、ホーリーナイトといった魔法が使える騎兵も一考の余地がある。
耐久力の低さ故にとにかく配置位置が死活問題なので、騎兵の移動力の高さは大変心強い。
また、グレモリィより移動力が増えるため、前線から置いてけぼりを喰らわないメリットもある。
その上、「敵を攻撃する→再移動で安全なところまで退避」というヒット&アウェイ戦法ができるので、試験を受けるまでが大変だが(理学または信仰の他に槍術と馬術が必要)手間をかけてでも目指す価値はあると言えるだろう。
最大射程1-5と機動力が合わさる為、仲間との干渉もしにくい。
苦手な地形や怖い騎馬特効も、今作では馬から降りることができるため、あまり苦にならない。勿論後から乗り直せる為、機動力は確保したままにできる。
どちらを選ぶかは、白魔法と闇魔法のどちらをメインにするかで決めよう。
また、剣術が才能開花で得意になれる為、エピタフが試験を受けやすい。
剣術がA必要だが、理魔法はB+とまず達している(上級職のウォーロックがA)為、剣術がそこまで高くなくても確率合格が見えてくる。
あくまで魔法系ではなく武器系のクラスなのか、力の基礎値が高く、クラスチェンジで17まで伸びるのも利点。
エピタフの成長補正ではHP、力、幸運、魅力と、リシテアが不足しがちな部分に成長補正がかかる。
魔力と守備はグレモリィと同等に成長する。
なお技、速さ、魔防の成長率がグレモリィに劣る点は注意。特に技と速さはグレモリィより10%も成長率が落ちる。
最終クラス候補にはならないが、成長用のクラスとしては選択肢に入るだろう。
また、移動力が6ある為、場合によっては前線から置いてけぼりになりかねないグレモリィより優先する人もいるだろう。
サンダーソードを持ち、剣術スキルや踊り子の剣回避+20などを積めば前線で戦える……かもしれない。
DLCにて、新クラスが特級として4つ追加された。
どのクラスでも魔法が使えるが、その中でもヴァルキュリアとダークペガサスは追い風となった。
ヴァルキュリアはダークナイト、ホーリーナイトに近い騎馬魔法職。
馬術を伸ばす必要があるものの、槍を伸ばさなくていいので合格しやすい。
成長率補正は騎馬なのもあって雀の涙。成長目当てでこのクラスにするのはあまりお勧めできない。
しかし、十分に成長し、戦力として期待するのならば非常に強力。
魔法職で移動力6を確保するうえ再移動もち、そして何より、闇魔法射程+1が魅力的。
リシテアであればテュルソスの杖と合わせることで、なんと最大射程が1-6となる。
これだけの範囲と再移動を合わせることで安全圏からボコって離脱がとてもしやすい。
ダークペガサスも、飛行と魔法を両立するために非常に強力。
ヴァルキュリアとは違い、成長率補正がそこそこ高いのも魅力的。
飛行+遠距離の組み合わせは、クロードを見ればわかる通り、とても便利。
移動力が7と魔法職では最高であり、地形無視もあって進軍にもついていける。
地形を無視して遠距離から一方的に叩き、また戻って地形に隠れる動きはリシテアにマッチする。
耐久力がなく、黒魔法を使えないリシテアだと再移動以外はほぼ腐ってしまうが、そのデメリットを無視してでもつける価値のある職業である。
ただし、飛行職の為、騎士団が限られるというデメリットがある。そして、魔法に補正を持つ飛行系の騎士団は、ヌーヴェル天馬隊ただ一つ。
ダークペガサスを2組以上使う場合は騎士団の取り合いになるのは必然。ご利用は計画的に。
上記の通り、魔法を使える兵種でさえあれば、どのクラスを選んでもリシテアは使いこなせると考えていいだろう。
関連静画
関連項目
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